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長谷部学長一行が北米西海岸に赴き、協定大学や総領事館等を訪問しました

 長谷部勇一学長、中村文彦国際担当理事、アンドラディ久美国際戦略推進機構准教授、松行美帆子都市イノベーション研究院准教授、小谷英司国際課国際企画係長が、2016年2月26日から3月2日の日程で北米西海岸に赴き、現地の協定大学や総領事館等を訪問しました。
 2月26日には、日本学術振興会サンフランシスコ研究連絡センターを訪問し、井筒雅之センター長、大島潤二副センター長、中山恭幸アドバイザーと面会しました。同センターでは、アメリカをはじめとする海外の大学・研究機関に所属する日本人研究者コミュニティの形成、さらには国際的な研究者ネットワークの構築に取り組んでいます。また、米国内で活動する日本の大学間の連携を図ることを目的に2006年に発足したJUNBA:Japanese University Network in the Bay Area(サンフランシスコ・ベイエリア大学間連携ネットワーク新しいウィンドウが開きます )では、年1回のサミット、シンポジウムや講演会の開催、国際交流会および連絡会議やホームページによる情報交換等を実施し、日本の大学の国際的人材の養成、産学連携等の諸活動を支援し、日本と米国における教育・研究の発展と産業創出に寄与しています。その他、日本の大学の海外展開や国際交流活動を支援する一環として、センターオフィスの一部を提供する事業(月額12万円程度)を行っているとのことでした。
左)長谷部学長 右)井筒センター長
左)長谷部学長 右)井筒センター長
記念撮影
記念撮影
 同日、在サンフランシスコ日本総領事館を訪問し、山田淳総領事、玉川麻衣子専門調査員と面会しました。同総領事館の活動概要について説明を受けた後、日米の学生交流の活性化について意見交換しました。ベイエリアに日本企業が戻りつつあること、研究面で日本の先端分野はアメリカでリスペクトされていること、アメリカの高校生の日本への留学ニーズは非常に高いとのことでした。
左から小谷係長、長谷部学長、山田総領事、アンドラディ准教授
左から小谷係長、長谷部学長、山田総領事、アンドラディ准教授
 2月27日、サンフランシスコにおいて、アメリカでは初めてとなるYNU北米西海岸同窓会を開催しました。本学からは、長谷部勇一学長をはじめ、中村文彦国際担当理事・副学長、アンドラディ久美国際戦略推進機構准教授、松行美帆子都市イノベーション研究院准教授、小谷英司国際課国際企画係長が参加しました。
2016 北米西海岸同窓会記念撮影
2016 北米西海岸同窓会記念撮影
 同窓会では、長谷部勇一学長から開会の挨拶を行った後、在サンフランシスコ日本国総領事館領事・広報文化センター長の市岡晃様より、乾杯のご発声とご挨拶をいただき、松行准教授による司会進行で同窓会は始まりました。
長谷部学長の開会の挨拶
長谷部学長の開会の挨拶
 その後は、参加者同士で互いの近況や在学時の思い出話で盛り上がるなど、和やかな雰囲気の中で懇談が行われました。
懇談の様子
懇談の様子
長谷部学長と懇談する同窓生
長谷部学長と懇談する同窓生
JOYプログラム修了生(カルフォルニア州立大学サクラメント校、カルフォルニア州立大学サンノゼ校出身)とアンドラディ准教授
JOYプログラム修了生(カルフォルニア州立大学サクラメント校、カルフォルニア州立大学サンノゼ校出身)とアンドラディ准教授
 同窓会には、経済学部、経営学部、工学部、大学院工学府の卒業生を中心に約20名の参加者がありましたが、「今までベイエリアで働く国大出身者は自分一人だと思っていましたが、これだけの卒業生がいたことに驚きました」という感想もあり、開催する意義を感じました。また、JOYプログラム(協定校との交換留学プログラム)の修了生も2名参加してくださり、「在学時は、担当の先生はもちろん、事務の方にも親切にサポートいただき、大変お世話になりました」との感謝の言葉がありました。

中村理事と懇談する同窓生
中村理事と懇談する同窓生
 一方、長谷部学長からは、「JOYプログラムのネットワークを海外同窓会に限らず、本学の国際展開にさらに活用していきたい」との言葉がありました。
 アメリカでの初めての同窓会は、成功裏に終えることが出来ましたが、アメリカの大学機関等とは学生・研究者交流が盛んに行われていますので、今回の海外同窓会を契機として、帰国留学生、現地で活動する日本人同窓生、及び本学の教職員・学生間のネットワークが一層拡大・充実し、さらには、留学生の増加、本学への寄附金の獲得及び国際ランキングの向上に繋がることを期待します。

 2月28日にはサンフランシスコからポートランドへ移動し、中村国際担当理事によるポートランドの都市計画や都市交通等を紹介するフィールドワークに同行しました。このフィールドワークは、ポートランド州立大学で実施されたYNU海外集中キャンプへの参加学生を対象としたものです。
 フィールドワークでは、パイオニアスクエアに全員が集合し、中村国際担当理事からポートランドの都市の概要について簡単な説明を受けてからスタートしました。はじめに、トランジットモールやMAXが走行する区間沿いを歩き、以前あった高速道路を郊外に移設して創られた水際公園地区を初めポートランドの街並みを視察しました。続いて、ポートランドの都市交通の特色と言えるストリートカーやMAXに乗車し、郊外開発事例の一つであるビバートン駅等を視察しました。
 フィールドワークに参加した学生たちは、中村国際担当理事の説明に熱心に耳を傾けていました。ポートランドは全米でもっとも住みやすい街に選ばれており、その街並みを実際に視察できたことは学生たちにとって大変貴重な経験となったようでした。また、普段の英語の講義とは異なった体験をすることができ、とても刺激を受けた様子でもありました。
参加者全員で記念撮影
参加者全員で記念撮影
フィールドワークの様子
フィールドワークの様子
フィールドワークの様子
フィールドワークの様子
フィールドワークの様子
フィールドワークの様子
フィールドワークの様子
フィールドワークの様子
 2月29日には長谷部勇一学長をはじめ、中村文彦国際担当理事、アンドラディ久美国際戦略推進機構准教授、松行美帆子都市イノベーション研究院准教授、小谷英司国際課国際企画係長がポートランド州立大学を表敬訪問しました。Wim Wiewel学長、Margaret C. Everett国際担当副学長、Patricia J. Wetzel教授、Yachiyo Iisako、Saho Miyazaki客員研究員と面会しました。
表敬訪問の様子
表敬訪問の様子
アンドラディ准教授による本学紹介
アンドラディ准教授による本学紹介
 ポートランド州立大学とは、2014年12月に大学間学術交流協定を締結しており、2015年2月と2016年2月にはポートランド州立大学においてYNU海外集中キャンプを実施しています。
 長谷部学長の挨拶の後、アンドラディ准教授が本学の紹介プレゼンテーションを行いました。先端科学高等研究院について説明する際は、長谷部学長、中村国際担当理事からも捕捉で説明がなされ、本学の研究面での強みもアピールすることができました。ポートランド州立大学は、ポートランド市と積極的に連携した教育研究を進めており、都市に関する共同研究の可能性を双方で確認しました。その後、学生交流の覚書締結に関する協議を行い、本学からは、JOYプログラム、YCCS特別プログラム、サマープログラム等の説明を行うなど、今後の相互の学生交流の構想等について意見交換を行いました。話し合いの結果、学生交流の覚書を締結する方向で双方の合意を得ることができ、今回の訪問の大きな成果となりました。
左)長谷部学長 右)Wim Wiewel学長
左)長谷部学長 右)Wim Wiewel学長
記念写真
記念写真
懇談の様子
懇談の様子
記念写真
記念写真
 表敬訪問の後、学生ボランティアの方にキャンパスを案内してもらいました。キャンパスは、本学のように各門で囲まれておらず、街とキャンパスの境界線はありません。ポートランドの街にとけ込んでいて、キャンパス内を路面電車が走り、街の中心にキャンパスがあり、キャンパスを中心に街が栄えていったのではという印象を受けました。今回の訪問により、学生交流の覚書締結について目途が付き、今後のさらなる交流拡大が期待でき、本学にとって、非常に有意義な訪問となりました。
学生によるキャンパスツアー
学生によるキャンパスツアー
学生によるキャンパスツアー
学生によるキャンパスツアー
 同日、在ポートランド領事事務所を訪問し、飯嶋勝領事と面会しました。同領事事務所の活動概要について説明を受けた後、意見交換等を行いました。ポートランドは日本語熱が高く、日本語に興味のある人が多い街であり、日本への留学を希望する学生が多いことがわかりました。領事事務所では日本の大学の留学情報を提供しており、本学も留学生向け入試、渡日前入試等の募集要項、大学案内の設置についてご協力をお願いしました。
 今回の出張では、海外同窓会の開催、協定校訪問のみならず、日本学術振興会の研究連絡センターや在外公館を訪問したことにより、日米の学生交流・学術交流において有益な情報を数多く得ることができました。本学のアメリカにおける展開や国際交流活動がより活発になることが期待されます。

(担当:国際戦略推進機構)


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