本学の教員等が様々な賞を受賞しました!

工学研究院 安藤柱教授が経済産業大臣より表彰される



経済産業省では、原子力の安全の確保に尽力し、優れた成果を上げた個人又は団体に対して、経済産業大臣表彰を行っています。

今年度は、工学研究院 安藤柱教授が、「原子力安全功労者」として表彰されました。

安藤教授は、原子炉構造工学、破壊力学及び材料工学分野で多くの独創的な研究を実施し、それらを約180編の査読論文として出版しました。

また、それらの新知見を活用して、通商産業省原子力発電技術顧問あるいは経済産業省総合資源エネルギー調査会委員として、原子炉機器の詳細設計や検査部門で積極的に審査・提言し、原子力の安全性向上に多大な貢献をしました。
さらに、(財)発電設備技術検査協会非常勤理事等として、原子炉機器の長寿命化及び信頼性の向上、予防保全のための表面改質技術の開発、高経年化した原子炉内機器(シュラウド等)の取替え工法の開発と、その妥当性実証試験等々の研究・開発プロジェクトにおいて、大きな成果をあげ原子力発電の安全性と性能向上に貢献しました。これらの実積が高く評価され、今回、表彰にいたりました。

安藤教授にとって大臣表彰等は、平成8年に「き裂治癒能力が優れたムライトの開発とそのばねへの応用」に対して科学技術庁長官から授与された「注目発明選定証」、平成19年に「化学プラントの安全性・経済性向上と労働災害防止への貢献」に対して厚生労働大臣から授与された「功労賞」と「化学及び原子力発電プラントの安全工学とその基盤技術たる材料工学での功績者」として天皇皇后両陛下から「園遊会」に招待されたのに続いて4回目の快挙となりました。
(工学研究院)

工学府の学生がStudent Awardsを受賞


大学院工学府 物理情報工学専攻 物理工学コース博士課程前期1年の青木健志さん(指導教員:田中正俊教授,首藤健一准教授,大野真也特別研究教員)が「IUVSTA-Elsevier Student Awards」を受賞しました。

この賞は、10月27日(月)〜31日(金)に開催された「4th Vacuum and Surface Sciences Conference of Asia and Australia (VASSCAA-4)」で発表を行った学生198名の中から、優れた2名に対して、真空科学技術国際連合とElsevierが授与したものです。 

論文タイトルは「Modification of Titanium Silicide Growth by H-termination on Si(001)-2x1 Observed with Scanning Tunneling Microscopy」で、Si表面でのシリサイド形成における水素原子の役割を明らかにした斬新な研究内容が評価されました。
(工学府)

工学研究院 大矢剛嗣講師が優秀ポスター発表賞を受賞



工学研究院 大矢剛嗣講師が、10月27日(月)〜30日(木) 福岡で開催された「21st International Microprocesses and Nanotechnology Conference(第21回マイクロプロセス・ナノテクノロジー国際会議)」において「MNC2008 Award for Most Impressive Poster(優秀ポスター発表賞)」を受賞しました。

これは、この国際会議でポスター発表された論文(約180件)の中で優秀な3件に贈られる賞です。

受賞題目は「Authentication with Artifact-Metric System using Carbon-Nanotube-Composite Japanese Washi Paper」で、近年着目されているカーボンナノチューブ(CNT)について新しい複合材料(CNT複合紙、CNT和紙)の提案とその認証技術応用の研究成果が高く評価されました。
(工学研究院)

工学部4年の学生が優秀講演論文賞を受賞

10月16日(木)に神戸で開催された日本航海学会 第3回学生講演会において、工学部電子情報工学科4年の石川翔太さん(指導教員:高橋冨士信教授)が「優秀講演論文賞」を受賞しました。

受賞対象となった論文は「GNSSを対象とするソフトウェアGNSS受信機の開発」です。

これは、GNNS受信機側において高速CPUと柔軟で賢いソフトウェア技術により相手衛星系を判別するコア部分のソフトウェアの高速化に係わる技術開発です。
この研究の測位衛星が米国のGPSしか利用できなくなった時代から、欧州のGALILEO計画やロシアのGLONASS、わが国のMSASや準天頂衛星計画、その他中国やインドなど、多様な測位衛星の利用が可能となる時代に移行しつつある新しいGNSS時代にふさわしいものと高く評価されました。

今後、現在のGPS受信機に代わる近未来のマルチGNNS受信機に応用されることが期待されます。

(工学部)

連合大学院の学生が研究奨励賞を受賞

10月11日(土)〜12日(日)、札幌市で開催された日本消費者教育学会 第28回全国大会において、東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(配置大学:横浜国立大学)博士課程後期2年の神山久美さん(主指導教員:西村隆男教授)が、「研究奨励賞」ならびに副賞として「財団法人生命保険文化センター賞」を受賞しました。

この研究奨励賞は、消費者教育に関する優れた研究を行い、将来の発展が期待される者に贈られるものです。
(教育学研究科)

環境情報学府の学生が最優秀発表賞を受賞

9月18日(木)19日(金)に行われた環境科学会2008年会において、大学院環境情報学府環境リスクマネジメント専攻博士課程前期1年の莅戸翔一さん(指導教員:小林剛准教授)が最優秀発表賞を受賞しました。受賞対象となった研究は、「農薬散布時の急性・亜急性・亜慢性毒性を考慮した健康リスク評価手法の検討」です。

この最優秀発表賞は、まず研究発表をした若手研究者(ポスドク、博士課程学生)や修士課程学生、学部学生らの中から区分毎に優れた発表が優秀発表賞に選ばれ、その中でも最も高い評価を得た発表に対して授与されます。

莅戸さんは、本学の大学院生向けに開講している「高度リスクマネジメント技術者育成ユニット」の履修生でもあり、今後の修士論文研究やその後のリスクマネジメント分野での活躍が期待されます。

(環境情報学府)

環境情報学府の学生が学生奨励賞を受賞



大学院環境情報学府博士課程前期2年山本観会さん(指導教員:荒牧賢治准教授)が9月17日(水)〜19日(金)に日本大学理工学部駿河台キャンパスで行われた日本油化学会第47回年会において「学生奨励賞」を受賞しました。

受賞題名は「ショ糖パルミチン酸エステル系におけるひも状ミセル水溶液の電気粘性効果による増粘効果」です。

(環境情報学府)