• お問い合わせ
  • アクセス
  • 検索
  • Language

理工学部/化学・生命系学科

理工学部化学・生命系学科の教育システムとカリキュラム基本構造

教育課程の編成方針

理工学部化学・生命系学科の教育課程は、学部教育科目および全学教育科目により適切な授業科目の区分を定め、学部・学科および教育プログラム(学士の学位を授与する教育課程プログラム)ごとに体系的に編成するものとする。
各授業科目は、必修科目、選択必修科目、選択科目および自由科目に分け、これを各年次に配当して編成するものとする。
学部教育科目は、基礎演習科目、学部基盤科目、教育プログラム(EP)科目とする。

理工学部(教育課程の編成方針)

1・2年次

  • 基礎演習科目と物理実験および化学実験などの理工学の基礎である必修科目を履修
  • その他、各学科または教育プログラムの理工学部基盤科目や専門科目、および全学教育科目等を履修

3・4年次

  • 各教育プログラムの専門科目でその専門性を深めるとともに、副専攻プログラムにおいて分野横断的に学ぶ機会を提供
  • 卒業研究を通じて学修した内容を集大成し、主体的に活躍できる能力を修得

1~4年次

  • 全学教育科目の基礎科目(人文社会系、自然科学系)、外国語科目(英語、初修外国語)、グローバル教育科目およびイノベーション教育科目等を修得
  • 2学期6ターム制の採用により、在学期間中に半年の国内や海外でのインターンシップや短期留学が可能

化学・生命系学科(教育課程の編成方針)

  • 化学・生命系学科には化学教育プログラム、化学応用教育プログラム、バイオ教育プログラムの3つの教育プログラムがあり、プログラムごとにCP構造は異なる。
  • 1年次は全学教育科目と基礎教育科目を中心に、2年次以降は基盤教育科目に加え、教育プログラムごとの専門科目を履修。
  • 化学EPと化学応用EPでは、2年次春学期までは、原則として全員が等しい教育を受け、秋学期からはそれぞれのEPに分かれ、専門性の高い知識と応用力を修得。卒業研究は4年次に行い、これまで学修した内容を集大成し、主体的に活躍できる能力を修得。
  • バイオEPでは3年次秋学期からバイオEP研修として卒業研究を行い、これまで学修した内容を集大成し、主体的に活躍できる能力を修得。
  • 化学応用教育プログラム、バイオ教育プログラムでは取得学位が学士(工学)であるが、化学教育プログラムでは、カリキュラム構造により取得学位が学士(理学)または学士(工学)となる。

化学教育プログラム(教育課程の編成方針)

  • 化学は、物質の性質、構造、ならびにこれら物質相互の間の化学反応を研究する自然科学の一部門である。この化学の体系的教育を行う化学EPにおいては、物質や生命の世界を原子や分子レベルから追求する最先端の基礎化学と、社会の要請に基づいて化学を利用できるような応用化学から教育体系を構築
  • 物理化学、有機化学、無機化学、分析化学、生物化学に関する科目を系統的に学修し、数学、物理学、生物学、工学等の基礎科目の学修とあわせ、化学の基礎を修得
  • 化学・生命基礎実験、化学・生命基礎演習、化学EP基礎実験、化学EP特別実験、化学EP演習などの実験・演習科目を設定し、化学への理解を発展深化
  • 外国語科目以外にも化学EP演習や卒業研究等を通して、化学分野の研究開発に必要な英語力を育成
  • 情報処理科目、技術者倫理科目等を必修とし、コンピュータを利用でき、倫理力をもつ科学技術者を育成
  • 卒業研究により、学修を実践へと応用する力を修得
  • エネルギー化学分野教育の科目を履修可能
  • 教員免許資格は、中学校1種(理科) および高等学校1種(理科・工業)免許状の取得が可能

化学応用教育プログラム(教育課程の編成方針)

  • 化学の基盤知識を応用し、高度な化学反応プロセスや先端材料、新エネルギー材料の開発、実践的な安全管理や環境創出を行う。そのため、物質の特性や構造をナノレベルまで追求する最先端の基礎化学とそれらを積極的に応用するための多面的かつ工学的な応用化学から教育体系を構築
  • 物理化学、有機化学、無機化学、分析化学、生物化学に関する科目を系統的に学修し、数学、物理学、生物学、工学等の基礎科目の学修とあわせ、化学の基礎を修得
  • 化学・生命基礎実験、化学・生命基礎演習、化学応用EP実験、化学応用EP演習などの実験・演習科目を設定し、化学への理解を発展深化
  • 外国語科目以外にも化学応用EP演習や卒業研究等を通して、化学分野の研究開発に必要な英語力を育成
  • 情報処理科目、技術者倫理科目等を必修とし、コンピュータを利用でき、倫理力をもつ科学技術者を育成
  • 化学工学、エネルギー工学、材料工学、安全工学、環境工学等の学際的な専門講義で理解と柔軟な実践的応用力を育成
  • 卒業研究により、学修を実践へと応用する力を修得
  • エネルギー化学分野教育の科目を履修可能
  • 教員免許資格は、中学校1種(理科) および高等学校1種(理科・工業)免許状の取得が可能

バイオ教育プログラム(教育課程の編成方針)

  • 生命現象は高度な調和と制御がなされた化学反応および物理現象の集大成であり、生命現象を扱う生物学は、化学および物理学が発展融合した自然科学の一分野である。バイオEPにおいては、生命現象を分子レベルから細胞・個体レベルで解明し、社会の要請に基づいて知見を応用するための素地を育む教育体系を構築
  • 生物学、化学、物理学、数学、情報処理などに関する幅広い工学系基礎科目を修得することができる
  • バイオ基礎実験、化学・生命基礎演習、化学・生命基礎実験、バイオ専門実験などの実験・演習科目を設定し、生物学および関連の化学・工学系分野への理解を発展深化
  • タンパク質、脂質、核酸、糖質といった生体物質の構造と性質を、化学と物理学からの視点も踏まえて体系的に学ぶとともに、細胞・組織・個体の各レベルにおける生命現象の基礎を学んで生物学関連知識の基本と応用力を修得する
  • 外国語科目以外にもバイオEP研修等を通して、生物学分野の研究開発に必要な英語力を育成
  • 情報処理科目、技術者倫理科目等を必修とし、コンピュータを利用でき、倫理力をもつ科学技術者を育成
  • 卒業研究に相当するバイオEP研修を3年次後期から導入することによって早期から学修の実践を可能とし、自主性と応用力を涵養する
  • 教員免許資格は、中学校1種(理科)および高等学校1種(理科・工業)免許状の取得が可能

理工学部化学・生命系学科の教育課程プログラム運営と成績評価基準

教育課程の実施方針

理工学部化学・生命系学科の教育課程は、学部・学科および教育プログラム(学士の学位を授与する教育課程プログラム)において国際通用性のある質保証された学士課程教育を実現するとともに、教育課程の編成方針に従い、次の取組を実施するものとする。

化学・生命系学科(教育課程の実施方針)

  • 国際的な視野を持ち、社会における諸問題をいろいろな視点に立って多面的かつ総合的にとらえることができるような深い教養と豊かな人間性を身につける。
  • 化学・生命系の科学技術分野において必要とされる基礎学力を身につける。
  • 化学・生命系の科学技術分野で新たな研究開発や技術開発を行うための応用能力を身につける。
  • 研究開発や技術開発を計画的に遂行するための論理的思考能力ならびにコミュニケーション能力を身につける。

化学教育プログラム(教育課程の実施方針)

学士(理学)

  • 物質や生命の世界を原子や分子のレベルから探求する最先端の化学の基礎を学ぶ。
  • 物質が示す性能や化学反応、さらには生命現象などを根源的に理解するための理学的な基礎科学およびを学ぶ。
  • 化学の基盤をなす学問分野である、セラミックスや金属などを扱う無機化学、プラスチック、化成品、医薬品や農薬などをあつかう有機化学、これらが複合した電子材料、光機能材料、触媒材料やバイオマテリアルなどを扱う材料化学の学び、それら各論を理論的に支える物理化学や方法論として支える分析化学について学ぶ。
  • 理学と工学の横断的連携からさらに発展した、理工融合により連続的に繋がった新しい「化学」の創造により、新たな化学的価値観と素養を持ち合わせた人材養成に取り組む。

学士(工学)

  • 物質や材料についての知識と考え方を広く深く学ぶ。
  • 分子や結晶を制御して新しい物質や機能性材料を開発しようとする工学的な応用化学について学ぶ。
  • 電子材料、光機能材料、触媒材料やバイオマテリアルなど無機化学、有機化学を複合した機能性材料や構造材料などの先端物質や、これらを組み合わせたシステムやプロセスを研究開発するために必要な化学の専門知識や基礎技術を習得する。
  • 理学と工学の横断的連携からさらに発展した、理工融合により連続的に繋がった新しい「化学」の創造により、新たな化学的価値観と素養を持ち合わせた人材養成に取り組む。

化学応用教育プログラム(教育課程の実施方針)

学士(工学)

  • 化学や物質、化学プロセス、材料、安全、環境に関する基礎知識を学ぶ。
  • 高度な化学反応プロセスや先端材料、新エネルギー材料の開発、実践的な安全管理や環境創出の実現に向けた基礎技術や実践的な応用力を培う。
  • 実社会とのつながりが強い研究テーマに主体的に取り組み、専門力と研究開発力を培う。

バイオ教育プログラム(教育課程の実施方針)

学士(工学)

  • 生物学の知見を、化学、物理学、工学分野の技術との融合を図りつつ応用し、健康的で安全な社会の実現に活用するための基本知識を学ぶ。
  • 生体物質の機能を化学構造および物理的特性と関連付けて理解し、生命現象を解明するための素養を身に着ける。
  • 微生物・植物・ヒトを含む動物に関する講義で生物学の専門知識を培いつつ、実験や演習を通じて実践的な応用力を習得する。
  • 3年次から研究室において社会への貢献を意識した研究テーマに主体的に取り組んで研究力を培う。

成績評価基準

理工学部化学・生命系学科の成績評価は、「授業設計と成績評価ガイドライン」による全学統一の成績評価基準に基づき、WEBシラバス(Syllabus)に記載した成績評価の方法により総合判定し、成績グレード(評語)を「秀・優・良・可・不可」の5段階で表し、それぞれの授業科目の成績評価に対してGP(Grade Point)を与えるものとする。ただし、5段階の成績グレード(評語)で表し難い授業科目は「合格・不合格」で表し、GP(Grade Point)を与えないものとする。
成績評価の基準には、学修成果に係る評価指標として「授業別ルーブリック」を作成し、学生が学修する内容と学生が到達するレベルをマトリックス形式で明示するものとする。

  1. 履修目標は、授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標とし、より高度な内容は主体的な学修で身に付けることが必要であり、履修目標を超えると成績評価「秀」となる目標
  2. 到達目標は、授業を履修する学生が最低限身に付ける内容を示す目標とし、到達目標を達成すると成績評価「可」となる目標であり、さらなる学修を必要とするレベルを示す

理工学部化学・生命系学科における入学から卒業までの学修指導の方針

学修指導の方針

理工学部化学・生命系学科の学修指導は、学生の多様なニーズや学修支援の効果等を踏まえて適切に実施するとともに、学部・学科および教育プログラム(学士の学位を授与する教育課程プログラム)において次の取組を実施するものとする。

化学教育プログラム(学修指導の方針)

1年次

  • 全学教育科目と基礎教育科目を中心に、技術者・研究者として求められる教養と倫理観を育む。

2~3年次

  • 基礎教育科目に加え、専門科目を受講することによって化学の広範な専門分野の知識と応用力を育む。
  • 実験・演習科目での実践的学修を通して、基礎的な実験技能を培うとともに実験結果を的確にまとめて正しく伝える能力を涵養する。

4年次

  • 卒業研究では、最先端の研究課題に取り組むことにより、これまでに学修した内容を集大成し、主体的に活躍できる能力を培う。

化学応用教育プログラム(学修指導の方針)

1年次

  • 全学教育科目と基礎教育科目を中心に、技術者・研究者として求められる教養と倫理観を育む。

2~3年次

  • 基礎教育科目に加え、専門科目を受講することによって化学の広範な専門分野の知識と応用力を育む。
  • 実験・演習科目での実践的学修を通して、基礎的な実験技能を培うとともに実験結果を的確にまとめて正しく伝える能力を涵養する。

4年次

  • 卒業研究では、最先端の研究課題に取り組むことにより、これまでに学修した内容を集大成し、主体的に活躍できる能力を培う。

バイオ教育プログラム(学修指導の方針)

1年次

  • 全学教育科目と基礎教育科目を中心に、技術者・研究者として求められる教養と倫理観を育む。

2~3年次

  • 基礎教育科目に加え、専門科目を受講することによって生物学関連の専門知識を養う。
  • 実験・演習科目での実践的学修を通して、基礎的な実験技能を培うとともに実験結果を的確にまとめて正しく伝える能力を涵養する。

4年次

  • 卒業研究に相当するバイオEP研修では、最先端の研究課題に取り組むことにより、これまでに学修した内容を集大成し、主体的に活躍できる能力を培う。

授業科目履修と履修登録上限(CAP制)

化学教育プログラム
授業科目の履修は、半期22単位までを原則とする。
なお、学部教務・厚生委員会での審議・決定を行うことで上限緩和措置を行うことができる。
化学応用教育プログラム
授業科目の履修は、半期22単位までを原則とする。
なお、学部教務・厚生委員会での審議・決定を行うことで上限緩和措置を行うことができる。
バイオ教育プログラム
授業科目の履修は、半期22単位までを原則とする。
なお、学部教務・厚生委員会での審議・決定を行うことで上限緩和措置を行うことができる。

(担当:学務・国際戦略部 教育企画課)


ページの先頭へ