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第16回横浜国立大学サイエンスカフェ
豊かで安全な食生活の実現のために-加熱調理の科学-

1月21日(水)、横浜商工会議所会員談話室において、教育人間科学部の杉山久仁子准教授を講師に迎え、第16回横浜国立大学サイエンスカフェを開催しました。


炭火焼きを熱く語る杉山先生

今回は、関心の高い「安全な食生活」がテーマということもあり、幅広い世代の参加者が会場に詰めかけました。

冒頭に、杉山講師が「今日、ご飯を食べてこなかった人はいますか?」との問いかけに、参加者は少なからず挙手をするなど、従来の食生活が変化していることを感じつつ、身近な「炊飯」にまつわる話が披露されました。


身近なテーマ「炊飯」で各テーブル盛り上がりました!

現代では炊飯器まかせのため、「どのようにしてお米が炊き上がるか」にはあまり関心がありません。

米飯を主食とする私達にとって、炊飯を理解することは重要であり、炊飯の過程で米粒内のβでんぷんが糊化(こか)し、αでんぷんになることで飯になる原理や、炊飯器の発展の話は、大変興味深いものでした。

次に、「炭火を使った直火焼きがおいしいのはなぜ?」をテーマに、炭火焼きの特性を明らかにする実験で、ガスの直火、ヒーター、焼き網と比較した食品の表面温度、水分含有量等の結果をふまえ、炭火焼きならではのおいしさの分析が紹介されました。


ファシリテータ、お疲れ様でした

このように、「炊飯」「炭火焼き」等の加熱調理に焦点を当てることで、調理とともに、そこから食生活や食の安全性にも目を向けることの大切さを気付かされたサイエンスカフェとなりました。

終了後も、明るくテンポの良い杉山講師の話術に、参加者が魅了されていたためでしょうか、興奮さめやらずに参加者同士で意見交換が続く光景が見られました。

なお、20年度最後となる今回は、1年間サイエンスカフェを支えてくれたファシリテータの学生に渡辺理事から感謝状が贈呈されました。

3年目を迎えた今年度は、参加者から希望の多かった人文科学系も加え、バラエティ豊かなテーマが揃いました。

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(担当:総務部学術・国際課)


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