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学びのひろば「海外との比較で考える大学のこれから、私たちのこれから」を開催しました

 平成29年3月15日(金)、横浜国立大学SDグループ「学びのひろば」は、一橋大学国際教育センター 太田 浩教授をお迎えし、「海外との比較で考える大学のこれから、私たちのこれから」のタイトルのもとご講演いただきました。
 太田教授は比較教育学をご専門とされ、34歳で私立大学の職員を退職してアメリカの大学院へ進学し、帰国後に教員になられたというユニークな経歴をお持ちです。講演では、入試制度、授業形態、大学職員の専門性など様々な切り口から、アメリカを中心とする海外の大学との比較をつうじて日本の大学の課題についてお話いただきました。
太田浩教授によるご講演
太田浩教授によるご講演
会場の様子
会場の様子
 AO入試、シラバス、3つのポリシーなどのシステムを導入しても、本来の目的を見失ってしまい形骸化しがちであること、数値目標だけがひとり歩きしてしまうこと、たとえば学生の流動性を高める取り組みをした場合に、本来はプログラムの多様性(=Outcome)や学生がどのように成長したか、大学がどのように変わったか(= Impact)ということが大切であるにもかかわらず、何割の学生を海外留学させたかという数を出すこと(=Output)のみにとらわれがちであるという指摘には多くの参加者も頷きながら耳を傾けていました。
 改革することがゴールではなく、その結果もたらされる開放性、多様性や接続性などを見据えること、そして、教職員ひとりひとりが自立的に大学をどうしたいか考えることが大切との言葉に深く共感したり、考えさせられたりする有意義な企画となりました。
 ご講演の後半では、海外に興味をもったきっかけや英語学習の方法などご自身のキャリアについてもお話しいただき、参加した教職員は楽しみながら関心を寄せていました。


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