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【教育人間科学部】イギリスのワフバラでワークショップを実施しました

2009年度より3年間のプロジェクトで「きもの」文化を伝承するための、そして、世界へ発信するための教育プログラムを開発することを目的として授業研究を行っています。具体的には、中学校、高等学校の生徒を対象として、「きもの」の中でも最もカジュアルで身近な浴衣を取り上げ、その着装を学ぶことで「きもの」文化を体験させ、さらに「テーマ学習」を通して「きもの」文化に対する理解を深める体験型教育プログラムを開発する予定です。これらの学習を通して、子どもたちの心に日本の「きもの」文化を尊重し継承・発展させようとする芽を育てたいと願っています。
その研究の一環で2009年から海外での授業実践のためイギリスのラフバラにおもむき、日本人会およびラフバラ大学のDesign& Technology Departmentの共同研究者Zanker先生の協力により、現地の中学生、大学生および社会人対象に授業研究を行ってきました。
今年は、横浜国立大学の薩本弥生教授およびプロジェクトメンバーの埼玉大学の川端博子教授および両大学他の学生9名の総勢11名で出かけ実践してきました。
昨年に引き続き、2011年10月11日にBurton on TrentにあるBlessed Robert Sutton SchoolでYear10(15歳)の2クラス(各20名)の中学生を対象に各々2時間かけてゆかたワークショップを実施しました。
浴衣のワークショップに参加した日本メンバーと現地協力校教員との集合写真
浴衣のワークショップに参加した日本メンバーと現地協力校教員との集合写真



最初に英語版“Introduction of Yukata”のパンフレットを用いてゆかたの文化面の紹介をしました。
きもの文化の照会
きもの文化の照会
パンフの内容の一部
パンフの内容の一部
パンフを見ながら話を聴く生徒たち
パンフを見ながら話を聴く生徒たち



その後、TAとして参加した学生による着装デモンストレーションを実施し、その後、教員およびTAの学生が着つけを手伝いつつ、浴衣を実際に着装してもらいました。

女物浴衣のデモンストレーション
女物浴衣のデモンストレーション
男物浴衣のデモンストレーション
男物浴衣のデモンストレーション


男女で着装終了までの時間差があるため、当日は折り紙で手裏剣を作成するワークショップも学生の発案で実施し、そちらも好評でした。
折り紙の手裏剣づくりワークショップ
折り紙の手裏剣づくりワークショップ
浴衣着装風景
浴衣着装風景
着装後の集合写真
着装後の集合写真


また、次の日にはラフバラ大学のDesign Schoolの大学院生18名を対象に同様のワークショップを行いました。こちらでは学生の1人が振り袖姿を披露し、よりフォーマルな着物のアピールも行い好評を得ました。
男女の浴衣の違いの説明
男女の浴衣の違いの説明
たたみ方の示範
たたみ方の示範
ワークショップ後の集合写真
ワークショップ後の集合写真
縮緬の振り袖姿の披露
縮緬の振り袖姿の披露
英国の中学生も大学院生も、浴衣を着装すると、とても嬉しそうで、楽しいワークショップとなりました。
実施した内容は以下の項目になります。
①事前の日本の現代および伝統文化に関するアンケート実施
②開発した英語版教材を用いたきもの文化の紹介
③大学生TAによるゆかた着装の演示紹介
④浴衣の着装体験、
⑤浴衣のたたみ方の体験
⑥着装後の着装感についてのアンケート実施

これらの中学校や大学での浴衣の着装を含む体験的ワークショップ実践やアンケート調査の結果を通して日本理解と文化交流の促進に貢献することが期待されます。
なお、これら実践は文化ファッション研究機構の研究助成による「『きもの』文化の伝承と発信のための教育プログラムの開発-「きもの」の着装を含む体験学習と海外への発信-」の研究の一環として行ないました。
「ゆかた」および着物を理解するためのe-learrningサイトを以下のurlに作成しています。
http://kimono-bunka.ynu.ac.jp新しいウインドウが開きます


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