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  6. 第9回 「エディンバラ大学に留学中の国大生」 名和さん(経営学部)

名和さん 経営学部

記事構成:学生広報サポーター 小野寺

今回は自身も学生広報サポーターである名和宏晃さんにお話しを伺いました。
名和さんは、2015年9月から本学との交換留学提携校である、イギリスのエディンバラ大学に留学中です。
留学を決めたきっかけやイギリスでの生活や様子を写真とともに紹介します。

留学を決めたきっかけと留学先の選定理由


エディンバラ大学

初めて海外に行ったのは、オーストラリアでのホームステイを経験した高校2年の夏でしたが、考え方や進路について多くの衝撃を受け、その頃からぼんやりと大学時代に1年間の留学をしたいと考えていました。
留学先をエディンバラ大学に決めた理由は、単純に言ってしまえば、横国と交換留学提携を結んでいる大学の中で最も大学ランキングが高かったから、ということになります。いわゆる世界のトップエリートと呼ばれる人達は自分とどう違うのか、あるいは意外と似たようなものなのかということを大学時代のうちに実際に体感しておきたかったことに加えて、トップレベルの大学に行けば必然的にアクセスできる論文や書籍などのリソースが増えるだろうと思ったからです。実際、私の研究分野に関連しているいくつかの英語のジャーナルについて、それらを購読している教育機関が日本にはなく、自費で買うにも現実的でなかったことも理由の一つです。また、建築家の隈研吾さんが好きな街としてエディンバラを挙げているように、その美しい街並みの中で一年過ごしたかったというのも大きな理由のひとつです。


エディンバラの夜景

エディンバラ城

留学までの英語の勉強法

大学受験の時は英語が一番の苦手科目だったのでとても苦労しました。留学するにはTOEFLかIELTS(英国はIELTSのみ有効)での所定スコアの取得が必須なので、目標スコアを定めて、それに向けた長期的・短期的目標をしっかり立てて進めていくことを意識しました。
勉強を始めた最初の数ヶ月はひたすら語彙力を上げることに集中しており、その時の勉強は非常に退屈で辛いものでしたが、筋トレと同じように、そうした基礎体力が後々の勉強で大いに役立ったと思います。

留学先のエディンバラ大学について


アダム・スミスの像

エディンバラ大学は400年以上の歴史を持つ大学であり、大学の建物や周辺の街並みからその歴史が伺えます。大学には25000人ほどの学生が在籍しており、その35%ほどが留学生と言われています。そのため留学生であるからといって物珍しい目で見られることはないですし、むしろスコットランド出身の学生に会うことのほうが珍しい印象です。また、男女比は4:6となっており、特に文系学部であるCollege of Humanities and Social Scienceではかなり女性の割合が高く、私が今まで受けた授業ではすべて男性が4人に1人ほどの割合でした。
エディンバラ大学の研究で有名なものといえば、クローン羊「ドリー」が挙げられます。大学関係者として有名なのは、アダム・スミス、チャールズ・ダーウィン、デイヴィッド・ヒュームなどが挙げられ、ハリー・ポッターの著者であるJ・K・ローリングも卒業生の一人で、大学すぐ近くに彼女が『ハリー・ポッターと賢者の石』を書き上げたThe Elephant Houseというカフェがあります。

留学先での専攻と日常生活


学校周辺の古本屋

横国での専攻は国際経営ですが、エディンバラ大学では美術史や建築史、政治学などの授業を履修しました。授業以外では主に自習で研究テーマ(Museum Management and Curatorship)に取り組んでいます。留学前に期待していた通り、アクセス出来る論文や書籍といったリソースが格段に増えたので、それらを毎日数時間読み込むなどしています。
基本的に図書館と自宅の往復の生活ですが、気分転換に学校周辺の古本屋によく立ち寄ります。時折立ち寄る、Main Libraryの裏にあるMeadowsという公園は散歩をするのが気持ち良く、College of Artキャンパスはまるで美術館のように彫刻が多く置かれています。市中心部に行けばPrinces Streetというショッピングを楽しめる繁華街やスコティッシュ国立美術館などがあり、週末によく訪れています。また、ハロウィンやクリスマスになると街や学校で様々な催しが開かれるので、そうしたイベントに参加するのも楽しみのひとつです。


スコティッシュ国立美術館

ラグビー観戦の様子

留学を経験してみて

「努力に勝る天才なし」と言いますが、語学力などのディスアドバンテージは多くの場合、努力でカバー出来ると思えるようになり、同時にそれが自信になりました。
Semester1に履修していた” Building for Culture: the Architecture of the Museum”という授業は建築史・美術史専攻の3年生向けの授業で、国際経営専攻の私には全くの専門外でしたが、勉強時間だけは負けないという気持ちで授業に臨みました。勉強の効率や元々の基礎知識では他の学生よりも圧倒的に劣っていたと思いますが、Reading課題を欠かさずに読んだり授業のレコーディングを聞き直したりと予習復習を地道に行った結果、エッセイとプレゼンでは平均以上の点数を貰うことが出来ました。
デイヴィッド・ヒュームの言葉に「習慣は人間生活の最大の道案内である」というものがあります。人間には往々にして、達成出来るか出来ないかの基準を自身の経験から無意識に定めてしまうという一種の悪弊が存在し、それを断ち切るには「習慣」を養う他ないとヒュームは説いています。今までは物事を始める前から自分自身で限界を決めてしまうことがあったように思いますが、留学やそれに至る勉強を経てヒュームの説く「習慣」が養われ、そうした弱気な考え方をしなくなったように思います。       

これから留学を考えている横国生に向けてメッセージ

大学時代ほど自分の裁量で時間を自由に使える時はないですし、その中で留学を考えておられる方も多いと思います。しかし一方で時間が限られているのも事実です。
留学や語学というのはあくまで将来に向けた投資でありツールにすぎないもので、留学を終えた残りの学生時代に何を為したいのか、そして将来どのような人間になっていたいのか、ということを明確に意識しておくことが重要です。留学というのは大学生活において一年ないしは半年の期間を費やすものになるため、本当に留学に行くことが必要なのか、あるいは留学以外でもっと効率の良い方法はないのか、ということを一度は自問しておくと良いと思います。その上で留学に取り組めば、より実り多き留学生活を送ることが出来ると思いますし、自身の視野をより広げ成長を肌で感じることが出来るのではないかと思います。
留学に向けたTOEFLやIELTSの勉強においても、その先にどのような自分が待っているのかをイメージすれば、地道な努力の中にも楽しさを見出せるのではないでしょうか。頑張ってください。


在エディンバラ日本国総領事館開催のイベントにてボランティア参加者と記念撮影

(担当:総務部広報・渉外課)


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