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ゲームで地域経済・まちづくりを学ぶ!?体験型授業にチャレンジしました

 来校いただいた南三陸研修センターのスタッフと南三陸町でインターンを経験したボランティア学生の方々とともに、「みんなのまちづくりゲーム」をプレイしました。 左端:本学地域実践教育研究センター志村准教授

来校いただいた南三陸研修センターのスタッフと南三陸町でインターンを経験したボランティア学生の方々とともに、「みんなのまちづくりゲーム」をプレイしました。 左端:本学地域実践教育研究センター志村准教授

本学では、従来の学問・教育領域を超えて、地域の課題解決を担う人材を実践的に育てることを目的とした副専攻プログラム「地域交流科目」があり、地域実践教育研究センターで教育研究を展開しています。そのコア科目のひとつである全学教育科目(教養教育科目)「地域連携と都市再生B【かながわ地域学】」(都市科学部 基幹知科目)では、神奈川県内諸地域に焦点をあてながら、なぜ、地域が疲弊しているのか、どのような対策がなされてきたのか等を、経済学部教員が中心となって提供する地域経済や地方財政の基礎知識を修得しながら学んでいます。教養科目として、文理問わず多くの学部から学生が参加する本科目では、できるだけ実際の地域の現状を学べるようにと、今年度はシミュレーションゲームを通じた教育モデルについても試行しています。

ボードゲームタイプのシミュレーションを行いました。エネルギー、ごみ処理にかかる費用を考慮したり、地域資源を活用したブランド品の開発をしたり・・・色々と工夫する必要があります。

ボードゲームタイプのシミュレーションを行いました。エネルギー、ごみ処理にかかる費用を考慮したり、地域資源を活用したブランド品の開発をしたり・・・色々と工夫する必要があります。

各チームでは、議論しながらゲームを進行させていきます。初対面のチームメンバーでも積極的に議論が展開されていきます。

各チームでは、議論しながらゲームを進行させていきます。初対面のチームメンバーでも積極的に議論が展開されていきます。

各チームの結果を一覧化して、それぞれのまちの特徴を議論しました。どのまちに住みたいか聞いたところ、経済的に豊かでも不人気なまち、経済的にはそこそこでも人気があるまちなど様々な反応でした。

各チームの結果を一覧化して、それぞれのまちの特徴を議論しました。どのまちに住みたいか聞いたところ、経済的に豊かでも不人気なまち、経済的にはそこそこでも人気があるまちなど様々な反応でした。

2017年11月21日の授業では、楽しみながら地域経済の仕組みやそれを踏まえたまちづくりをシミュレーションできるボードゲーム「みんなのまちづくりゲーム」を、その開発を進めてきた宮城県の南三陸研修センターのスタッフの方々に来校いただき、実際に、授業参加者120名で同時にプレイしてみました。

このゲームでは、6人が1チームを構成し、各プレイヤーが森・里・海・街・都市・行政の立場になりきり、政策や事業となるアクションを選択しながら、お金や税が地域を廻る状況をシュミレーションし、どのように経済活動を行えば地域の雇用や所得を生み出すことができるのか、また、逆に、地域からの資金流出・人口減少を加速させてしまうのか、疑似体験できる仕組みになっています。授業参加者は20チームにわかれて、初めてのゲームに戸惑いながらも、すばやくルールを飲み込み、チーム内部で活発に意見交換をしながらゲームをプレイしていました。

ゲームの最後には、その結果をみんなで振り返ることで、自分たちが選択した地域経済のあり方やまちづくりの方法について評価しました。地域経済の目的は、果たしてお金を稼ぎだすことなのか。地域の本当の豊かさとは何なのか。まちづくりにとって、何が重要なのか。実際に住んでみたい街とはどのような街なのかを、全体で議論しました。南三陸町は東日本大震災の被災地として有名ですが、そうした被災地の復興においてこそ、どのような地域経済のあり方が必要なのか、どのようなまちを目指すのか、地域の人々自身が考えなければならない状況に直面しました。そうした経緯で開発されたゲームを実際に体験しながら、まちづくりの現場同様に、専門分野が異なる多様な学生同士で協働して、地域経済の仕組みやまちづくりを「体感」することができました。

もちろん、このゲームは南三陸を舞台に考案されているので、やや特殊な状況が想定されているともいえます。そのため、このゲームをヒントにしつつ、神奈川・横浜を対象とした新しいバージョンを考えていくことも必要になるのではないかと感じています。そうした可能性を感じさせるほど、授業参加者がこのゲームから多くを学んでいました。本科目では、このゲームを活用した授業をまだ複数回実施しながら、講義と組み合わせつつ、より実践的な教育を試行していく予定です。


1チーム6人を20チーム、合計120名が同時にプレイしました。

1チーム6人を20チーム、合計120名が同時にプレイしました。

(担当:経済学部 池島祥文)


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