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入学式&卒業式式辞

平成27年度秋季卒業式・修了式 式辞

 本日ここに、平成27年度秋季横浜国立大学学位記・修了証書授与式を挙行できますことは、本学にとって大きな喜びであり、本学の教職員を代表して、皆さんのご卒業・修了を心よりお祝いします。皆さんの勉学と研究への取り組みが、学位記の授与につながったものであり、入学以降のご努力に敬意を表します。

 横浜国立大学を学術の場として選ばれた皆さんは、活力ある学生生活を過ごされ、先生方の温かい薫陶を受けるとともに、ご家族や学友達の協力と励まし、忘れがたい青春のよき日の思い出を胸に抱いて、巣立って行かれることと思います。

 さて、皆さんが本日手にされる学士の学位記は、横浜国立大学においてそれぞれの専門分野の基礎を習得したことを証明するものであります。また、修士・博士の学位記は、学びを研究成果に独自に展開させたことを証明するものであります。

 皆さんは、学生生活を終え、人生の新たなスタートラインに立っています。これからは二十一世紀のグローバル社会の推進役としての活躍が期待されています。皆さんが大学で得た学術的知見は、実社会でそのまま通用することはめったにありません。水泳にたとえれば、プールという練習場で修得した泳ぎ方に過ぎず、実社会という大海原で泳ぐときには、風や波や海流もあり、時には嵐の中で泳ぐことを余儀なくされます。そこで通用するためには、正解のない課題に対しても正面から取り組む勇気と課題解決に向けた探求心が必要とされます。卒業後もこの課題発見と探求心を大事にし、現代社会の様々の問題にトライして下さい。

 詩人サミュエル・ウルマンの「青春Youth」の詩の一節にこのような文があります。
「あなたの心にも私にも、中心に無線局がある。それが人や創造主から美と希望、歓喜、それに勇気や力のメッセージを受信している限り、あなたは青春であり続ける」(鈴木克義訳)
“In the center of your heart and my heart there is a wireless station; so long as it receives messages of beauty, hope, cheer, courage and power from men and from the Infinite, so long are you young.”

 21世紀社会は、地球温暖化、少子高齢化、地域紛争と難民など多くの課題を抱えています。それらに対し、心の中に鋭いアンテナを張り巡らせ、自らの専門的知識を活かして積極的に取り組んで下さい。それは、本学の四つの精神のなかにある「実践性」「先進性」にも通じる精神でもあります。横浜国立大学を母校とする卒業生としてプライドもって活躍されることを期待します。

 留学生の皆さん、遠く祖国を離れ、横浜国立大学での学びを貫徹されました。これまでの皆さんの努力に深く敬意を表します。これからは本学で身につけた知識や技術を母国と日本の発展のため大いに役立て、そして母国と日本の架け橋として活躍してください。

  結びになりますが、横浜国立大学は、四学部と五大学院が常盤台のひとつのキャンパスにまとまっています。皆さんが、勉学や仕事上でのアドバイスを必要としているときには、学部・大学院の壁を越え、引き続きお役に立てるように協力いたします。そのために、昨年よりYNU校友会が発足し、各同窓会と連携して様々の取り組みを開始しています。毎年開かれるホームカミングデーや海外での同窓会開催の折は勿論のこと、何事が無くても、横浜国立大学やお世話になった先生を訪ねることがあれば、成長された皆さんを歓迎します。

 重ねて本日の学位記・修了証書の授与式を祝し、新しい旅立ちをされる皆さんが、心身ともに健やかで実り多き人生を歩まれることを心から祈念しまして、式辞の結びとします。

平成27年9月25日
国立大学法人 横浜国立大学長

長谷部勇一

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