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理工学部/数物・電子情報系学科

理工学部数物・電子情報系学科の教育システムとカリキュラム基本構造

教育課程の編成方針

理工学部数物・電子情報系学科の教育課程は、学部教育科目および全学教育科目により適切な授業科目の区分を定め、学部・学科および教育プログラム(学士の学位を授与する教育課程プログラム)ごとに体系的に編成するものとする。
各授業科目は、必修科目、選択必修科目、選択科目および自由科目に分け、これを各年次に配当して編成するものとする。
学部教育科目は、基礎演習科目、専門基礎科目、専門科目とする。

理工学部(教育課程の編成方針)

1・2年次

  • 基礎演習科目と物理実験および化学実験などの理工学の基礎である必修科目を履修
  • その他、各学科または教育プログラムの理工学部基盤科目や専門科目、および全学教育科目等を履修

3・4年次

  • 各教育プログラムの専門科目でその専門性を深めるとともに、副専攻プログラムにおいて分野横断的に学ぶ機会を提供
  • 卒業研究を通じて学修した内容を集大成し、主体的に活躍できる能力を修得

1~4年次

  • 全学教育科目の基礎科目(人文社会系、自然科学系)、外国語科目(英語、初修外国語)、健康スポーツ科目、グローバル教育科目およびイノベーション教育科目等を修得
  • 2学期6ターム制の採用により、在学期間中に半年の国内や海外でのインターンシップや短期留学が可能

数理科学教育プログラム(教育課程の編成方針)

  • 数理科学EP基礎演習科目、数理科学EP専門基礎科目、数理科学EP専門科目、並びに全学教育科目から構成
  • 数理科学EP専門科目は、数理科学コア科目、理学系選択科目、工学系選択科目から構成

1年次

  • 数理科学EP専門基礎科目は、必修科目の数理科学基礎演習I、II、数理科学のための情報リテラシーを履修
  • 数理科学EP専門基礎科目は、必修科目の解析学I,II、線形代数学I,II、基礎力学I,II、および選択科目の離散数学I,II、微分方程式I、電気磁気学I、基礎化学I,II、基礎熱力学などを履修
  • 数理科学コア科目は、必修科目の数学演習I,II、プログラミング入門を履修
  • 全学教育科目は、特に、数理科学概論を履修

2年次

  • 数理科学EP専門基礎科目は、必修科目の確率・統計、および選択科目の量子力学、関数論、応用数学などを履修
  • 数理科学コア科目は、必修科目の代数学I、幾何学I、数理物理、集合と位相、および選択科目のグラフ理論、解析学Ⅲ、プログラミング演習I,II、代数学II、数値解析などを履修
  • 理学系選択科目は、幾何学II、認知科学入門、ことばと論理、計算理論I、代数学演習、解析学演習などを履修
  • 工学系選択科目は、社会事象のための数理科学、情報理論、アルゴリズムとデータ構造、物理科学と先端技術、コンピュータグラフィックス、流体物理工学、材料科学などを履修

3年次

  • 数理科学コア科目は、必修科目の数理科学演習A,Bを履修
  • 理学系選択科目は、トポロジー、応用確率論、ガロア理論と整数論、測度論、多様体論、関数解析、確率モデル、計算理論II、理論言語学A,Bなど履修
  • 工学系選択科目は、計算機シミュレーション、統計数理工学、ソフトウエア、情報セキュリティ、感覚知覚システム論、計算科学の基礎、画像・音声情報処理、システム最適化理論、コンピュータネットワーク、物理キャリアアップなどを履修

4年次

  • 数理科学コア科目の課題演習I,IIおよび卒業研究を履修

物理工学教育プログラム(教育課程の編成方針)

  • 学部教育科目は、専門基礎科目と専門科目から編成される。
  • 専門基礎科目は、基幹科目、基盤科目により構成される。
  • 専門科目は、一部の基幹科目・基盤科目を含む物理専門科目、理学系専門科目、工学系専門科目、その他の科目により構成される。

1・2年次

  • 基幹科目は、物理数学基礎演習、プログラミング実習、物理実験・化学実験、物理工学実験情報演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲなど(必修)、物理数学演習(選択必修)を履修
  • 基盤科目は、力学、電磁気学、量子力学、熱力学など(必修)、線形代数、解析学、微分方程式、基礎化学、情報処理概論など(選択必修)を履修
  • 専門科目における物理専門科目は現代物理学、電磁気学Ⅲなど(選択必修)を、工学系科目はアルゴリズムとデータ構造など(選択必修)を履修

3年次

  • 専門科目における物理専門科目は、統計力学、インベスティゲーション演習、プレゼンテーション演習など(必修)、量子統計力学、固体物理学など(選択必修)を履修
  • 専門科目における理学系科目は高エネルギー物理学、物性物理学、量子・光物理学、連続体物理学など(選択必修)を履修
  • 専門科目における工学系科目はコンピュータネットワーク、半導体工学、集積エレクトロニクス、電子デバイスなど(選択必修)を履修
  • 専門科目におけるその他の科目は、物理工学インターンシップなど(選択)を履修できる。
  • 基幹科目は、物理キャリアアップ(選択)を履修できる。

4年次

  • 卒業研究は、指導教員の専門的な指導の下で、専門分野に関する総合的な物理学を学ぶ。

1~4年次

  • 全学教育科目の基礎科目(人文社会系、自然科学系)、外国語科目(英語、初修外国語)、グローバル教育科目、イノベーション教育科目等を履修

電子情報システム教育プログラム(教育課程の編成方針)

  • 学部教育科目である学科専門基礎科目、学科専門科目、及び卒業研究、並びに全学教育科目から編成
  • 専門基礎科目は、数学、物理、化学からなる科目から編成
  • 専門科目は、電気・電子・通信・情報に関わる科目から編成

1・2年次

  • 専門基礎科目は、必修6単位、数学系選択必修6単位以上、化学系選択必修4単位以上、物理系選択必修6単位以上を履修
  • 専門科目は、必修6単位、第一種専門科目21単位(選択)、第二種専門科目10単位(選択)、第三種専門科目4単位(選択)から、卒業要件を満たすように履修する。

3・4年次

  • 専門基礎科目は、卒業要件を満たすように履修する。
  • 専門科目は、必修8単位、第三種専門科目68単位から卒業要件を満たすように履修する。
  • 卒業研究は、各研究室に配属し卒業研究を遂行する。卒業研究発表を行い、卒業論文にまとめる。

1~4年次

  • 全学教育科目の英語演習、初修外国語演習
  • 在学期間中に国内外インターンシップや短期留学を奨励

情報工学教育プログラム(教育課程の編成方針)

  • 教育課程は、基礎演習科目、専門基礎科目、卒業研究を含む専門科目、および全学教育科目から編成
  • 専門科目は、データベース分野、マルチメディア情報処理分野、人工知能分野、情報・物理セキュリティ分野、言語情報学分野から編成

1年次

  • 全学教育科目と基礎演習科目、専門基礎科目を中心に学びながら、情報工学概論、計算機アーキテクチャ、プログラミング入門といった科目を履修し、情報学・情報工学への導入を行う。

2~3年次

  • 徐々に情報学・情報工学の専門科目の履修が増えてゆく。また、プロジェクトラーニングなど能動的な学びに力点をおいた科目を履修し、研究への関心を養う。

4年次

  • 卒業研究着手要件を満たすと、研究室に所属し指導教員の指導のもと卒業研究に取り組む。並行してさらに専門の選択科目を履修し、視野を広げ、知識を深める。

理工学部数物・電子情報系学科の教育課程プログラム運営と成績評価基準

教育課程の実施方針

理工学部数物・電子情報系学科の教育課程は、学部・学科および教育プログラム(学士の学位を授与する教育課程プログラム)において国際通用性のある質保証された学士課程教育を実現するとともに、教育課程の編成方針に従い、次の取組を実施するものとする。

数理科学教育プログラム(教育課程の実施方針)

  • 数理科学の基礎を学ぶ
  • 数理科学の考え方を学ぶ
  • 数理科学の分野での究極的な課題に取り組む
  • 数理科学を工学的な応用の現場で学ぶ

物理工学教育プログラム(教育課程の実施方針)

  • 物理学の基本原理を徹底して学ぶ
  • 現代物理学の考え方を理解する
  • 学生実験を通じて科学的な実験実施技能を身につけるとともに、データ解析を通して実践的な情報処理能力を身につける
  • 学生自ら設定したテーマを調査・発表することで、創造性や発表能力を伸ばし、主体的な学びの態度を涵養する
  • 企業の研究開発を学ぶことで、新しい時代に必要となる資質や能力を理解する

電子情報システム教育プログラム(教育課程の実施方針)

  • 物理、化学、生物、数学などの自然科学の基礎を学ぶ
  • 英語、初修外国語、人文社会系の基礎を学ぶ
  • 実習・演習を通して、講義内容と関連する実験課題に取り組む講義内容の理解を深める

情報工学教育プログラム(教育課程の実施方針)

  • 情報工学教育プログラムのカリキュラムは、主に以下の3つからなっている。
    大学生、社会人として必要な知識・技能、素養を育むための全学教育科目、そして、理工学を学ぶものとして必要な知識・技能、素養を育むための専門基礎科目、さらに、情報学・情報工学を専門とするものとして必要な知識・技能、素養を育むための基礎演習科目および専門科目である。
  • 主な専門分野には、言語情報学分野、情報・物理セキュリティ分野、人工知能分野、データベース分野、マルチメディア情報処理がある。
  • 言語情報学分野においては、自然言語処理(デジタルドキュメント解析、文章解析、音声情報処理)、情報検索、情報抽出、そして統語論、意味論・語用論を含む言語理論に関する専門知識を修得することを目的としている。
  • 情報・物理セキュリティ分野では、暗号学、情報セキュリティ、ネットワークセキュリティ等を基盤とし、サイバーフィジカルシステムのセキュリティに関して、基礎から応用までの幅広い内容を学ぶ。
  • 人工知能分野においては、計算機やロボットでの知的処理の実現やデータから有用な知識を獲得するための要素技術として、機械学習やパターン認識、データマイニング、推論、探索、知識表現等に関する専門知識を総合的に修得することを目的としている。
  • データベース分野では、各種メディアデータの構造から情報のモデル化と管理手法までの専門的知識を幅広く修得することを目的としている。
  • マルチメディア情報処理分野においては、画像・音声・テキストデータ、各種センサデータの計測・蓄積・処理・提示に関する専門知識を修得し、また当該技術の他分野への展開やサービス化についても学ぶことを目的としている
  • 最終年次においては、専門科目での学修内容を基礎にして、独創性のある研究成果を生み出すことを目指す。

成績評価基準

理工学部数物・電子情報系学科の成績評価は、「授業設計と成績評価ガイドライン」による全学統一の成績評価基準に基づき、WEBシラバス(Syllabus)に記載した成績評価の方法により総合判定し、成績グレード(評語)を「秀・優・良・可・不可」の5段階で表し、それぞれの授業科目の成績評価に対してGP(Grade Point)を与えるものとする。ただし、5段階の成績グレード(評語)で表し難い授業科目は「合格・不合格」で表し、GP(Grade Point)を与えないものとする。
成績評価の基準には、学修成果に係る評価指標として「授業別ルーブリック」を作成し、学生が学修する内容と学生が到達するレベルをマトリックス形式で明示するものとする。

  1. 履修目標は、授業で扱う内容(授業のねらい)を示す目標とし、より高度な内容は主体的な学修で身に付けることが必要であり、履修目標を超えると成績評価「秀」となる目標
  2. 到達目標は、授業を履修する学生が最低限身に付ける内容を示す目標とし、到達目標を達成すると成績評価「可」となる目標であり、さらなる学修を必要とするレベルを示す

理工学部数物・電子情報系学科における入学から卒業までの学修指導の方針

学修指導の方針

理工学部数物・電子情報系学科の学修指導は、学生の多様なニーズや学修支援の効果等を踏まえて適切に実施するとともに、学部・学科および教育プログラム(学士の学位を授与する教育課程プログラム)において次の取組を実施するものとする。

数理科学教育プログラム(学修指導の方針)

1年次

  • 数理科学基礎演習I,IIを通じて、初年時教育導入教育の履修指導、および4年間での履修の構想の指導
  • 数理科学基礎演習I,IIの担任、教務委員、EP代表の連携のもと、成績不良学生への個別指導
  • 全学教育科目、学部教育科目等の初年次教育・導入教育の履修指導

2年次

  • 数理科学コア科目の履修指導により数理科学への専門性を高めていく
  • 数理科学基礎演習I,IIの担任、教務委員、EP代表の連携のもと、成績不良学生への個別指導

3年次

  • 数理科学コア科目の数理科学演習A,Bにより数理科学を主体的に学ぶ姿勢を習得する
  • 理学系選択科目や工学系選択科目の履修により、学生ごとに応じた専門性を高めていく
  • 数理科学演習の担任、教務委員、EP代表の連携のもと、成績不良学生への個別指導

4年次

  • 課題演習I,IIを通じて、さらに数理科学を主体的に学ぶ姿勢を習得する
  • 卒業研究において、数理科学分野の先端的な研究にふれることにより、これまでの学修の評価と総括を実施する

物理工学教育プログラム(学修指導の方針)

1年次

  • 全学教育科目、学部教育科目等の初年次教育・導入教育の履修指導
  • 成績不良学生を含む初年次の学生指導方針
  • 大学および良き社会人となるためのリテラシー教育

2~3年次

  • 基幹科目、基盤科目、専門科目等の履修指導により専門性を高めていく
  • 他学科又は他学部提供関連科目の履修指導により広範な知識を修得
  • 自主的な研究対象の探索や調査研究の実施による実践的な物理学の応用力を修得、調査内容の発表を行うことで、思考力、表現力を身につけ、自主的な学びを涵養
  • 成績不良学生を含む学修指導方針
  • 社会において物理学を学ぶ意義、果たす役割を学ぶキャリア教育

4年次

  • 卒業研究において、先端的な物理的分野に関する研究の実施を通じた学修の評価や総括

電子情報システム教育プログラム(学修指導の方針)

1年次

  • 全学教育科目、学部教育科目等の初年次教育・導入教育の履修指導
  • コンタクト面接による成績不良学生を含む初年次の学生の指導を行う

2~3年次

  • 第一種から第三種の科目等の履修指導により専門性を高めていく
  • 国内外インターンシップや短期留学により、国際的に活躍できる素地を身に着ける
  • コンタクト面接による成績不良学生を含む学生の指導を行う。成績不良学生には特に保護者への通知を行う

4年次

  • 卒業研究において、電子情報通信分野の研究活動を通じた学修の評価や総括を行う

情報工学教育プログラム(学修指導の方針)

1年次

  • 情報学・情報工学への基礎的な関心を養い、全学教育科目と専門基礎科目において教養と基礎学力を幅広く涵養するよう指導を行う。
  • 履修登録に関する基本的な事柄を理解し、卒業研究着手要件、卒業要件を念頭において学修するよう履修指導を行う
  • 大学院進学・就職について導入的指導を行う
  • GPA2.5以下の学生、履修未登録の学生、その他学修上の指導が必要と判断した学生に個別指導を行う

2~3年次

  • 全学教育科目、専門基礎科目に加え、できるだけ多岐にわたる情報学・情報工学の専門科目を積極的に履修するように履修指導を行う
  • 卒業研究着手要件、卒業要件を念頭において学修するよう履修指導を行う
  • 大学院進学・就職について意識をしながら日頃の学習に取り組めるよう指導を行う
  • GPA2.5以下の学生および、履修未登録の学生等、その他学修上の指導が必要と判断した学生に指導を行う

4年次

  • 研究活動に必要な学術スキル、社会スキルを身につけることができるよう、各研究室において指導を行う。卒業研究の遂行と並行して、さらに専門科目を履修し、視野を広げ、知識を深めるべく、履修指導を行う
  • 大学院進学・就職について、学生一人一人が目標を達成できるよう、きめ細やかな指導を行う

授業科目履修と履修登録上限(CAP制)

数理科学教育プログラム
授業科目の履修は、原則として半期20単位を上限とする
ただし、履修登録する直前の学期に履修した科目に関して算出したGPAが2.5以上の場合は、26単位まで上限を緩和する
物理工学教育プログラム
授業科目の履修は、原則として半期20単位を上限
ただし、直前学期GPA2.5以上の場合は、26単位まで上限緩和を措置
電子情報システム教育プログラム
授業科目の履修は、原則として半期20単位を上限
ただし、直前学期GPA2.5以上の場合は、26単位まで上限緩和を措置
情報工学教育プログラム
授業科目の履修は、原則として半期20単位を上限
ただし、直前学期GPA2.5以上の場合は、26単位まで上限緩和を措置

(担当:学務・国際戦略部 教育企画課)


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