学長メッセージ

Message from President

知の統合型大学として、世界水準の研究大学を目指す

今世紀、日本を含む先進諸国は低成長と財政危機、少子高齢化、感染症の拡大、大規模災害、環境問題など多くの困難な課題に直面しています。このような時代であるからこそ、国立大学は、学問の発展と新たな価値の創出、イノベーションの創造に貢献しなければなりません。

横浜国立大学は、建学以来の歴史の中で育まれてきた「実践性」「先進性」「開放性」「国際性」の理念(大学憲章)の下に、人文系、社会系、理工系などの多様な専門性を有する教員がOne Campusに集い、社会実践を重視した教育研究を行うとともに、各分野で第一線の学術研究成果をあげてきました。

そして、2023年、現在そして将来に向けて一人一人が豊かにその力を発揮し、本学がさらに発展すべく、約20年ぶりに「多様性」の精神を追加しました。

今後も本学は、国や地域のイノベーション創出の中心的役割を果たしたいと念願しています。そのため、多様な学術知・実践知を動員し、産業、地域、市民等の多様なセクターと国内外を問わず、分野を超えてオープンに連携することで、「新たな社会・経済システムの提案」や「イノベーションの創出・科学技術の発展」に資する「知の統合型大学」として「世界水準の研究大学」を目指します。

併せてこのビジョンを教員・職員のみならず、学生・保護者・卒業生・地域とも広く共有し共に成長していきたいと思います。

横浜国立大学 学長

主な経歴

Profile

梅原 出

UMEHARA Izuru

  • 研究分野
    固体物性物理学‐超伝導、磁性
  • 1987年3月
    富山大学理学部 卒業
  • 1989年3月
    富山大学大学院理学研究科修士課程 修了
  • 1992年3月
    筑波大学大学院工学研究科博士課程 修了
  • 1992年4月
    横浜国立大学工学部 教務職員
  • 1994年4月
    横浜国立大学工学部 助手
  • 2000年7月
    横浜国立大学工学部 助教授
  • 2009年10月
    横浜国立大学大学院工学研究院 教授
  • 2019年4月
    横浜国立大学 理事(研究・評価担当)・副学長
  • 2020年4月
    横浜国立大学 理事(研究・財務・情報・評価担当)・副学長