10月19日(土)、本学と読売新聞横浜支局が共催するＹＹ講座「これからの都市に求められるイノベーションとは」を開催しました。この講座は都市の課題や将来像について建築学や土木工学、都市計画、開発経済学、地域経済論、文化史など文理双方から多角的な視点で考察するものです。
はじめに今回の講座をコーディネートした都市イノベーション研究院長谷川秀樹准教授から講座の説明があり、続いて本学國分泰雄副学長、読売新聞塚田牧男 横浜支局長の挨拶がありました。

最初の講座は教育人間科学部小宮正安准教授が「『モーツァルトの街』ザルツブルクの誕生～政治と観光と文化がもたらした一地方都市の再生～」と題し、モーツァルトの人生、そしてザルツブルク市がモーツァルトの愛好家の働きによりモーツァルトの功績を再発見し、観光都市として成長した経緯について述べました。
続いて、都市イノベーション研究院高見沢実教授が「都市計画とイノベーション：過去・現在・未来」と題し、産業革命後のマンチェスターが当時の倉庫や建物を住宅やオフィスにイノベーションした事例などを説明し、これからの都市の将来像について述べました。
約120名の参加者は熱心に講義を受けていました。
YY講座は11月30日(土)まで全４日開催されます。