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大学院工学府の学生が「科学技術奨励賞」を受賞

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受賞情報

賞状(科学技術奨励賞)

2010年5月28日(金)にアルカディア市ヶ谷で開催された日本高圧力技術協会通常総会において、大学院工学府 博士課程後期3年 橋倉靖明さん(指導教員:高橋宏治准教授・安藤柱名誉教授)の研究論文が「科学技術奨励賞」を受賞しました。

受賞の対象となった論文は、「圧力技術」(47巻第4号)に掲載された「引張残留応力場から圧縮残留応力場にき裂が伝播する場合の溶接残留応力の再配分とき裂進展挙動」と「圧力技術」(47巻第5号)に掲載された「Effect of overload on the fatigue threshold stress intensity factor range (ΔKth) of SUS316」の2編の論文です。

原子力発電プラントの重要構造物として使用されているステンレス鋼では、疲労き裂や応力腐食割れ(以下、SCCと称す)の問題が指摘されています。橋倉さんらは、疲労とSCCによるき裂に着目し、過大予荷重負荷によりき裂先端部に圧縮残留応力場を形成することにより、ステンレス鋼の疲労き裂およびSCCによるき裂進展を阻止できることを解明するとともに、その定量的な予測方法を提案しました。さらに、溶接部近傍から発生した疲労き裂の残留応力場におけるき裂進展挙動についても解明いたしました。

今回の受賞は、将来的に大いに発展・貢献が期待される点が高く評価されたことによります。


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