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日本と中国とのハイブリッド型教育による人材育成プログラム

大学(国・地域) 大連理工大学、江南大学(中国)
実施部局 教育人間科学部

プログラム概要

本プログラムは、日中双方の大学が連携し、実践的な語学力と高い異文化コミュニケーション能力を備えた、国際的な視野を持つ人材を育成するものです。

ハイブリッド型教育とは、実施校における通常の授業と現地交流校での授業(短期集中)を組み合わせる教育方法です。具体的には、第二言語を効果的に学習させ、各交流活動を通じて異文化理解の能力を向上させる内容です。

中国の経済的発展に伴い、日本国内でも中国語は存在感を強めています。中国語履修者は増えましたが、既存の教育体系の学習だけでは、実践的な中国語を身に付けることは難しく、また、言語の学習は、その言語が話されている社会の背景にある文化と切り離すことはできません。言語学習は異文化理解の重要な項目のひとつであると考えます。

中国の大学においても日本語を学習する学生は多いです。しかし、彼らは日本人と実際に交流する機会は非常に少なく、日本に対する理解も主にテレビドラマや映画などメディアに映し出された日本を通じて行われます。中国の次世代を担う彼らを、SSによって日本に招き、同年代の日本人と交流させ、日本の社会、経済、科学技術など、実際の日本を見てもらうことは大変意義があることであると考えます。

以上を踏まえて、本プログラムは、実際に相手国で学習させることで、実践的な語学力を身に付けさせ、現地の学生との交流活動等を通じて、相手国に対する正しい理解を促進させることを目的としています。

現地での生活や相手国の者との交流の中で、学生は異文化コミュニケーションにおける障害を感じるはずです。障害は、自分と相手の文化的背景の違いに気づき、その違いに対して相互理解をすることで克服されます。

今後、世界はますますボーダーレス化へ進むことが予想されます。このような国際化時代で活躍するには、異文化コミュニケーション能力が不可欠です。本プログラムに参加する学生には、専門分野における専門知識や実践的で高い語学力だけではなく、本プログラムでの経験を礎に、高い異文化コミュニケーション能力と国際的な感覚を備えさせたいと考えます。そして、日中双方の大学・教員が連携して国際化時代に相応しい人材を育成する組織の構築を目標としています。

プログラムの内容

SS

江南大学:平成24年11月10日~11月19日 (7名)
大連理工大学:平成25年1月20日~1月30日 (10名)

SS実施に際しては、日本語による研究発表の場を設けたり、授業参観やシンポジウムの参加などを通して学術的な交流を行いました。また横浜市・鎌倉市・川崎市・東京都などを見学することで、日本の歴史・文化・実情を直接知る機会を持ってもらうことができました。見学に際しては本学の学生が付き添うことで、日中双方の学生の有意義な交流が行われました。


SV

平成24年9月9日~9月28日 大連理工大学で実施。(30名 うち、JASSO奨学金対象者16名)

SVでは一日に90分の授業を2コマ実施しました。授業は、日本語が堪能かつ日本人に対し中国語を教えた経験のある中国人教員が担当しました。午後は、受入先の学生とともに行う様々なアクテビティーを設け、活動を通して互いの友好と理解を促進しました。プログラムの最後に試験を行い単位の認定を審査しました。試験は、筆記による文法試験と中国語によるスピーチを課し、プログラム参加前に行った同等の難易度レベルの試験結果と比較し、客観的に効果を測りました。


プログラムの成果

本プログラムの最たる特徴は、相互補完型外国語学習です。学生レベルの相互補完型外国語学習とは、すでにある程度日本語が話せる2年生以上の現地学生と本学学生を組ませ、双方の語学学習を補わせるというものです。そのため、受け入れ先としては中国語教育を行う部門ではなく、あえて日本語教育学科を選択しました。また、語学学習に留まらず、双方の大学が通常の授業では提供しにくい「ネイティブと実際にやり取りする」機会を補いあうことにも重視しました。
今回のプログラムを通して、日本と中国の大学間・学生間における相互理解が深められ、日本人学生・中国人学生双方の語学力や異文化理解力も高められ、今後の相互協力の基礎が築かれました。

報告書

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