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学生広報サポーター「國分理事IEEE Fellow受賞」レポート

このたび、國分理事・副学長が、世界最大の電気・電子関係の技術者組織 IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)の会員として最高位のFellowを受賞しました。この受賞について広報サポーターの松木隆洋さん(工学部4年)と臼井美恵さん(環境情報学府 博士課程後期3年)が取材しました。

本日はお忙しいところを、お時間を作っていただきありがとうございます。初めてのインタビューなのでご迷惑をお掛けするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

いえいえ、私もこういったインタビューには慣れていませんから、緊張しています(笑)

今回、IEEEのFellowという学位を受賞されたそうですが、どういったものなのでしょう?

学会(IEEE)の会員になるときにMember、Senior Member、Fellowとグレード(階級)があるんですが、研究において実績を上げるとFellowになれるんです。

Fellowを受けられたことについて、先生の研究のどのような部分が評価されたと思われますか?

Fellowの場合は、自分でなりたいといってなれるわけではないんです。まずは推薦者が必要で、更に実績を評価する者が最低5人は必要なんです。毎年、学会全体の0.1%がFellowになれることができます。IEEEは30万人ぐらい会員がいますので、300人ぐらいですかね。

30万人中の300人というと非常に狭き門ですね。Fellowになるのは非常に難しいイメージですが。

そうですね。ちなみに今年は308名がFellowになったようです。IEEEの中でもいくつか分野が分かれていて、私のところでは38名推薦され20名がFellowになりました。

研究を続けている中で、何か挫折や失敗などはありましたか。

研究って元々楽しいでしょう?自分がこんなことをやろうと思って、新しいことをやる。それと“セレンディピティ”
“セレンディピティ”という言葉を知っていますか。

いえ、聞いたことならあるのですが・・・

自分がやろうと思っていたこととは全く違うことを発見することがあるんです。これは今までのノーベル賞受賞者にも当てはまります。白川さんや田中耕一さん、一番有名な話はフレミングがペニシリンを発見したことですね。私も何回かそういう経験をしたことがあるんですが、最初からこういうことをやろうと思って創ったものじゃないもので、新しい発見が世の中にたくさんあるんです。発見した時は大きな喜びがありますよね。すみません、質問には全く答えてないのですが(笑)

では最後に、横浜国立大学を卒業されたということで、現在、横国大に通う学生に何かメッセージをお願いします。

そうですね、研究室の学生によく言っているのは、卒業する頃までは卒業してからどうしようとか、数年先のことを考えるでしょう。本当は若いときから15年先、20年先に自分がどうなっているかということを考えておく、一種のトレーニングですよね、それをしておくといいと思います。
私自身が若い頃、将来のことを全然考えていませんでした。ただ、自分がこっちの方向に行ったらどうなるんだろうかとか、時々考えることはあったんです。
そういう時に、私が父から言われたことは『何かチャレンジすることから逃げない』ということ。何かにチャレンジして、たとえその時失敗しても、またその後チャレンジすればいいんです。チャレンジして失敗しても、それは後悔しない。むしろチャレンジしなくて、後から後悔すことの方が、よっぽどもったいないことだと思うのです。
私は研究者ですから、研究にチャレンジはつきもの。結果はともかく、チャレンジすることが大切だと思うんですよ。

本日はどうもありがとうございました。

(担当:広報サポーター 松木・臼井)


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