都市科学部/建築学科
都市科学部が養成する人材
- 理工学の素養と人文社会学の知識を学び、文理両面の視点を備えた人材
- ローカルおよびグローバルにわたる広い視野、横断的な課題解決能力、総合力を備えた人材
- 豊かさとリスクのバランスを適切にマネジメントするリスク共生学の基本を学び、自然・社会環境のリスクを総合的に理解できる人材
- 世界の異なる宗教や文化、商習慣等の環境に適応し、多様な人々のニーズや現場のニーズに寄り添い、課題解決を図るための最先進の科学技術やシステム、ネットワークを実装しマネジメントができるイノベ―ティブな人材
建築学科が養成する人材
- 都市リスク、社会リスクや自然災害リスクを科学的に把握しながらも、歴史・文化・風土への詳細な観察と尊重の上で、人間生活と生態系とのバランスのとれた建築・都市・環境を論理的に構想できる人材
- 理論の裏付けのもとで、創造的な建築や都市環境・まちづくりを力強く実践することの出来るリーダーシップを持った人材
都市科学部建築学科の卒業認定・学位授与方針
都市科学部建築学科が卒業を認定し、学位を授与するために修得しておくべき学修成果(身に付けるべき資質・能力)の目標を定める。
都市科学部(学修成果の目標)
- グローバルとローカルな関係を理解し、リスク共生学を学び、イノベーションの理解を深めることで、都市科学の基本を理解することができる能力
- 人文社会科学系の学科ではあわせて理工学系の知識・能力を身につけ、理工学系の学科ではあわせて人文社会科学系の知識を身につけ、文理融合の視点を理解することができる能力
- グローバル化に対応するため、特に海外の異なる文化や社会、商習慣等を理解し、異なる環境に適応できる資質・能力
- 複雑で多様な国際都市を理解するため、豊かさとリスクのバランスをマネジメントするリスク共生を理解できる能力
- 横浜・神奈川地域や新興国の都市をフィールドに実践力を身につけ、グローバルとローカルな課題を接合し、文系と理系の視点を融合することで、21世紀における都市の課題を解決し、新しい都市のあり方を構想し設計できる能力
建築学科(学修成果の目標)
- 建築学に人文社会科学的視点及びリスク共生の視点を加えることで、グローバルとローカルな課題が直結し、多様で複雑な課題が先進的に展開する国際都市の社会ニーズに応えることができる能力
- 建築という広範な学問領域を、建築理論(AT分野)、都市環境(UE分野)、構造工学(SE分野)、建築デザイン(AD分野)という緩やかに連携する四つの分野についてバランスよく身に付ける知識・能力
- AT分野では、歴史性・芸術性・伝統性あるいは人間・行動・利便性の観点から建築空間や構築環境、社会環境を捉えなおすことで、人間生活に深く関わる建築の概念を支える思想や計画の理論形成を基盤とした構想力
- UE分野では、都市においてヒト・構造物(建築)・エネルギー・各種環境要素(音・光・熱・空気・水等)・生態系の複合的なつながりを一つのシステムと捉え、人間社会と地球環境のバランスを考えた思考力、計画力、デザイン力
- SE分野では、建物の安全性とそこに集い住まう人たちの生命と財産を守るために、建物の材料・構造・構法の基礎的な知識、理論を習得するとともに、力の作用を数値解析及び実験により理解し建築の創造力
- AD分野では、建築のデザインが工学的知識から美学・哲学などの人文社会科学の知識までが要求される包括的なものであることを理解し、そこから生まれるアイデアをもとに多面的な知識を統合し社会へつなげる構想力、表現能力
- スタジオ教育における共同学習を通じて、様々な知見を統合できる能力
- 横浜・神奈川地域を「生きた実験室(Living Lab.)」として活用し、社会実験・社会実装を視野に入れた建築・都市の可能性を追究する能力
都市科学部建築学科の卒業認定・学位授与基準
卒業認定基準
都市科学部建築学科に修業年限4年以上在学し、学部教育科目94単位以上、全学教育科目30単位以上、合計124単位以上を修得し、かつ卒業に関わる授業科目のGPA(Grade Point Average)2.0以上を満たした上、学部が定める卒業の審査に合格した者に卒業を認定する。
学部教育科目
- 学部共通科目は、都市科学の基礎3科目4単位(必修)、「グローバル・ローカル関連科目」「リスク共生関連科目」「イノベーション関連科目」からそれぞれ2科目以上(選択必修)を含む合計14単位以上の修得
- 理工学の基礎を学ぶ専門基礎科目12単位以上の修得
- 専門科目は、デザインスタジオ4科目10単位および卒業研究5単位(必修)、4つの分野(建築理論:AT、都市環境:UE、構造工学:SE、建築デザイン:AD)からそれぞれ4単位以上合計25単位(選択必修)を含む合計63単位以上の修得
- 学部教育科目のうち2単位以上は、英語で開講されている科目を修得
- アカデミックリテラシー、シビックリテラシー、情報リテラシーを学ぶ基礎演習科目「建築学概論・演習」3単位(必修)の修得
全学教育科目
- 基礎科目は、人文社会系科目4単位以上、自然科学系科目4単位以上
- 外国語科目は、英語科目6単位以上、初修外国語科目2単位以上を含む合計10単位以上の修得(ただし、私費外国人留学生においては、外国語科目は日本語科目で代替することができる)
- 高度全学教育指定科目として設定している学科が指定する基礎科目、グローバル教育科目及びイノベーション教育科目の中から4単位以上
学位授与基準
都市科学部建築学科を卒業した者に対し、学士(工学)/Bachelor of Engineeringの学位を授与する。
(担当:学務・国際戦略部 教育企画課)