工学府博士課程前期2年の 内出健一さんが
第1回セラミックス国際会議 学生論文コンテスト「特別賞」受賞!

 大学院工学府博士課程前期2年の 内出健一さん(指導教員:安藤柱教授,高橋宏治助教授)は,カナダのトロントで6月に開催された第1回セラミックス国際会議(1st International Congress on Ceramics)で“Threshold stresses for Crack-healing of Mullite reinforced by SiC Whiskers and SiC Particles”という題目で研究発表を行い,学生論文コンテストの特別賞(副賞2,000ドル)に輝きました。この研究は,ムライト/炭化ケイ素複合セラミックスは1,200℃の繰返し応力下においてもき裂を自己治癒でき,その治癒材は優れた高温疲労強度を有することを明らかにしたものです。
 第1回セラミックス国際会議はセラミックス材料に関する世界最大級の国際会議で,世界中から多数の研究者が参加しています。安藤 柱教授の研究グループでは,自己き裂治癒能力を有するセラミックスの開発と評価に関する基礎研究を精力的に行っており,この成果と内出さんの発表の双方が国際的に認められたものです。


(工学研究院・工学府)