理工学部

College of Engineering Science

新しい価値の創造や技術革新を導く付加価値の高い理工系人材を育成するため、4学科体制を3学科体制に改編し、教育体制を再構成します。

学部の概要

横浜高等工業学校設置により始まった、伝統ある本学の実践的工学教育をさらに深化・発展させるために、従来からそれぞれの学部で実践してきた理学・工学教育を統合して、有機的に連携することにより、理学から工学まで広い分野の基礎的学術を体系化した教育組織を構築し、本学の個性と特色を明確に打ち出した「理工学部」を平成23年4月に設置しました。
イノベーションを創出する「未来の創造的人材」の育成のため、早期の教育課程で学生が理工両方の素養を身につけ、その後専門教育を受けるようなカリキュラムを用意しています。4年間の教育課程を経た後には、工学的センスを持った理学系科学者、あるいは理学的センスを持った技術者/工学系研究者として、さらなる研鑽を積むことに喜びを覚えるような人材を育成します。

改編前(平成28年度)

学科名 入学定員
機械工学・材料系学科 140人
化学・生命系学科 175人
建築都市・環境系学科 160人
数物・電子情報系学科 270人

改編後(平成29年度)

学科名 入学定員
機械・材料・海洋系学科 185人
化学・生命系学科 187人
数物・電子情報系学科 287人

※改編前の建築都市・環境系学科は平成29年度から学生募集を停止し、機械工学・材料系学科は新たな名称で学生募集を行います。

学科と教育プログラム(EP)の概要

機械・材料・海洋系学科

快適で安全な現代社会の根幹を支える各種の機械,材料,及び海洋空間の利用と移動に関する研究・開発・設計・生産に携わる人材を養成します。どのEPでも、科学技術に携わるための倫理観と教養ならびに幅広い専門分野に対応できる工学の基礎的能力が身につきます。

基礎を固めて、応用力へとつなぐ

機械部品単体から、機械を組み合わせて複雑な機能を発揮する機械システムを対象として学ぶ工学分野です。機械工学に関わる技術者には、基盤領域のしっかりとした素養と柔軟な適応力が求められるため、材料力学、熱力学、流体力学、機械力学、自動制御といった基盤領域の教育を重視するとともに、応用として設計工学・加工学・機械材料学などを学んでいきます。機械工学の基礎を体系的に教育し、多様な分野で活躍できる資質を備えた人材を養成します。

学びの分野

30名以上の担当教員が在籍。機械工学の様々な分野における先端的な研究に取り組んでいます。

設計と加工

機械プロセスの基礎を構成する材料組織強度信頼性評価、様々な加工技術、および関連するコンピュータシミュレーション技術に関する教育と研究を行います。

熱流体エネルギー

エネルギーの有効利用に関わる熱・流体エネルギーの変換・伝達・貯蔵、地球環境等の新分野への貢献を視野に、熱および流体の基礎・応用に関する教育を行います。

情報と制御

機械の設計から運用の各段階をシステム工学的観点から評価・計画するため、設計工学、メカトロニクス、人間工学等の基礎と応用に関する教育と研究を行います。

学びのシステム

1年次
数学と物理を中心とした基礎ならびに教養分野を主に学びます。
2年次~3年次
機械工学の専門分野を中心に座学や設計・製図・実験を行います。
4年次
卒業研究を行います。

求める学生像

  • ○快適で安全な社会を支える各種機械や、そのシステムに興味をもつ人
  • ○未来社会を担う革新的な機械を創り、人類が抱えるエネルギー・環境などの諸問題を新しい技術で解決したい人

卒業後の進路

本学工学府、環境情報学府や他大学など、8割以上が大学院へ進学。産業界には、自動車及び輸送機器や機械、電子・電気機器といった様々な分野に、優秀な人材を輩出しています。

ものを生み出す力をつける

材料工学は、物理や化学等の基礎科学を応用してものづくりを行うための工学分野です。金属、セラミックス、高分子、半導体とその周辺材料を対象に、材料についての体系的な教育を実施し、機能材料や構造材料の開発を担う技術者や研究者を養成します。具体的には、物理と化学の基本原理に立脚し、様々な材料の構造・組織や物性をnm(ナノメートル)からmm(ミリメートル)スケールで階層的に理解した上で、材料に優れた性質を与える能力を育成します。こうした教育を通じて機械構造物や電子情報機器などにおいて各種機能を担う材料とその設計技術の発展に貢献できる人材を輩出します。

学びの分野

適切な材料選択や新たな材料の開発を行うための素養として、材料の内部や界面の構造と特性に関する基礎知識と、その評価・解析技術を修得します。

連続体力学と加工

固体材料の変形等を支配するマクロな法則を学び、加工技術の基礎を身に付けます。

ミクロ組織と力学特性

材料のミクロな組織と力学的な強さとの関係を学びます。

ナノ構造と機能

材料の原子・ナノスケールでの構造と物性を支配する法則について学びます。

物理化学と環境性能

材料の物理的および化学的変化に基づくプロセスの基本的な法則を学びます。

学びのシステム

1年次
「教養・基礎分野」を中心に学びます。
2年次~3年次
2年次以降は徐々により高度な専門分野を学修するための講義や設計製図、実験とプレゼンテーションなどが増えます。
4年次
卒業研究を行います。

求める学生像

  • ○物理や化学に基づいた、材料の様々な性質を生み出す仕組みの解明に興味がある人
  • ○材料工学に強い関心を持ち、新材料や新規機器の開発分野で活躍したいと希望する人

卒業後の進路

卒業生の多くが大学院に進学しますが、産業界から高い評価を受けており、素材や自動車・輸送機器、電子・電気機器、機械、精密機器などの様々な分野で活躍しています。

海や空や宇宙へのチャレンジが学びの題材

学修カリキュラムは船舶海洋工学と航空宇宙工学の二本柱で構成されています。このEPではあらゆる講義が“海”や“宇宙”といった未知で広大な空間を、どうやって合理的に安全に活用するかを考えることにつながっています。つまり、チャレンジするための勉強をしています。具体的には、力学や数学を高度に応用した流体力学や材料力学を駆使して、船舶海洋構造物の性能解析や強度解析の理論とその使い方、あるいは高速航空機や宇宙往還機の性能解析や軌道制御の理論、その使い方などを学んでいきます。また、企業見学や学外実習などの実体験の機会も多く、個々の要素技術や理論の修得だけを最終目標とせず、技術や理論と実社会とのつながりを理解しながら、各種の基盤技術および先端技術を広範囲に統合して巨大でかつ複雑な構造体を有機的にまとめあげるマクロエンジニアリング(総合計画工学)センスの涵養に重きを置いていることが特徴として挙げられます。

学びの分野

実践性の高いマクロエンジニアリングを強く意識した教育方法を実施し、環境と調和した巨大で複雑な海洋構造物や船舶、航空機を設計できるエンジニア、または船舶や航空機の運航を通して人や物資のより良い流れをつくることができる研究者や技術者の育成を目指しています。

3年次までは、全員が船舶海洋工学と航空宇宙工学を学びますが、4年次になると研究室に配属されます。そこでは「船舶の流体抵抗・推進性能」「船舶・海洋構造物の設計・強度・疲労」「船舶・海洋構造物の波浪中性能」「海洋エネルギー・海底鉱物資源の利用開発」「飛行艇の離着水」「航空機の性能解析」「人工衛星の軌道制御」などに関連した卒業研究を行います。最近では企業や研究所、他大学との連係的な研究テーマが増えてきています。研究成果をポスターセッションを通して公開することで、先輩研究者や技術者だけなく、保護者や下級生にも研究内容を説明できる力を養成していきます。

学びのシステム

1年次
教養分野を中心に学びます。
2年次~3年次
2年次以降は、流体抵抗論や船体構造力学、船舶設計、航空機制御論などの専門分野を徐々に学びます。
4年次
卒業研究に取り組みます。

求める学生像

環境と調和しつつ世界中を駆け巡る未来型の船舶や航空機、世界中に潜在する海洋エネルギーや海底資源の利用を推進するための斬新な海洋構造物の設計エンジニアを目指す人

卒業後の進路

卒業生の多くは大学院に進学して、より専門性の高い研究を行うほか、船舶海洋・航空宇宙系企業、自動車系企業、その他メーカー等に就職して、第一線で活躍しています。

化学・生命系学科

物質や材料、エネルギー、環境、生命についての知識と考え方を広く深く学び、人と生物にとって持続的な社会を構築できる未来志向型の人材を育成するための総合的な教育学習の編成を行っています。また化学と生命を中心に据え、日進月歩の科学技術に対応できる、国際的な視野を持った人材を育成することを目指しています。

理学と工学の融合から、新しい「化学」を創造

化学が関わる分野は、物質が示す性質や化学反応、さらには生命現象などを根源的に理解しようという理学的な基礎科学から、分子や結晶を制御して新しい物質や機能性材料を開発しようという工学的な応用化学まで、幅広く多岐にわたっています。教育プログラムでは理学と工学の横断的連携からさらに発展させ、理工融合によって連続的にひとつに繋がった「化学」の創造により、新たな化学的価値観と素養を持ち合わせた人材を養成します。

また、化学EPの標準課程に加え、「エネルギー化学分野教育」課程での教育を通じて、最先端の化学的要素技術からエネルギーバリューチェーン(EVC)までを俯瞰できる幅広い知識・素養を獲得した人材も輩出します。

学びの分野

人類がより豊かな社会を形成し、発展させていくためには、機能性材料や構造材料などの先端物質や、これらを組み合わせたシステムやプロセスを研究開発するために必要な化学の専門知識や基礎技術を自在に使いこなす人材が求められます。

化学の基盤をなす学問分野には、セラミックスや金属を扱う無機化学、プラスチック・化成品・医薬品や農薬などを扱う有機化学、これらが複合した電子材料・触媒材料やバイオマテリアルなどを扱う材料化学、それら各論を理論的に支える物理化学や方法論として支える分析化学があります。また生命現象の理解も化学や工学の展開と密接に関係しています。化学EPでは、物質や生命の世界を原子や分子のレベルから追求する最先端の化学と、社会の要請に基づいて化学を利用できる技術者・研究者を養成します。

学びのシステム

1年次~4年次
化学EPと化学応用EPでは、1年次から2年次春学期までは、教養と専門基礎に関する科目を中心に、原則として全員が等しい教育を受けます。
2年次秋学期からはそれぞれのEPに分かれ、専門性の高い知識と応用力を養成していきます。
化学EPでは、有機化学、無機化学、材料化学、物理化学、分析化学などの分野の専門科目を学んでいき、4年次には卒業研究を行います。

求める学生像

化学の基礎知識を十分備え、さまざまな自然科学の知識を活用して、現象の真理を原子や分子レベルから探究することのできる研究者、および最先端化学を駆使することで、地球規模で人類が抱える諸問題解決に貢献できる技術者を目指す人

卒業後の進路

卒業生たちの就職先は多方面におよび、各種企業のほか、官公庁などでも高い評価を得ています。また多くの卒業生が本学および他大学の大学院に進学しています。

化学を応用し持続可能な未来社会を開拓

安全で持続可能な未来社会を切り拓いていくために化学が果たす役割は大きく、不可欠です。基礎学問としての化学を工学的に応用することで、現実社会の様々な問題を解決し、未来社会を支える新しい物質やシステムの開発を行っています。私たちは「高度反応プロセスの開発」、「先端材料開発」、「新エネルギー開発」、「安全性解析・管理」、「未来環境開発」の5つの課題が最重要であると考えています。本EPでは、これらの課題の解決に寄与し社会で高く評価される実践的な研究者、開発者になるための教育課程を準備しています。

また、化学応用EPの標準課程に加え、「エネルギー化学分野教育」課程での教育を通じて、最先端の化学的要素技術からエネルギーバリューチェーン(EVC)までを俯瞰できる幅広い知識・素養を獲得した人材も輩出します。

学びの分野

安全で持続可能な未来社会を切り拓くためには、化学の専門知識とそれを応用した新材料・新エネルギー技術や環境と調和した安全なシステムを開発できる人材が求められます。

化学応用EPでは、基礎学問としての化学と、化学を応用した分野、特に、「高度反応プロセスの開発(化学工学)」、「先端材料開発(先端材料)」、「新エネルギー開発(エネルギー)」、「安全性解析・管理(安全)」、「未来環境開発(環境)」の5つの学問分野について学びます。講義や演習で基礎知識を培い、実験や実習を通じて実践的な応用力を身につけていきます。これらの学問分野の専門性と研究開発能力を養うことで、社会が直面している様々な課題を解決し、社会に貢献できる高い能力を修得します。

学びのシステム

1年次~4年次
化学EPと化学応用EPでは、1年次から2年次春学期までは、教養と専門基礎に関する科目を中心に、原則として全員が等しい教育を受けます。
2年次秋学期からはそれぞれのEPに分かれ、専門性の高い知識と応用力を養成していきます。
化学応用EPでは、化学工学、安全工学、エネルギー材料工学、環境工学などの分野の専門科目を学んでいき、4年次には卒業研究を行います。

求める学生像

化学の基本知識を応用し、高度な化学反応プロセスや先端材料、新エネルギー材料の開発、実践的な安全管理や環境創出など、未来社会への課題解決に貢献できる研究者・技術者を目指す人

卒業後の進路

化学応用EPの教育と研究方針は広く社会に認められ,化学・エネルギー・食品・材料・エンジニアリング関連企業をはじめ、幅広い分野に就職しています。また多くの卒業生が大学院に進学しています。

最新の実践的な「バイオ」を学ぶ

基礎生物学やライフサイエンスをはじめとする現代生物学の成果に基づいて、健康的で安全な社会の実現を目指すライフサイエンス関連諸産業の技術者やバイオサイエンス関連の研究者として羽ばたく人材の育成を目指しています。最新の実験生物学的な方法と数理情報科学を駆使して、DNA やタンパク質などの分子レベルから細胞・個体レベル、さらに微生物から植物、人を含めた動物までを幅広くカバーできる実験施設と教員構成を活用して,本教育プログラムでは実践的な企画力と行動力、実験力、プレゼンテーション力を養うための教育研究を行います。

学びの分野

バイオサイエンスに係わる様々な研究分野の研究者が教育活動を行っています。微生物分野、植物分野、人を含めた動物分野といったそれぞれの研究分野を背景に、分子レベルから細胞や個体レベルまでの先端的な方法を用いて、ライフサイエンスの基礎から応用までの系統的な教育を行っています。

さらに3年次秋学期からのバイオEP研修では、それぞれの研究分野において、実践的な企画力と行動力、実験力、プレゼンテーション力を養うための教育研究を行います。

学びのシステム

1年次~4年次
1年次には教養と専門基礎に関する科目を中心に、ライフサイエンス分野で活躍するための教養や倫理観を身につけます。
2年次以降は専門基礎科目に加え、生物工学、バイオインフォマティクス、植物科学、薬学概論、医工学、人工臓器などの専門科目により専門知識を深めます。
3年次秋学期からはこれまでに培った知識と技術を応用してバイオEP研修として卒業研究を行います。

求める学生像

現代生物学の方法を通して生命を理解し、その成果を食糧問題や生命・医療などの地球規模の緊急課題の解決に応用できるバイオ関連の技術者・研究者を目指す人

卒業後の進路

実践的な教育を受けた卒業生は、食品や医薬品・化粧品、化学・石油、繊維、情報・通信、印刷関連企業をはじめ、学術・開発研究機関や官公庁など、幅広い分野で活躍しています。また卒業生の多くは大学院に進学しています。

数物・電子情報系学科

数学、物理学の基礎教育を充実させ、さらに情報工学、通信工学、電気・電子工学、数理科学、物理工学の各分野における専門教育を行うことで、これらの広範な分野において主導的に活躍できる人材を養成します。また各EPが互いに補完し、協力し合いながら、リングワールドを創っています。

諸科学の基礎となる数理科学を学ぶ

現代数学をベースに諸科学の基礎となる数理的原理や構造を理解し、数理科学を体系的に学ぶとともに、情報科学における基礎理論や数理物理学、コンピュータグラフィックス、コンピュータシミュレーション、画像・音声情報処理等への応用や情報メディアの活用について広く学びます。そして、現代数学の手法を修得し、人間の認知の仕組みを踏まえた上で、諸問題における根本的な原理に目を向け、論理的判断力と数理的処理を的確に行える人材を養成します。

学びの分野

理学部数学科で学ぶ数学に加え、情報科学、情報工学、計算物理学などの応用分野も学びます。

[教養科目]

数理科学概論、物理工学概論など

[専門基礎科目]

線形代数学Ⅰ・Ⅱ、解析学Ⅰ・Ⅱ、離散数学Ⅰ・Ⅱ、微分方程式Ⅰ、関数論、応用数学など

[数理科学コア科目]

数学演習Ⅰ・Ⅱ、代数学Ⅰ・Ⅱ、幾何学Ⅰ、解析学Ⅲ、集合と位相、グラフ理論、数値解析、プログラミング入門、プログラミング演習Ⅰ・Ⅱなど

[理学系選択科目]

ガロア理論と整数論、幾何学Ⅱ、トポロジー、多様体論、測度論、関数解析、確率モデル、応用確率論など

[工学系選択科目]

計算機シミュレーション、複雑系の数理的基礎、感覚知覚システム論、アルゴリズムとデータ構造、ソフトウェア工学など

学びのシステム

1年次
教養科目、専門基礎科目を中心に学びます。
2年次~3年次
2年次から3年次にかけて専門教育科目(数理科学コア科目、理学系/工学系選択科目)を主に履修します。
3年次は「数理科学演習」(少人数ゼミ)を学びます。
4年次
卒業研究として、教員の指導のもと、専門的なテーマに沿った研究課題に取り組みます。

求める学生像

現代の数学である数理科学を縦横に活用して、社会に有為な人材になりたい人、また将来その発展に貢献することで国際的な活躍をしたい人

卒業後の進路

7割程度の卒業生が大学院に進学し、高度な専門教育を受けながら、研究を行っています。卒業生の就職先は、教育、情報関連、金融、官公庁など、さまざまな職種にわたっています。また中学・高校の教員免許を取得する卒業生も多くいます。

広範な物理の世界を探求

20世紀に発展・完成された現代物理学を修得します。物理学の基礎となる力学や電磁気学に加え、現代物理学を構成している量子力学や統計力学などを体系的に学び、講義・演習・実験を通じて、理学的観点から科学・技術を理解し、新たな理工学を創出する人材を養成します。高学年では、宇宙・素粒子・物性論・量子物理・非線形現象などに関する新たな学問体系を目指した理学系科目と、ナノ科学・フォトニクスや超伝導・磁性などの新材料開発や極限計測などにつながる工学系科目を選択でき、工学または理学の学位を得ることができます。

学びの分野

実験科目と情報処理演習関連科目を一体化

  • ○物理的実験技法の修得・コンピュータ技術・制御技術・シミュレーション技術を実践的に修得できます。
  • ○情報処理科目と実験科目を一体化した2年間のプログラムを設定しています。
  • ○自ら測定したデータをコンピュータにより解析しながら、学生と担当教員とがインタラクティブに進めていきます。

多様な科目を開講

専門科目として、理学指向の学生には物理学や数理科学の理学系科目を、また工学指向の学生に対しては応用物理分野や電気・電子分野など多様な工学系の科目を開講します。

総合的な思考力を養う

産業界から講師を招き、物理学的方法がいかされている理工学諸分野を紹介します。

学びのシステム

1年次・2年次
古典物理学と現代物理学の基礎分野を徹底して学びます。自ら取得した実験データを自ら作成したプログラムで解析する新たな学びのスタイルを通して、研究能力の基礎と実践力を醸成します。
3年次
工学的な専門科目、または理学的な専門科目のいずれかを主に選択して学びます。自ら設定したテーマを調査し発表する学修を通じて、調査能力、プレゼンテーション能力を磨きます。
4年次
多様な物理学の分野の卒業研究に取り組みます。社会に貢献できうる技術者・科学者としての基礎的能力を身につけます。先端的な学修内容が網羅されるセミナーなどは、多くの学生が進学する大学院での学びと連動します。

求める学生像

  • ○宇宙、素粒子、様々な物質系・量子系などの性質を物理学の手法を用いて探求することに関心のある人
  • ○工学の幅広い分野で常に原理に立ち返って、新しい科学技術を生み出したい人

卒業後の進路

卒業生のうち7割強が本学・他大学大学院に進学し、さらに専門性の高い研究を行っています。学部卒業生は主として電気・電子、情報関連企業をはじめ、幅広い分野の様々な企業に就職しています。

電子情報工学分野を担う人材を養成

電気、電子、情報の諸技術は、相互に作用し合うことで、さらに高度な技術に発展していきます。そして我が国だけではなく、あらゆる産業・技術のグローバル化に大きな貢献を果たしています。

電子情報システムEPでは、電気回路、電磁気、エレクトロニクス、通信、情報に関わる基礎分野から、電気エネルギー、制御とシステム、電子デバイス、集積エレクトロニクス、電子回路、通信伝送システム、情報通信、高度な計算機・情報システムといったハードウェアに関する応用分野、およびこれらを動かすソフトウェアまで、電気、電子、通信、情報の幅広い分野を総合的に学びます。様々な技術革新に対応できる柔軟な発想と能力を備え、社会の中で電子情報工学分野を担って活躍できる人材を養成します。

学びの分野

電力・制御システム

電気エネルギーの発生・伝送技術と高効率変換技術、有効利用のための制御技術までに至る幅広い教育と研究を行います。

集積エレクトロニクス

あらゆる電子機器の構成要素である電子デバイスやそれらを用いた集積システムの開発・研究を行います。

通信・回路システム

光通信ネットワーク技術など、通信とその関連技術を支える光エレクトロニクス、移動体通信、電子回路、通信システム技術に関わる研究を行います。

情報通信システム

コンピュータ・プログラム技術、ネットワーク、無線通信などに関して基礎理論から応用、ソフトウェアからハードウェアまでを幅広く扱います。

学びのシステム

1年次・2年次
1、2年次は主に数学、物理、化学などの理工学の基礎や語学を学びます。専門分野では電気回路、電磁気学、情報工学などに関わる基礎を深く理解します。
2年次以降
専門分野の講義が増えてきます。3年次では、各自の学びたい分野の専門科目を数多く用意しています。また、演習・実験・ゼミ、特別実験などの少人数教育により実践力を身につけます。
4年次
3年次まで学んだ専門基礎・専門科目の知識を活かし、卒業研究を行います。配属研究室での輪講や研究を通して、問題解決能力や仕事の進め方を身につけることができます。

求める学生像

電気・電子・通信・情報工学などに興味があり、これらの分野の研究者・技術者として、社会で役立つ実践力を身につけたい人

卒業後の進路

7割強の卒業生が本学大学院工学府に進学しており、さらに高度な専門教育を受けています。学部卒業者の就職に関しては、電気、通信、情報関連企業など多彩な職種に就いています。

情報学・情報工学を幅広く深く学ぶ

自ら先端的な情報理論・処理方式・システムを創造して社会に貢献できる人材や、人の知能や能力をコンピュータ・機械で実現し、人を支援することで豊かで安心・安全な未来社会を実現したいと考える人材の育成を目標としています。

情報工学、計算機科学、ソフトウェアシステムをベースにした教育によって、社会・産業の基盤となる情報技術の基礎、応用、深化、革新を主導する総合能力を持った人材を養成します。

国内はもとより世界の舞台で活躍している教授陣のもと、ソフトウェアとプログラミング言語やデータベース、画像・言語・音声・マルチメディア情報処理、言語理論、人工知能、認知科学、コンピュータネットワーク、セキュリティ、ソフトウェアシステムの設計と管理などについて、講義・演習・実験を通じ基礎理論と実践的な応用について学びます。

学びの分野

1年次

  • 教養科目:教養コア科目など
  • 専門基礎科目:線形代数学Ⅰ・Ⅱなど
  • 専門科目:計算機アーキテクチャ、プログラミング入門

2年次

  • 教養科目:教養コア科目など
  • 専門基礎科目:関数論、解析力学など
  • 専門科目:アルゴリズムとデータ構造、プログラミング、システムプログラムなど

3年次

  • 専門基礎科目:応用数学演習A・Bなど
  • 専門科目:コンパイラ、人工知能、データベース、情報セキュリティ、画像・音声情報処理、暗号理論、自然言語処理など

4年次

  • 専門科目:知的財産権、品質管理、工業経営、総合応用工学概論、卒業研究など

学びのシステム

1年次
教養科目と専門基礎科目を中心に学びつつ、情報工学概論、計算機アーキテクチャ、プログラミング入門を履修し、情報学・情報工学への導入を行います。
2年次以降
2年次以降は情報学・情報工学の専門的な内容が増え、多様な専門科目を履修します。プロジェクトラーニングのように、能動的な学びが期待される科目も増え、研究への関心を養います。
4年次
卒業研究着手要件を満たすと、研究室に配属され、教員の指導のもと卒業研究に取り組みます。また、並行してさらに専門の選択科目を履修し、視野を広げ、知識を深めることができます。

求める学生像

情報学・情報工学の基礎から応用までを身につけ、自ら先端的な情報理論・処理方式・システムを創造して社会に貢献する意欲を持った人

卒業後の進路

8割程度の卒業生が大学院に進学し、さらに高度な専門教育を受けています。卒業生は、情報工学分野はもとより、電気・電子・通信・情報などの広範な分野において、多方面にわたって活躍しています。