武者 陵司(むしゃ りょうじ)/2025年度YNUプラウド卒業生

事実に基づく仮説構築と将来予測で、日本と世界の経済の転換点を的確に見抜いてきた。

経歴

武者 陵司
1949年9月24日長野県で生まれる
1973年横浜国立大学経済学部卒業
1973年大和証券株式会社入社
調査部配属、企業調査アナリスト
1988年大和総研アメリカ チーフ・アナリスト
1993年大和総研企業調査第二部長
1997年ドイツ証券 調査部長 兼 チーフ・ストラテジスト
2005年ドイツ証券 副会長 兼 チーフ・インベストメント・アドバイザー
2009年株式会社 武者リサーチ代表(現任)
ドイツ証券株式会社 アドバイザー
ドイツ銀行東京支店 アドバイザー
ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社 アドバイザー
2007年-2014年埼玉大学大学院経済科学研究科客員教授
2006年-2026年内閣府国際経済研究会委員

主な役職

2004-2008年  横浜国立大学同窓会富丘会 理事
2006年-2026年 内閣府国際経済研究会 委員(3月退任)

主な受賞歴等

2002・2003年 米国Institutional Investorランキング
        日本株ストラテジスト部門1位

業績

  武者氏は、約50年にわたり金融市場の調査分析を追求し続け、株式市場予測を長期にわたって的中させてきました。論理一貫、独立不羈(どくりつふき)、歴史的・国際的視野をモットーとし、グローバルかつ長期的な経済事実に基づいた説得力のある仮説の構築を重んじています。そして先入観や経済的利害を排した検討により、論理性の高い展望と戦略を導き出してきました。さらに、過去の予測精度に基づいて、仮説の説明力・妥当力を見直し、より精度の高い分析へと昇華しています。こうした独自のアプローチにより、武者氏は市場分析において確かな実績を築いてきました。
 具体的には、1990年以降の日本のバブル崩壊と長期経済停滞、1990年代以降の米国経済の復活と超大国化、2009年のリーマンショック以降の米国経済と株価の回復、2012年以降の日本経済と株式市場の長期上昇、さらに米中対立下での日本経済と株価の上昇など、時代を画する潮流について予見してきました。唯一、リーマンショック時の金融危機と株価大暴落については予測に至らなかったものの、リーマンショックが大恐慌をもたらすといった当時蔓延していた悲観論に対し、一貫して批判的立場を取り続けたことは正当でした。武者氏は、予測と結果にどのような差が生じたのかを総括・理論化し、それを出発点として、より説明力の高い仮説を導いています。このように、成功事例だけでなく予測の限界にも検証を重ねる姿勢は、同氏の分析の信頼性を支える重要な要素となっています。
 また、武者氏は、2009年から4年間横浜国立大学同窓会富丘会の理事を務め、富丘経済研究会の講師としても登壇するなど、本学出身アナリストの先駆的存在として、大学の発展に寄与しておられます。      

主な著書

  • 「アメリカ蘇生する資本主義」 東洋経済新報社 1993年:本学所蔵情報
  • 「新帝国主義論」 東洋経済新報社 2007年:本学所蔵情報
  • 「日本株大復活」 PHP研究所 2009年
  • 「『失われた20年』の終わり 地政学で診る日本経済」 東洋経済新報社 2011年
  • 「超金融緩和の時代」 日本実業出版社 2013年
  • 「日本株『100年に1度』の波が来た!」 中経出版 2013年
  • 「結局、勝ち続けるアメリカ経済一人負けする中国経済」 講談社 2017年
  • 「史上最大の『メガ景気』がやってくる 日本の将来を楽観視すべき五つの理由」KADOKAWA 2018年
  • 「アフターコロナV字回復する世界経済」 ビジネス社 2020年
  • 「『安いニッポン』が日本を大復活させる!」WAC 2022年
  • 「日経平均は4万円になる!」 宝島社新書 2022年
  • 「日本株はどこまで上がるか」 宝島社新書 2023年
  • 「日本株の歴史的大相場が始まった!」 WAC 2024年
  • 「なぜこれから30年日本株は爆上げし続けるのか?」かや書房 2025年
  • 「株価7万円の最強日本経済」 WAC 2026年
  • 「生き延びるために株を買えーインフレはどうなるのか?」 かや書房2026年
  • 「トランプの資本主義革命」 日本実業出版社 2026年

参考資料


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