【プレスリリース】蛍光体粒子分散セラミックスを常温で高密度化
【プレスリリース】蛍光体粒子分散セラミックスを常温で高密度化
次世代高出力半導体照明用に資する高熱伝導率化と透光性も付与
横浜国立大学大学院環境情報研究院の多々見純一教授および神奈川県立産業技術総合研究所「革新的高信頼性セラミックス創製」プロジェクトの高橋絵美準研究員は、常温での緻密化プロセスにより8W/m・Kという従来の樹脂を用いたものと比較して40倍以上も高い熱伝導率を有する蛍光体粒子分散酸化マグネシウムセラミックスの開発に成功しました。
このプロセスでは、従来のセラミックス製造で必須の高温での焼成を全く行わないにもかかわらず緻密化を達成することができ、セラミックス特有の高い耐熱性と高熱伝導性が発現します。今回開発された材料は、常温での緻密化による省エネ効果だけでなく、レーザー等の高出力な励起光源を利用した次世代半導体照明の波長可変部材としての応用が期待されます。
なお、成果の一部は10月15日から始まる粉体工学会秋期研究発表会、10月22日から始まる粉体粉末冶金協会2019年度秋季大会、および、10月31日に開催されるKISTEC Innovation Hubプロジェクト研究機能材料フォーラムで発表されます。
詳しくは、詳細資料をご覧ください。
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横浜国立大学 産学官連携推進部門 早川 正俊 電話:045-339-4447
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(担当:学長室)