本学名誉教授の中西準子先生が2013年11月3日に瑞宝重光章を受章されました。この勲章は、公共的な業務に長年にわたり従事して功労を積み重ね、その果たした職務が、複雑度、困難度、責任の程度などの面から特に重要と認められた方に授与されるものです。

中西先生は、環境リスク学の先駆者として永年にわたり化学物質及びナノ材料のリスク評価に関する研究を指揮し、リスク評価・管理手法の学術的発展及び社会的普及に著しい貢献を果たしたことが評価され、今回の受章となりました。

受章にあたり、本学学長よりお祝いのコメントを掲載いたします。

中西準子先生の瑞宝重光章受章にあたって

中西準子先生の瑞宝重光章受章、おめでとうございます。平成22年の文化功労者の受章に続き本学としてこの上ない誇りとなりました。
中西先生には都度、本学でご講演等をしていただいており、学生をはじめ教職員へ学ぶこと、生きることなど多くのご示唆をいただいており感謝しています。振り返りますと、本学での研究室時代から環境問題に信念をもって取り組み、環境リスク学を確立するなど今日の社会に多大なる貢献を果たしてきたものとあらためて確信しています。これからもご健康にご留意いただき益々ご活躍いただけることを祈念しています。

平成25年11月3日
横浜国立大学　　　
学長　鈴木　邦雄

また、本学で中西先生と共に研究されていた大学院環境情報研究院の益永教授からのお祝いのコメントも掲載いたします。

中西準子先生の受章を聞いて

中西先生の環境施策に関する提案は受け入れられなかった時代が長かったですが、社会が追いついて広く認められるようになりました。それはひとえに社会に対して常に発信を続けてこられた先生のご努力の賜だと感じています。受章を慶ぶと共に、健康に留意され引き続いてのご活躍されることを願っています。

横浜国立大学大学院環境情報研究院
教授　益永茂樹