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飲食店開業

小さな資本でも開業できる。
何度でも挑戦できる。
起業して毎日が充実しています。

柴田 開(LACCI)

経営学部経営学科

学生起業家インタビュー動画

自分の希少価値を高めるために
起業を選択しました。

高校生のころは科学者を目指していて、理系クラスに進学しました。でも、本当にやりたいことはなんだろうって考えたとき、ずっと1つの分野を勉強し続けるより、いろんな世界に飛び込んで自分の可能性を広げるほうがいいなと思ったんです。肩書きで表すならプロデューサーみたいな仕事かなと。

高校の友達には官僚や弁護士になりたいと考える人が多くいましたが、他人とは違う領域を開拓して力を付けるほうが自分の希少価値が高められると思いました。性格的にサラリーマンになる姿は想像しにくいし、自分でリスクを取りながら物事を進めるほうが性に合っている。だったら起業するしかない、そう思うようになりました。

ブームになるドリンクを
自分たちでつくってしまおう。

横浜国立大学が直接提携している企業とのコラボ講座などを受講していく中で、自分は消費者(toC)に影響を及ぼせるようなサービスをつくりたいと考えるようになりました。ちょうどその頃、周囲ではフラペチーノブームがあって、タピオカブームもだんだんと落ち着いて「次に流行るものって何だろう?」と思っていたんです。

ある日、共同創業者の友人とよく行くカレー屋さんで、カレーと一緒にラッシー(インドで親しまれているヨーグルトベースの飲み物)を頼んだとき「これを売ったら面白いかも」と直感しました。せっかくやるのだから自分たちでオリジナルのラッシーをプロデュースしようとなり、“カロリーおばけ”と呼ばれていたタピオカと違って罪悪感ゼロで楽しめるクラフトラッシーを考案しました。

初めてのクラウドファンディングで、
目標金額の2倍を超える支援をいただきました。

2021年の春からキッチンカーで営業をスタートさせて、秋には初めてのクラウドファンディングも企画しました。ありがたいことに95名の方から目標金額の2倍を超える支援をいただき、PRで取り上げていただいたり、百貨店さんとのつながりもできました。オープンまでの道のりをInstagramでコツコツ発信したことなども実を結んで、一緒に動いてくれたメンバーも喜んでくれています。

起業には大変な面もありますが、たとえ失敗しても何度でも挑戦できるし、そこから得難い資産を得られるのが面白いなと感じています。横国にはスタートアップの成長支援センターがあり、人脈・情報といった無形資産をつくるための制度が充実しています。講義を通して、実際に起業できるプランを出す機会が何度もあるので、刺激をもらえるし、アイデアの精度を高めることができます。

やってみると、小さな資本でも開業できると分かりました。自分と同じように商品をプロデュースして世の中に届けたいと考えている人、店舗を拡大させたと思っている人たちを支援する事業にも挑戦したいと考え、2022年2月には飲食店開業支援のパッケージをローンチしました。目標は日本の食産業を豊かにすること。今は、どんどんできることが増えて、自分の世界が広がっていることを実感しています。

2022年2月

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