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双方向的日台学術交流・友好強化プログラム
大学(国・地域) | 国立台湾大学 、国立政治大学、国立清華大学(台湾) | |
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プログラム期間・人数 | SV:2012年1月4日~1月8日 SS:2012年1月29日~2月7日 |
SV:4名 SS:6名 |
実施部局・担当教員 | 留学生センター | 四方田 千恵 教授 |
プログラム概要
SS&SVプログラムの双方向的プログラムの実施により、日台の学術交流関係を強化し、国際的人材の育成を目的としています。さらには東アジア最大の友好国台湾における日本のプレゼンスの維持という政策的意義をも目標としています。
具体的にはSSプログラムでは台湾の国立大学3校(台湾大学・清華大学・政治大学)の台湾文学研究所の大学院生および学部生を対象とした、SS学術交流プログラムを創設し、日台の研究交流を図ることで、台湾文学研究における日本(植民地期研究)への関心を高めることを目的としています。SVプログラムでは横浜国立大学の学部生および大学院生を台湾に派遣し、日台の文化交流を図ることで、日本人学生の日台交流史及び東アジア関係への関心を高め、国際的人材を育成することを目的としています。
プログラムの内容
SV:2012年1月4日~1月8日
1月4日(水) 羽田から台北へ。説明会、台北駅他、市内を自由散策。
1月5日(木)午前:市内史跡見学。午後:台湾大学訪問
1月6日(金)午前:台湾大学国際交流事務所および宿舎見学。午後:政治大学訪問。
1月7日(土)終日:グループ1:清華大学(新竹)訪問。キャンパスツアー、学生・教員との交流会。
グループ2:故宮博物館見学および資料収集。
1月8日(日)台北から羽田へ。帰国。到着後反省会を経て解散。
SS:2012年1月29日~2月7日
1月29日(日)到着。参加大学ごとに説明会。
1月30日(月)開講式の後、国際理解4(台湾の文化と社会)に参加。受講学生と学術交流。
日本人学生の案内によるキャンパスツアー。
1月31日(火)午前:日本語特別クラス。午後:国際理解13(原爆)英語による学生のプレゼンに参加。
2月1日(水) 午前:日本語特別クラス。
午後:国立国会図書館・台湾協会へ文献調査のためのスタディ・ツアー。
2月2日(木) 午前:日本語特別クラス。
午後:神奈川近代文学館へ文献調査のためのスタディ・ツアー。中華街で日本人学生との交流会。
2月3日(金)午前:日本語特別クラス。
午後:歓迎パーティ、シンポジウムにおけるパネルディスカッションに参加。
2月4日(土) 公開国際ワークショップにおいて論文を報告。
2月5日~6日 文献調査(参加大学毎に引率教員と行動)。
2月7日(火) 反省会の後、帰国。
学生の報告書
学生の報告書はこちらからご覧いただけます。
ショートビジットSV
- ショートビジット 台湾 1(290KB)
- ショートビジット 台湾 2(151KB)
- ショートビジット 台湾 3(105KB)
- ショートビジット 台湾 4(121KB)
ショートステイSS
- ショートステイ 台湾大学 1(108KB)
- ショートステイ 台湾大学 2(97KB)
- ショートステイ 政治大学 1(4.08MB)
- ショートステイ 政治大學 2(6.99MB)
- ショートステイ 清華大学 1(1.58MB)
- ショートステイ 清華大学 2(1.51MB)
プログラムの成果
SSに関しては台湾の3国立大学の院生を合同参加させることにより、日本人学生との交流に留まらず、3大学間の院生、教員交流も実現できたため、質の高い学術交流が達成できました。特に台湾側からの要請もあり、参加の院生には予め論文を提出させ、公開の国際ワークショップ形式で報告させたことは、大きな成果に繋がったと考えられます。また、特別に日本語集中授業を手配した他、スタディトリップにはSVの学生がチューターとして付き添うなど、万全な支援体制を用意したことで、参加学生からは高い評価を得ることができました。
SVに関しては学部生向け授業の一環として準備を重ねて来たため、台湾への総合的理解が深まると同時に、SS学生との2度の交流を通じ、台湾への友好感が強化されました。その結果、実施前に比べ、留学への意欲や学習への意欲、さらには国際理解への意欲が向上していることがプログラム実施後のアンケートからも分かります。特に関連授業を含む実施準備を通し、台湾への興味が掻き立てられた結果、4人の参加者のうち2名が台湾大学への短期交換留学に応募したことは、顕著な成果です。