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第13回横浜国立大学サイエンスカフェ
機械工学から生体・細胞の機能解明に挑む~振動による骨再生、機械の知能化~


熱く夢を語る白石講師

9月17日(水)横浜商工会議所会員談話室において、「第13回横浜国立大学サイエンスカフェ」を開催しました。

いつもサイエンスカフェのナビゲータとして活躍している 環境情報研究院の白石俊彦講師が、「機械工学から生体・細胞の機能解明に挑む~振動による骨再生、機械の知能化~」と題して話しをしました。

最初に、機械力学の中で「振動」を考えることがどのような役に立つのかという事例を取り上げ、設計上、風速60m/sまで耐えられるはずだった米国のタコマ橋が僅か風速19m/sで大波のような揺れを起こし、崩れ落ちてしまう様子や、白石研究室で実際に作成し実験している固有振動数や共振を利用して歩行する二足歩行器について、動画を交えながら分かりやすく解説しました。

また、機械にインテリジェント構造を持たせることによって可能になる自動車のサスペンションや耐震のための装置等の事例も紹介し、参加者の興味を誘いました。


熱心に話を聞く参加者達

ここまでは、みなさん、「フムフムなるほど・・振動を考えることは色々なところで役に立つんだ」と納得の表情で聞いていました。

ところが、今回のメインテーマはここからが本番! 振動が骨の形成を促進する事実(ワールドカップ直前に骨折したベッカム選手にこの治療法がとられ、見事出場を果たした。)や、未知の原理を解き明かすべく、体外受精に使う装置等を用いて細胞のバネの弾性を調べたり、粘着性を調べたりといった実験を行い、骨関連の細胞増殖がどの振動数・振幅で活発に行われるかといった事を研究しているという事に話が及ぶと、「あれ、白石先生は医学部の先生だったの?」と、参加者の顔には不思議そうな表情が浮かび始めました。


グループ討論では色々な可能性について話が弾みました

高校生からも質問が飛びました

しかし、この研究を今後、ガンの温熱治療や、骨粗鬆症、難治性骨折の治療効果の向上に役立てたいとか、幹細胞(iPS細胞など)の増殖や、分化に役立つかもしれないという展望を聞き、期待に目を輝かせていました。

グループ討論でも、現在骨折治療にどのくらい超音波が使われているのか?細胞はどのように振動を感知しているのか?ガン細胞をどう見分けるのか、等々各グループで白熱した議論が行われていました。


窓の外は、横浜の夜景

研究が1日も早く医療の現場で活かされるようにとの、参加者からの熱い期待を受けて、第13回サイエンスカフェは幕を閉じました。

3年目を迎えた今年度は、参加者から希望の多かった人文科学系も加え、下記のとおりバラエティ豊かなテーマが揃いました。みなさまの参加をお待ちしています。

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(担当:総務部学術・国際課)


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