大学院工学府生がナノ学会第16回大会で「優秀ポスター賞」を受賞
受賞情報
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賞状
2018年 5月 9 - 11日の期間、東京大学でナノ学会第16回大会が開催され、大学院工学府物理情報工学専攻・物理工学コース 博士課程前期 2年の藤原康暉さん(指導担当:一柳優子 准教授)が優秀ポスター賞を受賞しました。この会議は、ナノ学会が主催するナノサイエンスとナノテクノロジー研究の先駆者が集結する、学際的なレベルの高い会議です。
藤原さんは「Cu-Znフェライトナノ微粒子の磁気特性と医療応用」というタイトルでヤーンテラー歪みを起こし正方晶が安定な Cu-ferriteをナノサイズで作製し、立方晶を実現させ、これに Znをドープすることでさらに磁化が増大することを見出しました。また、この試料を用いて、がん温熱療法や MRI造影剤としての機能が期待できることを紹介しました。
本賞は、本大会の「ナノサイエンスとそのアプリケーション」をテーマとして 100件近くの発表の中から特に優秀と認められたものです。藤原さんの今回の受賞は、研究室に配属されてから何度も学会発表を経験し、落ち着いて自分の研究内容をわかりやすく伝えることができるようになった成果といえます。