2010年5月22日(土) サンパウロ大学タチバナトシイチ教授の横浜国立大学名誉博士称号授与式を執り行いました。

タチバナ教授は、昭和49年に本学工学研究科を修了した卒業生で、サンパウロ大学等で教鞭をとり、研究指導をする傍ら35年以上の長きにわたって本学の工学分野だけでなく、経済学・経営学・教育学の分野においても学生・教員の交流を積極的に推し進め、大学間交流協定および学生交流協定締結の礎を築きました。また、サンパウロに横浜国立大学同窓会を設置し、本学のリエゾンオフィス開設にも尽力してきました。

現在は、リエゾンオフィサーとしても活躍しています。このような多大な業績及び本学への貢献に対し、同氏へ名誉博士の称号授与することが決まりました。

授与式は、タチバナ教授が所属する同窓会「弘陵造船航空会」の総会に合わせて開催し、学長や役員をはじめ、ご家族、タチバナ教授の学生時代の指導教官、同窓生、サンパウロからの留学生も駆けつけ行いました。皆が見守る中、鈴木学長から名誉博士学位記がタチバナ教授に授与されると、会場から盛大な拍手が送られました。

タチバナ教授は「サンパウロ大学で取得した博士号より、今回の横浜国立大学名誉博士の方がもっと嬉しいです。」と喜びの言葉を述べていました。

なお、本学にとり、タチバナ教授は12人目の名誉博士となります。