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YNU訪中団、北京・天津・大連・上海を訪問 【更新】

2010年11月2日、山田副学長を団長とした代表団が北京へ、また 松岡理事(国際担当)を団長とした代表団が大連へと飛び立ちました。
北京班は、清華大学、北京師範大学、天津大学等を訪問し、先方の教職員と今後の交流推進について会談を行うとともに、本学における中国政府派遣大学院留学生プログラム「国家建設高水平大学公派研究生項目」の受け入れについて説明会を開催しました。
大連班は、大連理工大学において同様の活動を行い、その後両班は 11月4日に上海で合流し、華東師範大学及び上海交通大学で同様の活動を行うとともに、YNUデーを開催、本学の紹介および各種模擬講義等を行いました。

各大学における活動は以下のとおりです。
本文の他、国際戦略推進室のアルバムレポートにも掲載しましたので、ご覧下さい。
☞http://www.kokusai-senryaku.ynu.ac.jp/album.html#china201011

《石原工学研究院長(右)と北京師範大学・核科学技術学院の郭学院副院長》
《石原工学研究院長(右)と北京師範大学・核科学技術学院の郭学院副院長》
《山田副学長(右)と北京師範大学・孫副学長》
《山田副学長(右)と北京師範大学・孫副学長》

北京師範大学

11月2日、北京国際空港に降り立った石原修工学研究院長を団長とする一行は、最初の訪問校である北京師範大学を訪れました。
核科学技術学院の郭新恒副院長に迎えられ、おもに両大学の理系学部の現状や課題について意見交換をしました。「これまで弱かった工学や理学系の交流に力を入れたい」と合意しました。

翌11月3日は、山田均副学長を団長に、同大学の孫副学長を訪問しました。
山田副学長は「大学の協定を長期的に見ている。種を植え、水や肥料をあたえ、葉が開き、花が咲く。2つの大学で協力して人材を育てたい」とあいさつしました。孫副学長は「両大学間の質の高い相互関係が維持することを願う」と述べました。本年12月で期限となる両校の間の学術交流協定は、引き続き延長する方向で手続きを進めることで合意しました。
また、大学院レベルで優れた学生を受け入れる中国政府派遣大学院留学生向けの「高水平プログラム」の説明会には、30人近い大学院生と学部生が参加しました。
山田副学長による本学の紹介に続いて、長谷部勇一教授(経済学部)、木崎翠教授(経済学部)、石原工学研究院長の説明では、出席者は、受け入れ教員のリストを見ながら自分の専門領域との関連などについて熱心に聞き入っていました。首都圏における横浜の地の利や中華街の説明では、全体の空気が和みました。
長谷部教授の模擬授業には、資源学院の学生・院生約20人が参加し、終了時間が過ぎても質問を続ける学生などが見られ関心の高さが伺えました。その後、資源学院で開催された夕食会には、本学工学府出身の朱副教授も列席し、横浜国大キャンパスの懐かしい話題で盛り上がりました。

そして11月4日には、長谷部教授と木崎教授が北京師範大学ネットワークセンターを訪問し、本学との間の遠隔講義システムに関して意見交換を行いました。
清華大学で。右から木崎教授、宮武教授、長谷部教授、清華大・羅立勝教授、曾勤さん、劉麗霞さん
清華大学で。右から木崎教授、宮武教授、長谷部教授、清華大・羅立勝教授、曾勤さん、劉麗霞さん
天津大学で。山田副学長(左)と天津大学・鐘副学長
天津大学で。山田副学長(左)と天津大学・鐘副学長

清華大学

11月3日、長谷部教授、木崎教授、宮武久佳教授(留学生センター)が清華大学に赴き、国際交流を担当している羅立勝教授を訪問しました。
本学における高水平プログラムについて、ウェブサイトに掲載するなど学内で周知してしてくれるよう要請したところ、快く了承。また、清華大学と本学との間には、短期留学のための学生交流の覚え書きがないため、覚え書き締結に向けて、今後 両者、前向きに取り組むことで合意しました。

天津大学

11月4日、山田副学長と宮武教授は天津大学を訪れました。時速330キロを誇る最新鋭の高速鉄道を利用したため、北京から天津にはわずか28分で移動できました。
迎えていただいた鐘副学長は「両大学で多方面に、そして学部生、大学院生、教授陣の各レベルでの交流が活発になることを願う」とあいさつしました。高水平プログラムの英語による説明会には、20人を超える学生が参加し、「今すぐに横浜国立大学(以下,YNU)の教授と連絡を取ってよいか」「私は来年、大学院に進学するが出願できるか」「住居はどんなところか」などの質問が相次ぎました。
大連理工大学における中国政府派遣大学院留学生プログラムの説明会には多くの学生が集まりました。
大連理工大学における中国政府派遣大学院留学生プログラムの説明会には多くの学生が集まりました。

大連理工大学

11月3日、松岡理事(国際担当)を団長に、有馬環境情報研究院長等7名の教職員で構成する代表団一行が、大連理工大学を訪問しました。
一行は、寧桂玲副校長をはじめとする研究生院や軟件学院等の代表の方々と対談し、今後の具体的な交流計画について意見交換を行いました。その後、50名程の学生を前に、中国政府派遣大学院留学生プログラムの説明会を開催。出席した学生からは「どのように先生と連絡を取ればよいか」「生活費はどれくらいかかるのか」といった質問が相次ぎ、本学への関心の高さが伺えました。

今回の訪問では、大連理工大学側で、YNU専用にサマーセミナー等のショートプログラムを作る用意があること。本学の環境情報研究院からは、軟件学院にむけて双方向ハイビジョン遠隔講義システムを用いた授業の提供を11月中旬から行うこと。同システムを利用して、留学生センターから試験的に日本語の講義を行うこと等が決まり、実り多い訪問となりました。
また、大連では、11月2日の夜にミニ同窓会を開催し、4名の本学出身者が集まりました。
あれ?見たことのあるようなロゴだけどちょっと違う・・華東師範大学にはニューヨーク大学の上海センターがあり、アメリカから多くの留学生が来ているそうです。
あれ?見たことのあるようなロゴだけどちょっと違う・・華東師範大学にはニューヨーク大学の上海センターがあり、アメリカから多くの留学生が来ているそうです。

華東師範大学

大連と北京から集結した山田副学長を団長とする10名の代表団一行は、11月4日に華東師範大学を訪問し、陸靖副校長をはじめとする代表の方々と対談しました。
華東師範大学と本学とは、国際社会科学研究科(経営系)がMBAと、環境情報研究院が教育信息化系統工程中心と、それぞれ大学間交流協定に基づいた覚え書きを締結し、互いの学生に授業を提供したり、実際に学生が行き来したり、研究協力を行う等活発に交流が行われていますが、今後は更に交流を深化させることで合意しました。
また、YNUデーとして、山田副学長が華東師範大学の学生に向けて本学の紹介や中国政府派遣大学院留学生プログラムの説明を行うとともに、本学から参加した5名の教員が各自関連部局で模擬講義を行う等、YNUを印象づけました。

11月5日には、教育系・留学生センターの日本語関係者との交流、経済系の研究・教育交流等を行う等、幅広く中身の濃い交流を展開しました。
最新式の実験水槽の説明をする陳副校長(右端)
最新式の実験水槽の説明をする陳副校長(右端)
校章のモニュメント
校章のモニュメント

上海交通大学

11月8日、鈴木学長を団長とする9名の代表団一行が、上海交通大学を訪問しました。
同大学と本学との交流の歴史は古く、1982年から協定大学として交流を続けています。その関係もあり、同大学副校長である陳剛教授はじめ、馬寧教授、汪学鋒研究員等、本学出身の先生方が多く所属しています。今回の訪問にあたっては、陳副校長をはじめとする3人の同窓の先生方が、滞在中ずっと同行し、きめ細かく対応していただきました。

張傑校長をはじめとする代表との対談では、1週間から10日間程度のショートプログラムによる学生交換や、図書館職員の交流を開始すること。本学が事務局を務める国際みなとまち大学リーグの集まりを2011年は同大学が幹事校となって開催すること。などが決まり、大きな成果をあげる事ができました。
また、YNUデーとして、鈴木学長自らが同大の学生に向けて本学の紹介をしました。その後、中国政府派遣大学院留学生プログラムの説明を行うとともに、6名の教員が各自の関連部局で模擬講義を行う等、YNUを印象づけました。

帰国の朝、陳副校長の案内で、学生寮等を視察しました。寮の中は、男子寮、女子寮と分かれていて、一つの部屋を複数名で使用しています。毎日部屋の点検があるため、みなさんきれいに使っているようです。寮の前には校章のモニュメントがあり、「飲水思源」と書かれています。「水を飲む時に井戸(やそれを掘った人)のことを思え」という意味で、自分がお世話になった人には恩返しをしなさいという校訓になっているそうです。
同大学のYNU出身の先生方は、身をもって校訓を実践していると感じました。


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