国際シンポジウム「アフリカの開発と女子教育−就学率の向上を目指して」


  5月27日(火)、第4回アフリカ開発会議(TICADW)の関連イベントとして国際シンポジウム「アフリカの開発と女子教育−就学率の向上を目指して」を本学及び文部科学省の主催により、横浜市のはまぎんホールヴィアマーレで開催しました。


(上段右)池坊文部科学副大臣の挨拶
(下段左)熱い討論が繰り広げられたパネルディスカッション
 本シンポジウムはアフリカにおける女子の就学及び修学を阻害する要因を分析し、万人のための教育(EFA)や国連ミレニアム開発目標(MDGs)に沿って、教育を受けるための環境づくり、教育の質の向上、女性が力をつけることの重要性について議論し、問題解決の方策を探ることを目的に開かれ、教育関係者、国際機関、開発援助関係者、NGO、市民及び学生など計403名が参加しました。

 池坊文部科学副大臣の挨拶に続き、リベリア共和国エレン・ジョンソン=サーリーフ大統領及び日本赤十字九州国際看護大学喜多悦子学長による基調講演が行われました。
 その後、アン-テレ−ズ・ンドング−ジャッタ氏(ユネスコアフリカ地域教育事務所長)、コドゥ・ディアウ氏(アフリカ女性教育者フォーラム事務局長)、横関祐見子氏(ユニセフ東部南部アフリカ地域事務所基礎教育ジェンダー部門チーフ)、トラヤ・A・オベイド氏(国連事務次長兼国連人口基金事務局長)、ヤンシア・リー氏(ラオス教育省女子教育担当)、千田悦子氏(国連難民高等弁務官駐日事務所広報アドバイザー)をパネリストに迎え、池田龍彦国際社会科学研究科教授がモデレーターを務め、パネルディスカッションを行いました。

女子の就学の阻害要因を取り除き、子供に優しい教育環境を作るための政策レベル、地域レベル及び学校レベルの方策を具体的に論じ、アフリカ諸国及び日本を含む国際社会が今後のアフリカにおける女子の就学率向上を目指すための教育の男女格差是正に向け、どのように財源を確保し、取組を推進すべきかについての提案がなされました。

  最後に聴衆から多くの建設的提案がなされ、予定時間を超えての論議は大盛況のうちに幕を閉じました。

横国生のプレゼンテーション
(上段左)サーリーフ大統領による基調講演/(上段中央)モデレーターの池田教授
(上段右)喜多悦子学長による基調講演
(下段)参加者からの質問や提案が多く寄せられました


(上段左)サーリーフ大統領へ学長から記念品を贈呈
(上段右)池坊副大臣、サーリーフ大統領、飯田学長
(下段)サーリーフ大統領・パネリストらと記念写真


(総務部学術・国際課)