工学府博士課程後期2年 長田俊郎さんがケンブリッジ大学で開催された疲労の国際会議で
「最優秀プレゼンテーション賞」を受賞!
大学院工学府博士課程後期2年の長田俊郎さん(指導教員:安藤 柱教授)は,イギリスのケンブリッジ大学で3月末に開催された第6回疲労国際会議(The 6th Engineering Integrity Society International Conference on Durability and Fatigue ”Fatigue 2007”)で“High Temperature Fatigue Strength of Heavily Machined and Crack-Healed Alumina”という題目で研究発表を行い,最優秀プレゼンテーション賞(副賞125ポンド)に輝きました。この研究は,本学で提案されたき裂治癒という新しい手法を用いて,セラミックス機械加工材の高信頼化と加工コストの低減に成功したものです。
第6回疲労国際会議は材料の疲労に関する世界最大級の国際会議で,世界中から多数の研究者が参加していました。本賞は,30歳以下の若手研究者に対して創設されたものであり,今回は長田さんを含む2名が受賞しました。もう1名で2位の優秀プレゼンテーション賞を受賞したのは英国の女性研究者でした。我々の研究室からは,安藤 柱教授,中尾航特別研究教員,博士課程後期大学院生4名の計6名が参加しました。
研究発表は,本学で開発した自己き裂治癒能力が優れたセラミックスのき裂治癒材の高温疲労強度に関する研究3件と自動車部品の疲労強度向上に関する研究3件の合計6件でした。なお,長田さんの本国際会議への渡航費等は(財)横浜工業会による奨学金によりました。ここに記して感謝の意を表します。
(工学府)
|