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外国人留学生のための“浴衣着付け体験”実践報告【3/21更新】

 教育人間科学部薩本研究室では、国際課国際交流係の協力のもと、本大学に在籍する留学生を対象にした浴衣着装ワークショップを2012年8月7日(火)13:00~15:30に大学会館4Fのかもめ(和室)にて開催しました。
 日本の着物文化を学び、実際に浴衣を体験した、開催の様子をご報告します。
集合写真

集合写真

浴衣着装デモンストレーション

浴衣着装デモンストレーション

 大学のホームページやポスターにて参加者を募り、当日は本大学に在籍する年齢も国籍も様々な留学生22名とその家族5名の、総勢27名が参加しました。
 ワークショップの内容としては、最初に薩本がスライドを利用したきものの歴史、種類、柄、男女の違いなどについての説明を行い、続けて研究室の学生が浴衣の着つけデモンストレーションを行いました。

 デモンストレーションを行う際、男女共通である浴衣を羽織るまでの動作は女性用と男性用で同時に行い、その後、女性用、男性用の順に着つけデモンストレーションを行いました。
女子浴衣演示

女子浴衣演示

男子浴衣演示

男子浴衣演示

 男女に分かれての着付け体験では、皆、おはしょり作りや帯結びなどに苦戦しながらも、真剣に自分自身の手で取り組んでおり、着つけが終わった後は、とても嬉しそうに写真を撮り合っていました。

 着装後は、浴衣を着ている時の立居振舞の変化などの新鮮な感覚を味わってもらうために、屋外に出て大学内を自由に散策する時間を設け、集合写真を撮りました。
 散策を終えて大学会館に戻ってきた後は、たたみ方のデモンストレーションを行い、その後アンケート回答の時間を設けました。
 アンケート調査の回答をまとめた結果、「事前アンケート」と「事後アンケート」でそれぞれ以下のような結果が得られました。
 まず、「事前アンケート」についてですが、内容としては、日本の現代文化と伝統文化についての認知度とそれぞれの情報源、着物について知りたいことの5項目を複数回答可で調査しました。

 結果を見てみると、図1より、【現代文化の認知度】についてはマンガやアニメ、ゲームといった項目の割合が高く、日本のポップカルチャーが人気であることが分かります。また、図2をみると、【現代文化の情報源】についてはテレビとインターネットの割合が高くなっています。次に図3のように【伝統文化】については、やはり留学生は日本で暮らしているため、どの項目も比較的高くなっています。
図1 日本の現代文化で知っているもの

図1 日本の現代文化で知っているもの

図2 現代文化の情報源

図2 現代文化の情報源

図3 日本の伝統文化で知っているもの

図3 日本の伝統文化で知っているもの

図4のように、【伝統文化の情報源】については、現代文化と同様、テレビとインターネットの割合が高いのですが、一方、学校の貢献も高くなっています。したがって、伝統文化に関しては学校の貢献度が高いことが分かります。次に【きもの文化について知りたいこと】については、図5をみると「着付け方法」「帯の結び方」「きものの歴史」の項目がそれぞれ高くなっていました。
図4 伝統文化の情報源

図4 伝統文化の情報源

図5 きもの文化について知りたいこと

図5 きもの文化について知りたいこと

 また、事後アンケートについては、内容としては浴衣を着てみての「着装感」や「興味・意欲」、「理解・習得」などに関する19項目を5件法で調査しました。結果をみると、留学生は昨年度ワークショップを行ったサンフランシスコの留学生と比較してみると、図6~図8の3つの項目で有意差が見られ、いずれも留学生の方が高くなっており、大変意欲的であるという結果が得られました。
図6 きもの文化に興味があるか(p<0.05)

図6 きもの文化に興味があるか(p<0.05)

図7 自分一人で着付けができるか

図7 自分一人で着付けができるか

図8 浴衣を着てどこかへ出かけたいと思うか

図8 浴衣を着てどこかへ出かけたいと思うか

(担当:教育人間科学部 薩本研究室:薩本、井野)


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