教育学研究科が毎年受け入れている教員研修留学生の第３５期生（平成２６年度入学）２人が１年半の研修を終え、３月２日、教育人間科学部事務棟で修了式を催しました。

今年修了を迎えたのは、中国出身のオウ・ゲッツリンさんと韓国出身のシム・ソンジさんの２人。修了式では卒業記念のブルーの横浜国大ストールを掛けた１人ひとりに、髙木まさき教育学研究科長から修了証書が授与されました。続いて髙木研究科長が「国と国の間にはさまざまな問題がありますが、お二人には、日本でのご経験を生かし、教育を通して架け橋となり、ご尽力いただきたい」と告辞を行いました。
これを受け、シム・ソンジさんが研修生を代表し「来日した当初は不安でありましたが、一年半は大変充実したものとなり、私のかけがえのない宝物となりました」と流ちょうな日本語で留学生活を振り返り、日本でお世話になった先生、友達への感謝の気持ちを述べました。
このプログラムは、１９８０年（昭和５５年）に創設された現職教員を対象にした国費留学生制度。２人は平成２６年１０月に来日後、専門分野の授業や日本語研修に加え、学校現場での授業参観、日本文化を学ぶ交流イベントなどに積極的に出かけました。

（教育人間科学部・留学生担当）