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第3回「2.5次元文化」を考える公開シンポジウム 〜キャラクターソングをめぐって〜

 今年度で「2.5次元文化を考える公開シンポジウム」は3回目を迎えることができました。「2.5次元文化」とは「現代ポピュラー文化(アニメ、マンガ、ゲーム)の虚構世界を現実世界に再現し、虚構と現実の曖昧な境界を享受する文化実践のこと」と定義しています。あえて「文化実践」としているのは、送り手と受け手、という二つのベクトルは完全に分離しておらず、文化は送り手と受け手の相互作用の中に現象するためです。つまり、送り手も受け手もプレイヤーとして行動し、パフォーマンスすることを通じて、文化は生産されます。その相互作用を可能にするのは何でしょうか。それは「イマジネーション(想像力)によるファンタジー世界の構築」ではないでしょうか。
 しかし、ファンタジー世界はどのようにして確立していくのでしょうか。その考察の手掛かりとして、第一回目のシンポジウム(2015年2月5日)では、2.5次元ミュージカルとコスプレにおける女性オーディエンスの文化実践に焦点を当てました。第2回目(2016年2月6日)は、「声、キャラ、ダンス」をテーマとし、特に2.5次元舞台・ミュージカルという領域で、声や踊りの効果とキャラの作られ方/立ち上がり方との関係、ファンの消費から見えてくる課題や現象を考えました。第3回目となる今回は、キャラクターと世界観を構築するのに重要な役割を担っているキャラクターソングに焦点を当てます。
 アニメソング(アニソン)や声優のCDや有料配信は、巨大なマーケットをもっています。アニメのキャラクター(に扮した声優)がアニメのOP, ED, 挿入歌を歌うだけでなく、物語外で心情を歌い、ファンがその世界観に入り込むことによって、独特の2.5次元空間が生まれています。キャラ(キャラとしての声優が)が歌い上げるキャラクターの心情、キャラにまつわるイメージの増幅、物語内では語られなかった思いなど、世界観の補強とキャラ構築の重要なツールとしてどのような機能を果たしているのか、キャラの歌を聴く、カラオケで歌う、コンサートに行くというファンの消費は、どのような社会文化的意味を生み出すのか。
 そうしたキャラクターソングをめぐる問題について考察し、「2.5次元文化」の理論構築のためのさらなる基盤作りを目指します。

日時

2017年1月30日(月)(開場17:00~)17:30~19:30(予定)

会場・アクセス

YCCヨコハマ創造都市センター(横浜市中区本町6-50-1)
■みなとみらい線 馬車道駅 1b出口
(野毛・桜木町口・アイランドタワー連絡口直結)
■JR・市営地下鉄線 桜木町駅 徒歩5分
■JR・市営地下鉄線 関内駅 徒歩7分


演題

「アニソンビジネス」(仮) 井上 俊次 氏(株式会社ランティス 代表取締役社長)
「キャラソン、アニソンをめぐる“2.5次元遊戯”」 須川 亜紀子 氏(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院 准教授)

講師プロフィール

井上 俊次(いのうえ しゅんじ)
1977年 ロックバンド「LAZY」のメンバーとしてデビュー/1999年11月 株式会社ランティス設立 代表取締役社長就任(現任)/2010年4月 株式会社バンダイナムコライブクリエイティブ設立 代表取締役社長(現任)/2012年4月 サンライズ音楽出版株式会社 取締役 就任(現任)/2013年4月 バンダイビジュアル株式会社 取締役 就任(現任)/2015年4月 株式会社バンダイナムコライツマーケティング 取締役(現任)/2015年8月 株式会社ハイウェイスター 代表取締役社長(現任)
<団体役員>
2013年5月 一般社団法人 日本音楽制作者連盟 理事 就任(現任)/2014年4月 一般社団法人 2.5次元ミュージカル協会 理事(現任)/2014年5月 一般社団法人 日本音楽出版社協会 理事 就任(現任)


ディスカッサント・モデレータープロフィール

須川 亜紀子(すがわ あきこ)
ウォーリック大学大学院映画テレビ学部博士課程修了。PhD(人文学博士)。横浜国立大学都市イノベーション研究院准教授。専門は、文化研究、オーディエンス研究、ジェンダー論。アニメにおける少女表象や、2.5次元文化(コスプレ、アニメ・マンガベースのミュージカル、コンテンツツーリズムなど)という虚構と現実の間を漂う文化実践を、ジェンダーの視点から研究している。単著に『少女と魔法―ガールヒーローはいかに受容されたのか』(NTT出版、2013年)、編著書に『アニメ研究入門―アニメを究める9つのツボ』(現代書館、2013年)、共著にJapanese Animation: East Asian Perspectives (University Press of Mississippi, 2013)、『コンテンツツーリズム研究』(福村出版、2015年)、Teaching Japanese Popular Culture (2016, AAS)、『メディアコンテンツ論』(2016、ナカニシヤ出版)等。「2.5次元文化」に関する最近の仕事として、『美術手帖』2016年7月号「2.5次元文化—キャラクターのいる場所」ではインタビュー、MAP、解説、監修などを担当。青土社ウェブで「2.5次元文化論」を連載中。


参加申込み方法

参加費無料 定員120名
登録フォームから参加お申込みください。

【注意】
* 確認メールは特に差し上げておりません。申込完了時に「送信しました」というメッセージが出ます。
* 定員に達しますと、登録フォームを閉鎖することがあります。

主催

横浜国立大学都市イノベーション研究院
横浜国立大学教育人間科学部(保護者会)

その他お知らせ

シンポジウムに関する最新情報はFacebookで更新しています。


お問い合わせ先

都市イノベーション研究院 須川亜紀子
電話番号:045-339-3387
メールアドレス:akikosugawaynu.ac.jp

(担当:都市イノベーション学府)


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