本学の教員等が様々な賞を受賞しました!

工学府の具志堅剛史さんが、フォトクロミズム 国際シンポジウムでポスター賞を受賞!

 10月10日(水)にカナダのバンクーバーで開催された第5回有機フォトクロミズム国際シンポジウム (ISOP-07)において,大学院工学府博士課程前期2年の具志堅剛史さん(指導教員:横山泰教授)が,“ダイアモンド類似構造を部分構造にもつフォトクロミック化合物”に関する発表を行い,“Poster Award”を受賞しました。
 3年ごとに開催される本国際シンポジウムは光応答性有機材料に関する研究発表の場です。横山教授の研究室では,自動調光材料に関する基礎研究を精力的に行なっており,今回の受賞はその研究内容および具志堅さんの発表の両方が高く評価されたものです。

(工学研究院)

工学府の高橋文雄さんと天野利彦さんが 日本ばね学会技術賞を受賞!

 9月27日(木)に虎ノ門パストラルにおいて開催された日本ばね学会設立60周年記念式典において,2007年度日本ばね学会表彰が行われ,大学院工学府博士課程後期2年の高橋文雄さん(日本発条株式会社)と今年3月に同博士課程前期を修了した宮本貴正さんと同博士課程前期2年の天野利彦さんが,指導教員の安藤柱教授および高橋宏治准教授とともに,同学会技術賞を受賞しました。
 この賞は,日本ばね学会のばね論文集(第52号)に掲載された「人工表面欠陥を有するばね鋼のショットピーニングによる疲労強度向上」と題する論文が,ばねの技術の進歩に寄与するとして高く評価されたものです。近年,自動車のサスペンション等で使用されるばね鋼は,ますます高強度化の傾向にありますが,鋼は高強度になるほど表面欠陥に対して敏感になるという問題があります。高橋さんと天野さんらは,疲労強度低下の要因となる表面欠陥を,ショットピーニングによって導入される圧縮残留応力により無害化する技術を開発しました。この成果は,鋼の信頼性を大幅に向上させるとともに希少金属の使用低減にも寄与すると期待され,工業上の価値が高い点が評価されました。

(工学府)

国際社会科学研究科 馬奈木俊介准教授が 環境科学会論文賞を受賞

  9月10日(月),環境科学会において開催された社団法人環境科学会2007年会において論文賞の授賞式がおこなわれ,国際社会科学研究科 馬奈木俊介准教授が共同研究者の名古屋学院大学経済学部中野牧子講師とともに論文賞を受賞しました。論文のタイトルは,「環境マネジメントシステムの導入が生産性に与える影響」で,事業所における環境マネジメントシステムISO14001の認証取得が環境負荷管理に寄与するだけでなく,生産活動に与える影響を解析することで,認証取得の効果をより広く定量的に考察できる手法を提案した点が高く評価されました。

(国際社会科学研究科)

工学府の園田修平さんがアンテナ・伝播研究会「学生奨励賞」を受賞!

 大学院工学府博士課程前期2年の園田修平さん(指導教員:新井宏之教授)がアンテナ・伝播研究会「学生奨励賞」を受賞し,6月21日(木)に開催された同賞表彰式において表彰されました。
 受賞対象となった研究発表は同研究会で発表した「ワンチップマイコンを利用した近距離送受信システム」です。
 この研究は,近年注目される近距離無線通信の送受信デバイスを,低消費電力かつ簡素な構造で実現する検討がされており,詳細な考察を報告しました。この賞は,発表する論文の新規性,独創性および有用性が論理的に展開されているかが厳しく評価されるものであり,アンテナ・伝播,通信産業の発展に貢献する研究として高く評価されました。

(工学府)