本学の教員が4度目の南極観測隊員に決まりました


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訓練の様子(朝日新聞・中山由美氏提供)

6月19日(金) 文部科学省の南極地域観測統合推進本部は、今年11月に出発する第51次南極地域観測隊員として環境情報研究院の石川正弘准教授を含む 総勢62人を決定しました。

石川准教授を含むセールロンダーネ山地地学調査隊一行10名は、11月中旬に成田を出発。南アフリカからドロンニングモードランド航空網(日本を含む11ヵ国の国際共同運営)の航空機を利用して、セールロンダーネ山地に近接した大陸氷床上に着く予定です。(南緯72度、東経24度)

セールロンダーネ山地は昭和基地から西に約700km離れており、一行はスノーモービルによる大陸氷床上の移動とテント生活を繰り返しながらセールロンダーネ山地の地質調査を行う計画です。


第33次、第34次、第38次夏隊に続き 4回目の南極観測隊員となる石川准教授は、「地球上の全陸地面積の約 9%を占める南極大陸は、そのほとんどが厚い大陸氷床で覆われているために、地球上の他の大陸と比べて、その成因に関しては未知のことでいっぱいです。大陸氷床を突き破って露出するセールロンダーネ山地は南極大陸の形成を探る上で重要な場所となっています」と話しています。

(環境情報研究院)