第3回横浜国立大学サイエンスカフェ
燃料電池・・・水素から作る電気

11月22日(水)18時から、横浜商工会議所談話室において、第3回横浜国立大学サイエンスカフェを開催しました。

第3回目の今回は、工学研究院の太田健一郎教授により「燃料電池 - 水素から作る電気」というテーマで行われました。内容としては、水素から電気を作る環境にやさしい燃料電池について、石油等化石エネルギーの多消費により二酸化炭素の濃度が高くなり、それによる地球の温暖化の話から始まり、燃料電池の原理や私たちに身近な携帯電話やパソコン、自動車用燃料電池について、そして、最先端のスペースシャトル用の燃料電池まで幅広い分野にまで及びました。また、太田教授は自宅で燃料電池を使った家庭用の発電システムを自ら使用し実証することで、燃料電池の将来性、現実性について力強く説かれていました。

本学のサイエンスカフェも第3回を迎え、ファシリテータの学生やその他スタッフの動きもだいぶ慣れてスムーズになってきた中で、今回、燃料電池という地球環境の問題に結びつくタイムリーなテーマだけに、これまでの2回とは少し違い、受講された方々と講師との活発なやりとりが行われ、時には講師が少し回答に戸惑ってしまう場面もありました。また、今回も高校生の参加があり、太田教授は、これからの燃料電池の将来性について、若い人達への期待も込めて熱弁を振るわれ、大変盛り上がったサイエンスカフェとなりました。

今回、講師を務められました太田教授から次のようなコメントをいただきました。

今回のサイエンスカフェにおいては、高校生から専門家に近い方まで幅広い参加者がおられ、特に初学者の方にも燃料電池、水素エネルギーを人類にとって必要な技術ととらえてもらうように工夫したつもりです。原理的には難しいものなのですが、ファシリテーターの皆さんの努力もありまして、それなりに理解してもらえたと思います。質問の幅も広いものでしたが、各々のレベルで関心が深まったのではないかと思います。特に、参加者から研究室見学の希望も来ており、お話しした意義があったと思っています。

また、今回、初めて進行役を務められました環境情報研究院の白石先生からは、次のような感想をいただきました。

参加者の議論が非常に活発で、講演者である太田教授への質問にも様々なものがありました.例えば、燃料電池に使われる水素の搬送手段として、水素自体を用いた気球で送ったらどうか、というような非常にユニークな意見が参加者からありました.実はこの方法をまじめに研究している研究者がいるとの回答が太田教授からありました。

肩肘はらず楽しく語り合う中から生まれた自由な発想の中には、実はとんでもないアイデアが隠れています.このようなサイエンスの本質的な部分については、通常の講演会等ではなかなか味わえないものではないかと感じました。

なお、今年度は、この後、来年1月開催の1回のみとなってしまいましたが、詳細については、近日中にウェブサイト上に掲載する予定です。

(総務部学術・国際課)


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