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  3. 教育への取組み
  4. 学士課程教育の方針「YNU initiative」
  5. 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

横浜国立大学(YNU)の教育システムとカリキュラム基本構造

教育課程の編成方針

YNUの教育課程は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)の人材養成目標その他の教育理念・目標の実現とともに、卒業認定・学位授与の方針(Policy1ディプロマ・ポリシー)による4つの実践的「知」を身に付けさせるために必要な授業科目を開設して体系的に編成するものとする。
教育課程の編成に当たっては、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)に係る専門分野の知識を教授するとともに、幅広い知識・教養、実践的な思考力とコミュニケーション力を培い、高い倫理観と責任感を兼ね備えた創造性豊かな人間力を涵養するよう配慮するものとする。

教育課程の編成方法

YNUの教育課程は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)が開設する学部教育科目および全学教育科目とし、各授業科目を必修科目、選択科目および自由科目に分け、これを各年次に配当して編成するものとする。
学生が所属する学部、学科・課程を横断する体系的な教育課程プログラム(学士の学位を授与する学部横断教育課程プログラム)を置くことができる。また、学生が所属する学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)に係る分野以外の特定分野又は特定課題若しくは文理融合分野等に関する体系的な学修プログラム(副専攻プログラム)を置くことができる。
これらのほか、学生が卒業後自らの資質を向上させ、社会的・職業的自立を図るために必要な能力を、教育課程の内外を通じて培うことができるよう、組織間の有機的な連携により実施するものとする。この場合において、多くの留学生が集い協働し活躍するグローバルキャンパスの実現を目指すとともに、社会ニーズと地域社会を志向した教育活動の展開に配慮するものとする。

学部教育科目の編成

学部教育科目は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)単位で策定する教育課程編成・実施の方針(Policy2カリキュラム・ポリシー)に基づき、基幹科目、基盤科目、専門科目その他の適切な科目区分を定めて編成するものとする。
学部教育科目に3リテラシー(アカデミック、シビック、情報の各リテラシー)を取り扱う授業科目を置き、原則として入学時に教育するものとする。アカデミック・リテラシーは、大学での主体的な学びや探究する学びの基本的なスキル、大学でのキャリア形成を考える内容とする。シビック・リテラシーは、グローバル社会で「良き市民」として活躍する知見や関心を養う内容とする。情報・リテラシーは、インターネット利用における情報倫理と情報セキュリティ、プログラミングの概念を理解する内容とする。

全学教育科目の編成

全学教育科目は、学部に横断して開設する初年次教育科目から高度全学教育科目により体系的に編成するものとし、基礎科目、外国語科目、健康スポーツ科目、グローバル教育科目およびイノベーション教育科目から構成するものとする。
全学教育科目の教育課程の編成は、教養教育の目標実現に向けて全学部に横断して開講する授業科目であり、全学部に横断した授業開講により学問の多様性を幅広く修得させるとともに、異学年(異年齢)や日本人・外国人の人種を越えたダイバーシティーの視野を広げる高年次履修システム(高度全学教育を含む)を導入して編成するものとする。

教養教育の目標

YNUの教養教育は、実践性、先進性、開放性、国際性の4つの精神の下、次の4つの目標の実現を目指すものとする。

  • さまざまな学問を主体的に学び、幅広い教養を身に付け、専門分野に必要な基礎学力を修得する。
  • 現代社会が直面する諸課題を論理的・批判的・創造的に考える力を養う。
  • 国際感覚を養い、異文化への理解を深め、コミュニケーション力を高める。
  • 人としてあるべき姿を自覚した倫理観と社会を構成する者としての責任感を育む。

横浜国立大学(YNU)の教育課程プログラム運営と成績評価基準

教育課程の実施方針

YNUの教育課程は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)において国際通用性のある質保証された学士課程教育を実現するとともに、教育課程の編成方針に従い、次に掲げる取組を実施するものとする。

  • 多様な価値観を理解し、高い倫理観を養い、主体的・創造的な能力を身に付けるため、先進的な研究成果を取り入れた学士課程教育を実施
  • 学際的な能力を身につけ多様な視点を有する幅広い専門性を持った人材を育てるため、主専攻に加え、課題解決能力の育成に対応する学部横断教育課程プログラムおよび副専攻プログラムなどを充実
  • 実践的な課題を探求し、論理的かつ批判的に思考し、創造的に解決する能力を育むため、課題解決PBL(Project/Problem Based Learning)やグループワークなど対話型手法によるアクティブラーニング学修、産学連携や学外フィールドワークなど理論と実践を往還する学修を教育課程プログラムに配置
  • 自らの学びが世界を舞台に挑戦できるものになるよう、高いコミュニケーション力と国際性を育成する全学教育を展開
  • 学生の資質・能力に応じた自己実現を支援するため、職業観、人生観、社会人としての倫理観、責任感の醸成を図るキャリア教育を入学時から実施

教育課程の実施方法

YNUの授業は、講義、演習、実験、実習若しくは実技のいずれかにより又はこれらの併用により行うものとする。また、多様なメディア等を高度に利用して、授業を行う教室等以外の国内外の場所で履修させることができる。
授業科目の単位数は、1単位の授業科目を45時間の学修を必要とする内容をもって構成することを標準とし、次に掲げる授業の方法(教育効果、授業時間外に必要な学修等)により計算するものとする。

  • 講義・演習の授業 15時間の授業をもって1単位
  • 実験・実習・実技の授業 30時間の授業をもって1単位 芸術等の分野における個人指導による実技の授業 学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)が定める時間の授業をもって1単位
  • 1の授業科目が講義、演習、実験、実習又は実技のうち2以上の方法の併用により行う授業 当該授業の方法の組合せに応じ、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)が定める時間の授業をもって1単位
  • 卒業論文、卒業研究、卒業製作等の授業 当該授業に必要な学修等を考慮し、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)が定める単位

学部教育科目の実施

学部教育科目は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)単位で策定する教育課程編成・実施の方針(Policy2カリキュラム・ポリシー)に基づき、各々の授業科目と連携し関連し合い教育課程プログラム全体として組織的な学部教育を展開するものとする。
教育課程プログラムでは、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践させるよう順次性のある体系的な教育課程を明示するため、教育課程編成・実施の方針(Policy2カリキュラム・ポリシー)に基づく科目ナンバリングを組み込んだカリキュラムツリー(履修系統図又は科目系統図)を附属するものとする。
また、学修成果の目標に対する授業担当教員共通の成績評価基準と評価指標(授業別ルーブリック)を明示し、組織的な教学マネジメントシステム(PDCA/plan-do-check-actionサイクル)を機能させ、国際通用性のある質保証された教育課程プログラムの改善・進化につなげるものとする。

全学教育科目の実施

全学教育科目は、教養教育の目標に向けて、全学が一体となり次に掲げる取組を実現するとともに、高大接続・全学教育推進センターが大学全体として推進する中心的な役割を果たし、初年次教育から高度全学教育の企画、調整、実施および改善を図るものとする。

  • 学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)において、初年次教育から高度全学教育までの4年間一貫した全学教育を実現
  • 主体的に学び、幅広い教養を身に付けるため、大学全体で責任を持ち、科目選択の自由度を高め、多彩で豊かな科目を設置
  • グローバル新時代に求められる多様な視点を有する広い専門性を涵養するために、学部・大学院一体型の科目ナンバリングを導入し、順次性のある体系的な全学教育科目を提供
  • 現代社会が直面する諸課題の理解を深め、その解決に向けた取り組み方を構想する力を養うために、産学連携やアクティブラーニングなどの手法により時代状況に即した授業科目を開設
  • 高いコミュニケーション力と国際性を養うために、少人数制クラス編成を推進するとともに、習熟度別(TOEFLスコア別)指定クラス編成の実施により効果的な外国語教育を実現
  • グローバル新時代を生き抜く創造性豊かな人間力を涵養するため、異学年(異年齢)や日本人・外国人の人種を越えたダイバーシティーの視野を広げる高年次履修システムを導入し高度全学教育科目を編成

2学期6ターム併用制の授業科目設定

YNUの授業期間は、2学期6ターム併用制を採用し、春学期と秋学期の2学期に分け、各学期16週(セメスター科目)又は8週(ターム科目)にわたる授業期間を併用して授業を実施するものとする。
セメスター科目は、1年間を春学期と秋学期の2つの学期に分け、休業期間を除く16週の期間で完結する授業科目の設定とする。 ターム科目は、1年間を6つのタームに分け、春学期(前半期=第1ターム、後半期=第2ターム)、秋学期(前半期=第4ターム、後半期=第5ターム)で開講し、8週の期間で完結する授業科目の設定とする。授業設計において、講義・演習は週1回の授業で1単位、実験・実習・実技は週2回の授業で1単位の設定とする。
夏季休業期間(第3ターム)、春季休業期間(第6ターム)は、ターム科目の集中講義を開講することができる。これら休業期間前後のターム期間に必修科目を開講しないギャップタームの積極的導入は、海外留学やサマースクール、インターンシップ、ボランティア等の多様な社会体験と海外体験の機会を拡充し、学生の主体的な学びを促すとともに、異文化の理解や豊かな人間性を養い、他者との協働を通じて社会性や多様性を身に付ける機会を提供するよう配慮するものとする。

2学期6ターム併用制

科目ナンバリング

YNUの教育課程は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)において、入学から卒業認定までの4年間一貫した教育課程プログラムを実施するため、科目ナンバリングを活用して授業の難易度(レベル)や履修順序等に応じた特定の記号と番号(ナンバー)を付与し、学生に履修が望ましい配当年次や履修の流れを分かりやすく示すものとする。
学修指導では、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践させるよう順次性のある体系的なカリキュラムの基本構造をあらかじめ学生に対し明示するため、科目ナンバリングを組み込んだカリキュラムツリー(履修系統図又は科目系統図)を作成することとする。

成績評価基準

YNU授業の成績評価は、「授業設計と成績評価ガイドライン」による全学統一の成績評価基準に基づき、WEBシラバス(Syllabus)に記載した成績評価の方法により総合判定し、成績グレード(評語)を「秀・優・良・可・不可」の5段階で表し、それぞれの授業科目の成績評価に対してGP(Grade Point)を与えるものとする。ただし、5段階の成績グレード(評語)で表し難い授業科目は「合格・不合格」で表し、GP(Grade Point)を与えないものとする。
WEBシラバス(Syllabus)には、授業科目ごとの授業の目的、授業計画、授業時間外の学修内容、履修目標、到達目標、成績評価の方法、成績評価の基準、授業の方法、教科書・参考書等を学生に対しあらかじめ明示するものとする。
成績評価の基準には、学修成果に係る評価指標として「授業別ルーブリック」を作成し、学生が学修する内容と学生が到達するレベルをマトリックス形式で明示するものとする。

  1. 履修目標は、授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標とし、より高度な内容は主体的な学修で身に付けることが必要であり、履修目標を超えると成績評価「秀」となる目標
  2. 到達目標は、授業を履修する学生が最低限身に付ける内容を示す目標とし、到達目標を達成すると成績評価「可」となる目標であり、さらなる学修を必要とするレベルを示す

YNUの卒業要件は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)が定める授業科目および単位数の修得等に加え、卒業に関わる授業科目がGPA2.0以上(Grade Point Average)を満たすものとする。GPAは、学生が履修した授業科目の成績評価に対するGP(Grade Point)に当該科目の単位数を掛け、その総和を履修登録科目の総単位数で除して算出される。

GPA計算式

GPA = Σ(GP × 単位数)/ 履修登録単位数

単位の授与

YNUの授業科目の単位授与は、授業科目を履修し、その成績を判定の上、「秀、優、良、可、合格」を取得した学生に所定の単位を与えるものとする。ただし、卒業論文、卒業研究、卒業製作等の授業科目は、学部の定める適切な方法により学修の成果を評価して単位を与えるものとする。
授業科目の成績は、履修した学生に対して、原則として学期末又はターム期間末に筆記試験を実施するほか、研究報告(レポート)、随時行う試験、実技試験、出席や学修状況等により判定するものとする。

横浜国立大学(YNU)における入学から卒業までの学修指導の方針

学修指導の方針

YNUの学修指導は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)において、学生の多様なニーズや学修支援の効果等を踏まえて適切に実施するとともに、大学全体では次に掲げる取組を実施するものとする。

  • 学生自らの目標に沿って学修計画を立て、学修状況を振り返ることができるよう科目ナンバリングや学生ポートフォリオを充実整備して学修意欲を増大させるとともに、学生が自らの能力をさらに高めていく学修指導を実施
  • コンタクト教員制度や各種相談窓口に加え、教学・学生IR(Institutional Research)を活用し、大学への適応に困難を抱える学生を早期に発見し、対処するなど学修・生活支援を強化
  • 寄附金等を活用した大学独自の奨学金により、日本人学生、留学生を経済的に支援するとともに、海外に派遣する学生に対する支援を拡大
  • 多様な社会的要請や学生ニーズに対応し、バリアフリー化やユニバーサルデザイン、学生寮・福利厚生施設の改善といったハード面での整備に加え、全ての学生が就学しやすく、能力を発揮できる環境を整備
  • 多様なニーズに応じた学修形態に対応できるよう、講義室の整備・充実や図書館施設の改善、ICT(Information and Communication Technology)基盤設備の更新を行い、ICT 機器を積極的に利用したアクティブラーニングなど質の高い教育を実践する環境を整備
  • 産業界のニーズに基づき、産業界との連携によるキャリア教育や課題解決型手法による授業を通じて、学生のキャリア形成支援
  • 留学生の学修指導は、チューターやボランティア学生を活用した学修支援、日本人学生ボランティアを活用した日本語教育の充実、校友会や海外同窓会と連携した日本および母国での就職活動指導などのキャリア支援等を実施

障がい学生に対する学修指導と合理的配慮

障がい学生に対する学修指導は、全ての学生が障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら学びあう大学を実現し、障がいがある学生の自立及び社会参加を支援するため、その障がいの状態に応じ、十分な教育を受けられるよう、教育上必要な合理的配慮を講じるものとする。 また、障がい学生の年齢及び能力に応じ、その特性を踏まえた十分な教育が受けられるようにするため、可能な限り障がい学生が障がいのない学生と共に教育を受けられるよう配慮しつつ、教育の内容・方法の改善および充実を図るものとする。この場合において、障がい学生および保護者に対し十分な情報の提供を行うとともに、可能な限りその意向を尊重するものとする。

授業科目履修と履修登録上限(CAP制)

授業科目の履修は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)の定めにより、各学期(セメスターおよび第1・第4ターム)の始めに履修しようとする授業科目を登録するものとする。 履修の登録は、学生が1年次から4年次の各年次にわたって適切に授業科目を履修し、十分な学修時間が確保するよう各学期(セメスター又はターム)に履修登録することができる単位数の上限を設定するものとする。 学部教育科目および全学教育科目の合計履修登録することができる単位数の上限は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)において適切に設定するものとする。この場合において、単位制度の実質化の観点から履修登録することができる単位数の上限を厳格に設定するとともに、所定の単位を優れた成績をもって修得した学生は履修登録することができる単位数の上限を超えて履修登録を認めることができるものとする。 全学教育科目については、全学教育科目の履修登録することができる単位数の上限は学期12単位を上限とし、グローバル教育科目は学期12単位を超えて4単位を上限に超過履修を可能にするものとする。ただし、この単位数の上限には、夏季休業期間(3ターム)および春季休業期間(6ターム)に開講する集中講義(健康スポーツ科目を除く)は適用しないものとする。

(担当:学務部 教育企画課)


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