• お問い合わせ
  • アクセス
  • 検索
  • Language
  1. YNU
  2. Headlines
  3. 留学生のための伝統芸能鑑賞会「浅草雑芸団公演」を開催しました

留学生のための伝統芸能鑑賞会「浅草雑芸団公演」を開催しました

「大道芸」についてのレクチャーする川添教授
「大道芸」についてのレクチャーする川添教授
特別講義の様子
特別講義の様子
教育人間科学部国際交流委員会では、毎年「留学生のための伝統芸能鑑賞会」を開催してきました。今年度は、日本の伝統的な大道芸の再生と普及活動に取り組む「浅草雑芸団(坂野比呂志大道芸塾)」のみなさんをキャンパスにお招きし、2011年1月19日教育文化ホールにおいて、鑑賞会「大道芸がやってくる! 日本文化の精髄、浅草雑芸団公演」を開催しました。

公演に先立って、教育人間科学部 国際共生社会課程の川添裕教授による特別講義"Street Performance Traditions"も開かれ、公演前の雑芸団のみなさんも講義に飛び入り参加したほか、メイン・ストリートで呼び込みも行われて、にぎやかな雰囲気で公演が開始されました。

公演は、「春駒」や「獅子舞」など日本のお正月を祝う「祝福芸」からスタートし、「飴売り」「ういろう売り」「ガマの油売り」といった物売り芸、傘まわしなどの曲芸、そして最後にはさまざまに形を変える放下芸の「南京玉すだれ」といった演目が、にぎやかなお囃子とともに披露されました。


傘まわし
傘まわし
春駒
春駒
物産飴売り
物産飴売り
ガマの油売り
ガマの油売り
獅子舞
獅子舞
大黒舞
大黒舞
集まった留学生は、最初、手拍子の仕方や拍手のタイミングなどに少しとまどっていたようでしたが、雑芸団のみなさんの朗らかな呼びかけと巧みな口上に魅せられ、最後は会場全体が新春の「福」と笑いに包まれました。「南京玉すだれ」のパフォーマンスでは、会場の留学生が実演させてもらい、多くの応援の声が会場から上がっていました。また、公演後には質疑応答も行われ、団長の上島敏昭さんに、「こうした伝統芸能の保護に関する公の支援はあるのか」「お祝いの芸をするにはどのようなことが大切か」といった質問が投げかけられました。

南京玉すだれ
南京玉すだれ
桶芸
桶芸
当日は、留学生をはじめとする学生、教職員、さらには小さなお子さんを含めた常盤台地区住民の皆さんなど130名を越える観客が集まりました。留学生にとってはもちろん、こうした日本の伝統的な大道芸に触れる機会は日本国内でもなかなかありません。今後もこうした文化活動に大学が積極的にかかわっていくことで、国際交流と伝統文化の保存・普及、地域と大学の連携の可能性を実感させるイベントとなりました。

(担当:教育人間科学部国際交流委員会)


ページの先頭へ