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大学院工学府生が電気学会 マグネティックス技術委員会より「研究奨励賞」を受賞

受賞情報

賞状

 大学院工学府 物理情報工学専攻 物理工学コース博士課程前期 2年の尾野藤哲也さん(指導教員:山本勲 教授)が電気学会 マグネティックス技術委員会より研究奨励賞を受賞しました。

 受賞となった研究題目は「磁場中液-液界面晶析法による結晶作製」で、強磁場を利用して結晶成長を制御する方法を見出し、そのメカニズムについての知見を与えました。液-液界面晶析法によって様々な物質の結晶化を強磁場中で行い、その磁場効果を明らかにしました。特に創薬の分野で極めて重要なタンパク質の結晶化について、常磁性Coイオンを含む結晶化剤を採用することで勾配磁場によるファラデー力を増強し、負の重力場を創出し、タンパク結晶の成長場を制御する方法を開発しました。本方法により得た巨大リゾチーム結晶について KEKおよび SPring-8において結晶構造解析を行い、品質の劣化がないことを証明しました。本磁場効果のメカニズムを界面エネルギー、磁気トルク、ローレンツ力、ファラデー力等を総合的に考察して合理的に説明しました。創薬分野でこれまで結晶化が困難であったタンパク等への応用が期待できます。

 尾野藤さんの研究内容とプレゼンテーション能力が高く評価され、受賞に至りました。

(担当:工学研究院)


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