• お問い合わせ
  • アクセス
  • 検索
  • Language
  1. YNU
  2. Headlines
  3. エジプトのカイロ大学とシンポジウムを共催しました

エジプトのカイロ大学とシンポジウムを共催しました

カイロ大文学部のシンポ会場
カイロ大文学部のシンポ会場
開会の挨拶を述べるゼイン・エルアブディーンカイロ大文学部長、奥田紀宏駐エジプト日本国大使、本学吉田教授、古屋昌人国際交流基金カイロ文化センター所長
開会の挨拶を述べるゼイン・エルアブディーンカイロ大文学部長、奥田紀宏駐エジプト日本国大使、本学吉田教授、古屋昌人国際交流基金カイロ文化センター所長
シンポジウム共同声明と提案を発表するカラム学科長と有江留学生センター長
シンポジウム共同声明と提案を発表するカラム学科長と有江留学生センター長
2010年11月28日、29日にエジプトのカイロ市で、シンポジウム『エジプトにおける日本研究―過去、現在、未来』を、横浜国立大学、カイロ大学、国際交流基金カイロ文化センターの共催で開催しました。
本学からは、留学生センターの有江大介センター長、小川誉子美教授、長谷川健治准教授、吉田昌平教授が参加し、シンポの模様はMSN産経ニュースとNHKラジオ第一放送の「ラジオ深夜便」で取り上げられました。

カイロ大学は、学生数25万人の中東・アフリカで最大の大学で、本学の中東における拠点です。同シンポは、カイロ大学文学部に設置されたアラブ諸国初の日本語日本文学科の創立35周年を記念して行われたもので、カイロ大が協定を締結している30以上の日本の大学の中でも特に同学科と活発に研究者交流を行なってきた本学が共催者となりました。

シンポでは、本学小川教授、長谷川准教授、吉田教授を含む22名が、日本語、日本思想、日本文学などに関する研究成果を発表しました。研究成果は論集として本学留学生センターから出版されます。また、シンポの締め括りとして2日目の最後に、カイロ大日本語日本文学科長カラム・ハリール教授と本学有江教授がシンポジウム声明と提案を行ないました。

本学とカイロ大との間では、既にカイロ大短期留学生の受入れ、本学からカイロ大への教員派遣、共同研究等が行われていますが、今後の協力関係として、(1)本学短期留学生のカイロ大への派遣、(2)教員レベルの相互交流、(3)日本関係の書籍(新書)調達の支援等、カラム学科長と有江センター長との間で具体的な提案が交わされました。

また、シンポには、本学で工学博士号を取得したカイロ大工学部准教授のムスタファ・アブディーン氏もかけつけてくださり、近い将来、横浜国立大学エジプト同窓会を設立する際の協力を快諾してくださいました。

シンポを開催してみて、本学はカイロ大の学部生を短期留学プログラムに受入れていますが、大学院教育まで含んだ日本語教育・日本研究の受入れ体制があれば、本学の中東での需要はこれからまだまだ開拓できること、中東アフリカ地域との今後の交流を展望したとき、同地域に影響力をもつカイロ大との関係を緊密化する必要があることを感じました。

カイロ大ゲストハウス入り口で。左より小川教授、カイロ大日本語学科アーデル准教授(本学外国人客員研究員)、有江センター長、長谷川准教授、ムスタファ准教授
カイロ大ゲストハウス入り口で。左より小川教授、カイロ大日本語学科アーデル准教授(本学外国人客員研究員)、有江センター長、長谷川准教授、ムスタファ准教授

(担当:留学生センター)


ページの先頭へ