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大学院工学府生と工学研究院 高橋宏治教授が日本高圧力技術協会より「科学技術賞」を受賞

受賞情報

賞状

メダル

 大学院工学府博士課程後期 1年の笛木隆太郎さんと大学院工学研究院 高橋宏治教授が、「平成 28年度 一般社団法人日本高圧力技術協会 科学技術賞」を受賞し、共著者とともに表彰されました。本賞は、平成 27年度中に同協会の学術誌に掲載された論文のうち、特に優れた論文に授与される賞です。

 受賞対象となった論文は「溶接止端部にき裂を有するステンレス鋼のピーニングによる疲労限度向上とき裂の無害化」(圧力技術、第 53巻、第 3号、2015年 5月掲載)です。現在、大型構造物をはじめ、多くの機器で溶接による部材の接合が行われています。しかし、溶接部は繰り返しの負荷に対する強度(疲労限度)が低く、疲労き裂等の有害な欠陥が発生しやすい上、非破壊検査でき裂の検出が困難であり、破壊事故の起点となることが多い部位です。

 本研究では溶接部に対して、鋼製のニードルピンを繰り返し打撃するニードルピーニング処理を行うことで、溶接部の疲労限度が向上するとともに、検査で検出されないき裂が存在していてもそれらを強度上無害化できることを明らかにしました。さらにそのメカニズムを解明し、ニードルピーニング処理により無害化可能なき裂寸法を精度よく予測できる評価方法を提案しました。

 本研究で得られた成果は、橋梁やエネルギー機器等の社会インフラ、産業機器や輸送機器などにおける溶接部の安全性および信頼性の向上に幅広く活用できるものであり、研究成果の有用性が高く評価されました。

(担当:工学研究院)


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