第4回 中島 恵理花さん

ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)広報担当部長 東京都在住。
第4回は、特別企画として 教育学部哲学倫理学科卒業生で、ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)広報担当部長の中島恵理花さんに、学生広報サポーター新倉淳也(工学部4年)と山中里奈(工学部2年)の2人がインタヴューしました。

(9月18日(火)お昼休み時間に)

国内はもとより、世界中で活躍している本学卒業生の近況をお知らせします。

学生時代について

新倉 「学生時代には、どのような学生生活を送っていらっしゃいましたか?」

中島さん 「教育学部の哲学倫理学科という珍しい学科で、それまで全く面白くなかった勉強が大学に入って、『世界には色々な考え方や物の見方がある』という事が分かり、がぜん面白くなりました。国大は欧米の名門カレッジの様に、教授陣との距離が近く、先生が博識で暖かさと厳しさを持ち合わせた人格者ばかりだったので非常に良い教育を受けました。勉強だけではなく、サークルにバイトにと充実していました。二人が国大に進学しょうと思ったのはなぜですか?」

山中 「文系と理系で迷ったのですが、一つ専門分野が欲しかったので理系を選びました。特に工学の中でも物理分野に興味があり、国大には私が特に関心のある宇宙素粒子を研究している先生がいたからです。」

新倉 「宇宙工学というやりたい分野があったので国大に決めました。」

中島さん 「国大に宇宙工学の分野があるのですか?」

新倉 「工学部建設学科の海洋空間のシステムデザイン教室の中に航空宇宙工学の分野があり、人工衛星について研究しています。海洋空間システムデザイン教室は、空と海と宇宙が一緒の空間という考え方です。」

中島さん 「ロマンティックな考え方で興味深いですね。国大は他の大学とは違う独特な個性があって面白いと思います。」

山中 「国大で在学中に得たこと、学んだことが今どのように役立っていますか?」

中島さん 「在学中に得た友人は今でもとても大切。国大生は物事に関して考えて悩む人が多く、一見軽く見えるような人でも真面目でスマートな面をもっていますよね。学外では、「日米学生会議」や「東南アジア青年の船」に参加しており、他大学の学生と一緒に米国内や東南アジアを旅しました。その時の友人とは今でもとても仲が良く、仕事上で助けになってくれる事もあります。」


元駐日大使ライシャワー博士とハーバード大学にて

日米学生会議にて

山中 「大学生である間に、やっておくべきことは何かありますか?」

中島さん 「勉強も大切ですが、勉強以外のことを一生懸命楽しくやれるかでその後の人生が変わると思います。若い時の感性や表現力があるうちに色々経験すると良いですよ。それと、語学は少しずつでもやった方が良いです。私は英語が今でも得意ではありませんが、勉強して世界が広がりましたよ。」

あこがれのアメリカへ

新倉 「大学院生の時から日本初のオールスイート型ホテルの開設準備に携わった経歴をお持ちとの事ですが、どのような事をされていたのですか?」

中島さん 「当時最高のホテルマンをそろえていて、一流のサービスを考える組織だったので、クレームをお客様の満足に変える『クレームがチャンス』という考え方や、『人を幸せにする仕事は楽しい』ということを学びました。
アルバイトからそのまま入社してすぐに北米大学交流委員会からスカラシップをもらえることになったので退職し、北米交流委員会からずっと行きたかったアメリカへ派遣されました。」

新倉 「アメリカで広報について学ぶ事になったのですか?」

中島さん 「アメリカNY州のアイオナ大学で日本語講師として働いている時に、その大学にあったコミュニケーション学科に興味を持ち入学しました。アメリカ人は、言葉やジェスチャーによる伝達に世界で最も長けた国民だと思いますが、コミュニケーションや広報に関する学科が多くあります。日本人は表情から読むコミュニケーションが発達していますが、言いたいことを論理的に伝えるコミュニケーションがこれから広まると思います。」

新倉 「大学院で広報学を修了された後、日系銀行のニューヨーク支店に就職されどのような仕事をされたのですか?」

中島さん 「バブルの時代という事で、多数の日系銀行がニューヨークに支店を出していました。入社して総務・人事課で支店長のアシスタントや主計電算業務を担当していましたが、支店長から「ディーリングルームに入ってみない?」と誘われ、何も知らない状態からニューヨークという最先端のマーケットを体験することになりました。」

山中 「アメリカで働いていたときに大変だったことはありますか?」

中島さん 「仕事と勉強の両立をしていたことです。ディーリングの仕事を通じて金融が面白くなって、ニューヨーク大学大学院でファイナンスの勉強をし、同大学院で経営学修士(MBA)を取得しました。アメリカは企業が授業料補助制度といった教育を支援する体制があり残業も少なく、仕事と勉強を両立する環境があってとても良かったと思います。」

山中 「お話しを伺って、たくさんの経験をすることで、色々な考え方ができるようになると思いました。私も色々な事をやってみたいです!」

中島さん 「今の女の子達は一生懸命だし、物事をしっかり考えているし、その姿に希望が持てますね。 人間は生きてから死ぬまでになるべく多くの人と接して、悩んだり悲しんだり悔しいと思ったりする事が大切だと思います。人生は楽しいことばかりではないですよね。答えは簡単にでないけど、必ず出ます。日本を救うのは女性かもしれませんね。」

広報の魅力とは?

新倉 「社会人になられてから様々な会社で活躍され、企業広報分野ご経験の後、現在はウォルト・ディズニー・ジャパン(株)で広報担当部長をされているとのことですが、広報のやりがいや魅力を教えて下さい。」

中島さん 「日本で広報は、パブリック・リレーションシップではなく、広報=宣伝として使われる事が多いと思います。宣伝手法といったテクニカルな部分が強調されていますが、これからは本格的な広報が重要になります。ジャーナリスティックな視点、経営、マーケティングの知識、コミュニケーション等の色々な要素が入ってきて、想像力や表現力等の高度なスキルが必要になります。企業のトップと話をする為には日々の勉強が欠かせず厳しいけれど、魅力とやりがいがある仕事です。」

インタヴューを終えた感想

中島さん 「広報サポーターのお二人は、しっかりしていて目標を持っていて素敵だなあ、未来は明るいなと思いました。若くて何でも出来るね。いいなぁ、もう一度戻りたい。」

広報サポーターから

新倉 「中島さんは、非常に気さくな方で、そしてとてもエネルギッシュな方だという印象を受けました。またお話を聞いてとても勉強になりました。インタヴューさせていただきありがとうございました。」

山中 「今回、広報担当部長にお話を伺って、今まで知らなかった世界を知ることができました。お目にかかったときは、今の仕事にやりがいを感じている、という様子が一目で分かるくらい輝いていて、憧れを感じました。国大で学んだこと、学生のときにやってきたことが、社会に出たときに生かされることを知り、私も今の学生生活をより充実させたいと思いました。」

(担当:総務部 広報・渉外課)


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