2015年8月5日（水）～8日（土）に神戸文化ホールで開催されました第28回全日本高校・大学ダンスフェスティバル（神戸）の創作コンクール部門（大学の部）において、横浜国立大学モダンダンス部の作品「戯～『鳥獣戯画』から見た世界～」が、生き生きとした生命力あふれる表現に対しておくられる賞《日本女子体育連盟会長賞》を受賞いたしました。

この賞はNHK賞、神戸市長賞と並んで、ビッグ３賞と呼ばれています。本学モダンダンス部にとっては、過去13年ぶりの受賞という快挙を遂げ、一同大変嬉しく思います。

今回の作品は、国宝としても有名な絵巻物『鳥獣戯画』を題材に取り組みました。様々な動物達が人間のように遊んでいる様子に面白さを感じ、『鳥獣戯画』の中で動物達が繰り広げる世界を私たちは‟茶番劇”として捉えました。人間界も動物界も所詮‟茶番劇”なのではないだろうか…そんなユーモア溢れる世界観を創り出す、絵巻物に登場する蛙や兔、猿、鳥、狐、鹿などの動物達になりきり、特徴ある斬新な動きを探求して創作しました。動きや構成の展開、一人一人の顔の表情などから、生き生きと躍動感に満ちた世界を、観る人に伝えることを心がけた結果の受賞となりました。

毎年10人にも満たない人数での出場が今年は16人と、チームとしても活力を帯びました。また一人一人の持つ個性や特性を十二分に発揮出来たことも今回の受賞に結びついた大きな理由なのではないかと思います。そして何より、この大会会長であり本学モダンダンス部顧問でもある、髙橋和子先生の熱いご指導のお陰でここまで至ることが出来ました。この場をお借りして、日頃から私たちを支えて下さる全ての方々に、心より感謝申し上げます。

今後も更なる高みを目指し、部員一同日々精進してまいります。


横浜国立大学モダンダンス部HP


尚、受賞作品の上演の様子は、8月23日（日）15時よりＮＨＫ Eテレで放送されます（高橋和子教授監修）。横国モダンダンス部の受賞作「戯～『鳥獣戯画』から見た世界～」を是非ご覧下さい。

教育人間科学部　高橋和子教授のテレビ監修情報