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【プレスリリース】アト秒パルス光源を用いた世界最高速の電子振動現象および減衰過程の観測

【プレスリリース】アト秒パルス光源を用いた世界最高速の電子振動現象および減衰過程の観測

日本電信電話株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫、以下 NTT)の増子拓紀主任研究員、小栗克弥主幹研究員、後藤秀樹主席研究員と横浜国立大学(神奈川県横浜市、学長:長谷部勇一)の千菅雄太工学府博士課程前期学生、片山郁文准教授、増田裕行工学府博士課程前期学生、武田淳教授は、クロム材料を添加したサファイア(Cr:Al2O3)物質内において、光を照射した際に、アト秒(10-18秒:100京分の1秒)周期で振動する電子運動の観測に世界で初めて成功しました。この電子の振動周期は667-383アト秒に達し、時間分解計測における世界最高速の振動応答です。この観測は、極短時間で煌めく単一アト秒パルスの短パルス化、および時間分解計測に用いる光学系の超高安定化により実現されました。さらに本研究では、物質内で混在する二つの材料(クロムとサファイア)間で、電子振動が異なった減衰時間(振動の継続時間)を有していることを初めて解明しました。これらの超高速の電子振動や減衰過程を解明することは、物質の新たな光機能性を創出する上で重要な知見になることが期待できます。また、将来の光デバイスの特性改善にもつながると考えられます。
本成果は2018年4月18日(英国時間)に英国科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」にて公開される予定です。
本研究の一部は、JSPS科研費「16H05987」および「16H02120」の助成を受けて行われました。




詳しくは、詳細資料をご覧ください。

問い合わせ担当先

総務企画部学長室 広報・渉外係 TEL:045-339-3027
メールアドレス:pressynu.ac.jp

(担当:総務部広報・渉外課)


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