本学の教員等が様々な賞を受賞しました!

環境情報研究院中井里史教授が最優秀ポスター賞を受賞!


 環境情報研究院 中井里史教授は、4月17日(木)〜19日(土)に韓国済州島で行われた国際環境疫学会第2回東アジア大会において、大気汚染分野の最優秀ポスター賞を受賞しました。

  受賞対象となった演題は、「Comprehensive PM2.5 epidemiologic study. 3.Summary of Results」です。この研究は、中井教授自身が検討会委員として参加した環境省微小粒子状物質等健康影響調査結果の一部を紹介したもので、微小粒子状物質の環境基準設定の是非等を検討するための必要なデータとなるものです。

 欧米諸国やWHO(世界保健機関)では基準値を定めた国が多く認められるものの、アジアにおいては研究やデータが少ないため、微小粒子状物質の環境基準を定めた国はまだありません。そのため、曝露評価、短期健康影響及び長期健康影響等、多面的に研究を行った点が高く評価されたものと考えられます。
(環境情報研究院)


環境情報研究院 松本勉教授が情報セキュリティ文化賞を受賞!

 環境情報研究院 松本勉教授が第4回情報セキュリティ文化賞を受賞しました。

 本表彰は、わが国の情報セキュリティ分野の進展に大きく貢献した個人を表彰することで、自治体、企業などの組織における情報セキュリティの高度化に寄与することを目的として、情報セキュリティ大学院大学が平成17年2月に制定したものです。

 松本教授が、1980 年代後半に提案した暗号鍵共有方式KPSは、その実質的安全性を高く評価され、現在IC カードをはじめ幅広く実用化されています。また、各種生体認証技術の安全性検証研究によって同分野における客観的な評価技術の進歩に貢献する一方、CRYPTREC 暗号技術検討会メンバー、同暗号モジュール委員会委員長、ボット対策プロジェクト評価委員等として政府の取り組みへも寄与し、わが国における情報セキュリティ向上に顕著な功績をあげたことが評価され表彰いたりました。

  なお、3月4日(火) に開催されたSECURITY SHOW 2008(主催:日本経済新聞社)のプログラムの一環として、表彰式と受賞者の方々による記念講演が行われ、受賞者には表彰状と記念のトロフィーが授与されました。
 
 
(環境情報研究院)


黒川淳一名誉教授と工学研究院 松井純准教授が受賞!

 4月8日(木)に、黒川淳一名誉教授(前工学研究院教授)と同研究院 松井純准教授が、日本機械学会・技術賞を受賞し、その表彰式が明治記念館で行われました。

 日本機械学会では、主に産業界で、とくに優れた技術に対し、毎年10件程度表彰しています。
今回の表彰は、黒川名誉教授と松井准教授が10年間に亘って開発してきた、ターボ機械の異常流動を汎用的に抑制できる「Jグルーブ技術」が優秀技術として認められ、受賞にいたりました。  
 また、3月13日(木)にも黒川淳一名誉教授は、第4回(2007年度)標準事業「貢献賞」を受賞しました。これは、ポンプ、水車に関する国際・国内規格の制定に寄与し、また国内での普及と工業上の貢献が評価されてのことです。
 
(工学研究院)

工学研究院 藤本博志准教授に本学の発明表彰を授与!


表彰された藤本准教授
表彰された藤本准教授
学長、産学連携推進ん本部長の渡辺副学長らと記念撮影

原子間力顕微鏡
原子間力顕微鏡
 4月18日(金)発明の日に、平成18年に策定された本学の発明表彰実施要綱等に基づき、工学研究院 藤本博志准教授に発明表彰を授与しました。昨年に引き続き2人目の受賞となります。

 藤本准教授は、電気自動車の運動制御システムを開発し、NEDOの支援を受けて試作車に実装しました。これまでNHKの報道などにより大きく注目され、発明の技術移転や関連する複数の企業との共同研究にも着手してきました。

また、近年脚光を浴びている原子間力顕微鏡の性能を大幅に向上する制御技術を開発し、技術移転するなど、実装のための戦略的な関連技術開発にも取り組んでいます。
 これらの研究成果が、産業上有用な知的財産として技術移転に結実し、今後の実用化に向けた研究開発にも積極的な取り組みが見られることから、優れた発明として表彰することとなりました。

  飯田学長より藤本准教授に表彰状と記念品を贈呈した後、「大学の研究成果による社会貢献が要請されるなかで、電気自動車に関する共同プロジェクトへの貢献も期待している」などの話がありました。

 その後、渡辺産学連携推進本部長や同本部関係者を交えて、原子間力顕微鏡や本学における電池、モーターに関する研究開発の最新動向などの話題で大いに盛り上がりました。
電気自動車(2号車・3号車)
電気自動車(2号車・3号車)
(産学連携推進本部 産学連携課)


工学府の修了生が奨励賞を受賞!

   平成20年3月に大学院工学府を修了した原正之さん(指導教員:藪田哲郎教授)が、4月8日(火)に開催された日本機械学会第85期通常総会で奨励賞(研究)を受賞しました。  

 受賞対象となったのは、博士課程での研究成果である「VR技術を用いた心理物理学実験による力感覚の本質へのアプローチの展開」です。
 この賞は、主として機械工学又は広く産業社会に関わる主として研究上の業績(印刷公表された論文等)をあげた新進会員個人に与えられれるもので、原さんの博士課程での研究が高く評価され、受賞にいたりました。


(工学府)

工学部の卒業生が研究奨励賞を受賞!
 平成19年3月に開催された(社)エレクトロニクス実装学会主催の第21回講演大会において、工学部生産工学科を卒業した阿部健太郎さん(現在、フジクラ(株)勤務 指導教員:白鳥正樹教授)が「研究奨励賞」を受賞しました。

 阿部さんの発表題目は「接触荷重によるSnウィスカ発生における金属間化合物の影響に関する研究」で、3月17日(月)に開催された第22回エレクトロニクス実装学会講演大会で、表彰状を授与されました。

 

(工学部)


工学府の学生が優秀論文講演表彰を受賞!


 平成19年12月に開催された、日本機械学会の第16回交通・物流部門大会TRANSLOG2007において、大学院工学府システム統合工学専攻博士課程前期1年の佐藤康頼さん(指導教員:高田一教授)が「優秀論文講演表彰」を受賞しました。

 発表題目は「加振を受ける鉄道車両の動的挙動に関する研究」で、地震時は走行時の方が停止時に比べ脱線に至るまでの時間が短いことが測定され、優れた研究成果であると評価されました。


(工学府)


工学府の学生が優秀論文発表賞を受賞!


   大学院工学府博士課程後期1年の白石貴行さん(指導教員:藤本博志准教授)が、平成19年度電気学会優秀論文発表賞を受賞し、3月17日(月)に表彰されました。
 この発表論文は既に、平成19年12月18日(火)に電気学会 産業計測制御技術委員会にて、平成19年度電気学会産業計測制御技術委員会優秀論文発表賞を受賞しており、この度併せての受賞となりました。

 受賞対象となった研究発表は、平成19年9月の電気学会産業計測制御研究会で発表した「タッピングモードAFMにおける表面形状オブザーバの提案」です。この賞は、発表する論文の新規性、独創性および有用性が論理的に展開されているかが厳しく評価されるものであり、産業計測制御の発展に貢献する研究として高く評価されました。

賞状
賞状

(工学府)


工学研究院高田一教授が貢献賞を受賞!



 工学研究院 高田一教授が社団法人日本機械学会関東支部から2007年度貢献賞を受賞しました。
 この賞は、2001年度から2007年度まで関東支部において、技術者のための継続教育セミナー「JABEEのための技術者倫理」の主査を務め、また、2001年度および2002年度の関東支部広報誌の委員長を務めるなど、社会に対する教育や関東支部およびブロックの活動に大きく貢献したことにより贈られたものです。
(工学研究院)