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教育人間科学部卒業生 木村文子選手がオリンピック代表に選出

教育人間科学部卒業生 木村文子選手が女子100メートルハードルのロンドン・オリンピック日本代表に選出されました。在学中より木村選手を指導・サポートされている教育人間科学部 伊藤信之教授からのコメントをご紹介します。
2010年に横浜国立大学教育人間科学部を卒業した木村文子選手(エディオン所属)は、陸上競技日本選手権の女子100メートルハードルで優勝し(13秒25、向かい風0.7m)、8月に行われるロンドン・オリンピックの日本代表に選ばれました。今シーズンは、織田記念でオリンピックの参加標準記録を上回る13秒04をマークしており、日本選手権では日本記録(13秒00)を上回る12秒台を目指して、順調にトレーニングを積み重ねてきました。
日本選手権には、本学の教育人間科学部2年の宮坂楓も女子三段跳に出場し、8位に入賞することができました。試合当日には、後輩となる宮坂にも励ましの声をかけてくれ、「楓ちゃん(宮坂)と二人で、横浜国大を代表して頑張ってきます!」と言ってくれました。
日本選手権では予選、準決勝、決勝と3つのラウンドがありましたが、決勝で調子がピークになるような流れをしっかり作ることを意識して臨みました。準決勝まで順調に進み、決勝の前のウォーミングアップでは、これまでにないほど素晴らしい状態となりました。決勝では、2位以下とかなりの差をつけてのゴールとなりましたが、向かい風にはばまれ12秒台を出すことができなかったので、レース後、本人は悔しい気持ちが強かったようです。けれども、その分、オリンピックでしっかりと結果を出すということに目標が定まったように思います。
彼女は、学生時代から卒業後に教員になることを強く希望しておりました。現在は、自分が陸上で頑張ることが、陸上競技や体育・スポーツの世界と関わっている多くの方々に貢献することにつながっていくと考えてくれ、本当に頭の下がるような努力を積み重ねて、競技力を高め続けています。
木村選手は、出会った人を一人一人大切にし、すべきことを着実に取り組む姿勢があるため、彼女を応援・サポートする輪が少しずつ大きくなっています。これまで、指導、サポートをさせてもらっている中で、多くの素晴らしい方々と出会うことできたことには、本当に感謝しています。
ロンドン・オリンピックでは、現在の自己記録を出すことで、準決勝に進むことが期待できます。さらに、準決勝では、今年の日本選手権で目標にしていた12秒8台の記録を出すことで、決勝進出を狙っていくことができます。微力ではありますが、自分も全力を尽くして、木村選手のチャレンジをサポートしていきたいと考えています。
横浜国大の皆さんに応援していただけると、本人には、大変な励みとなると思います。
この夏のオリンピックでは、大きな応援の声をいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
(教育人間科学部教授 伊藤信之)

(担当:教育人間科学部)


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