1. YNU
  2. 国際交流・留学
  3. 世界からの声!
  4. 海外へ留学した学生から

海外へ留学した学生から

留学体験記 ユタ州立大学(アメリカ)
小谷 真悟 経営学部国際経営学科4年


ルームメイトと大学寮のリビングにて(右側が筆者)

 僕は2002年9月から2003年5月までの間、大学の交換留学制度を利用してアメリカのユタ州にあるユタ州立大学というところに留学しました。

 ユタ州立大学は州都ソルトレイクシティから北へ150キロほど行ったところに立地しています。ユタ州は多くの国立公園と、2002年冬季オリンピックがあったように世界有数のスキーリゾートを誇る州であり、ウィンタースポーツが大好きな僕にとっては素晴らしいところでした。またユタ州はキリスト教の一派であるモルモン教徒で成り立っている州であり、日本とは違って宗教と密着した地域に生活するということで社会のつくりというものを意識的に考える機会にもなりました。

 まず授業についてですが、始めの学期は英語の授業を中心に履修し、後半の学期では経済学や社会学のほかに音楽やまた興味のあった中国語の勉強をしました。アメリカの授業は宿題が多く課されテストも頻繁にあるので大変ですが、勉強する内容は包括的であるのでしっかりした学習になります。また多くの生徒が授業に積極的であり活気のある授業が受けられます。

次に生活についてですが、普段の生活は平日は勉強中心で、週末はパーティ等といった感じでしょうか。アメリカ人の学生生活は「遊ぶ」と「勉強する」がはっきりしており、平日は勉強中心の日々を過ごし週末(特に土、日)は思いっきり遊びます。僕は大学の寮に住んでいたのですが、その間取りは3DKでルームメイトとともに生活する形態でした。寮は結構よくしかも月300ドルくらいなのでリーズナブルです。アメリカは食材が安いので生活費は日本より安く済みます。

最後に、留学というのは海外旅行とは違うものです。海外に行った際、日本人としてのものの考え方で海外を見る場合、常識であるものが当然のように非常識であることがあります。海外旅行ではその感覚のずれを、面白い、と感じていればいいのですが、留学して長期間異国に滞在するにはその感覚のずれを修正しなければなりません。つまりこれまでの日本人としての常識を開放し、その土地の常識に浸ることが必要になります。留学を成功させるか失敗させるかは自分次第です。今後留学をお考えの方もいらっしゃると思いますが、是非あらゆることにチャレンジしてください。そして今まで見たことのなかったようなものを沢山手に入れて、そうしてから再度自分を振り返ってみることをお勧めします。

ページの先頭へ

留学体験記 アーヘン工科大学(ドイツ)
関 淳 工学府博士課程後期3年 物質工学科浅見研究室


カーニバル中、仲間と(左が私)

 博士課程後期の学生として本学に在籍中、アーヘン工科大学に約一年留学した。アーヘンは1,800万の住民を擁する最大の州であるノルトライン=ヴエストファーレン内の温泉保養地として知られるドイツ最西端の街である。

 アーヘンに着いてから二日後には、私は時差ぼけを抱えつつ研究室へ顔を出した。ドイツ人はとにかく体が大きくゴツゴツとして愛想がなく何かと威圧感があるということが、よくも悪くも初めての印象であった。慣れない場所で実験する際、助けを必要とする場合があるが、ドイツ人に頼むときは必ず言葉ではっきりと表現することが必要となる。 誘いや依頼を断る際、婉曲な表現を使った返答で断るドイツ人は少なく、その対応を冷たく感じることもあったかもしれない。しかし、一度受けあうと彼らは親身になって手助けしてくれる。

さらに、日本に強い関心を示すドイツ人が少なからずいることが分かり、彼らに自分が日本人をよく知らず、日本を過小評価していることを指摘されることもあった。 また、小さな疑問点でもうやむやにしないことが問題解決のために良いという、彼らの姿勢が理解できると、小さなことに対しても納得出来るよう議論を尽くす方法も分かりやすくてよいと私は感じるようになった。

ドイツはヨーロッパの真中に位置しているため、アメリカと同様に人類のるつぼという特色をもっている。この大学内では約10ヶ国の留学生と交流できる環境にあり、日本人として日本への帰属意識について考えさせられ、異なった社会の価値観と触れる機会も多かった。私の通っていた研究室は博士号取得を目指す約30名の学生と博士号取得後渡独した5名の留学生を擁していた。そのため、学生の間で研究について活発な議論が日常的になされており、彼らと話し合えば有益な助言が得られることが多かった。一方、自分の意見を求められることも頻繁であった。そして、大らかな雰囲気の中で主体性を持って研究を進めつつその努力の過程を楽しむ人たちの姿勢を学んだことが、私にとってなによりの収穫であった。

ページの先頭へ

留学体験記 ダーラム大学(イギリス)
嵐 洋子 教育学研究科修士課程2年


カレッジの友人と町のカフェで一息
(一番右が私)

私が留学していたのは、ダーラムというイングランド北部の小さい町で、お城と大聖堂を中心にその周りを川が流れる、自然豊かな美しいところです。今年日本でも大ヒットした「リトルダンサー」という映画の舞台にもなりました。そこにあるダーラム大学は、オックスフォード、ケンブリッジに続き3番目に古い伝統ある大学で、私はそこで約10ヶ月間、言語学の修士課程で勉強しました。

イギリスの大学は、日本でもよく言われている通り、卒業するのが大変です。そのため学期中は、皆忙しそうに勉強していました。でも、不思議だったのが、時間割に休み時間がなかったことです。ですから、次の授業の校舎が離れている場合、急いで行かなければなりません。私も含め生徒は皆、小さな町を急ぎ足で移動していました。ダーラム大学にはカレッジ(寮のような所)制度が残っていて、生徒は皆どこかのカレッジに属し、そこで色々な行事に参加します。私のいたユニバーシティーカレッジは、最も古いカレッジで、お城を寮とし、その中や周辺で生活していました。週2回、強制ではないのですが、フォーマルディナーがあり、黒いガウンを着て正式なディナーを食べました。と言っても、食事の内容は‘普段'と変わらないのですが。

イギリスでの娯楽と言えば、日本人が居酒屋に行くように、よく「パブ」に行き、ビールを飲みます。ただ日本の居酒屋と違って、ほとんどの所では食べ物はでません。みな食事を済ませた後、パブに行き、ひたすらビールを飲み続けるのです。又、「パブ・クロール」と言って、何軒ものパブにはしごするのを楽しむ学生もいました。留学中の楽しみの一つはやはり旅行です。でも、その時に困ったのは、イギリスの電車はほとんどと言っていいほど時間通りに来ないことです。30分、1時間の遅れは当たり前。駅の電光掲示  板に「バス」と出て、駅の入り口にバスが待っていることもありました。でも、そのような時でもあまり気にせずのんびり待つのがイギリス風。その「ゆとり」は日本でも必要かもしれません。

留学というと、まずその国の言葉のことが心配になる人も多いかと思います。もちろん、語学も大切なのですが、もっと大切なのは、どんなことにも挑戦する「積極的な姿勢」と、何にでもめげない「明るさ」だと思います。色々なことがありましたが、どれもいい経験になりました。これからもたくさんの人が留学に挑戦して欲しいと思います。

(担当:総務部国際課)


ページの先頭へ