横浜国立大学オンラインオープンキャンパス

よくある質問

進学説明会などで高校生、受験生のみなさんからよく質問される内容について、FAQとしてまとめました。


1.大学全体

Q1-1:横浜国大の特徴は何ですか?

横浜国立大学は、学部の入学定員が1,662人という中規模の国立大学ですが、教育学、社会科学、理学、工学そして都市科学といった文系から理系までの5学部を擁する大学です。横浜市の中心部に近い緑豊かなキャンパスに5学部すべてが集まって4年間の学生生活を送ります。そして、各学部に対応する大学院も同じキャンパスにあり、さらなる専門性をもって社会に出ることを後押しします。
また、学部入学生が全国から集まることも特徴の一つです。神奈川出身者は約3割、東京など首都圏出身者を合わせても5割程度で、首都圏以外の出身者が多く集まる大学です。外国人留学生も多く、在籍する学生の約1割、約1,000人の留学生が一緒に学んでいます。
このように、文系から理系までの多様な学部で、全国から集まる学生と多くの留学生という多様な学生が、1つのキャンパスで学ぶことで生み出す多様性が特徴です。この多様性が新たな可能性を生み出します。

Q1-2:他の大学と比較して、YNUのアピールポイントは何ですか?

横浜国立大学は、企業の人事担当者からみた大学イメージ調査ランキングで、毎年上位にランクインしています。過去5年連続して10位以内にランキングしている大学は本学と京都大学の2校だけ。これは、一つのキャンパスにすべての学部、大学院がある強みを生かし、学部の枠を超えた授業や交流などを行い、また留学生を含めた学生の多様性のあるキャンパスで、学生たちが成長し、社会から評価された証です。
人事が見る大学イメージランキングで本学が関東・甲信越地域で1位、全国総合でも4位にランクイン別カテゴリーへ移動します

Q1-3:キャンパス、学生の雰囲気を教えてください。

約45万㎡に及ぶ広々と緑豊かで落ち着いたキャンパスが魅力です。
360°バーチャルキャンパスツアー別カテゴリーへ移動します

また、「横国の学生は真面目でおとなしいイメージ」と聞くことがありますが、実は学業だけでなく、チャレンジ精神で学内外のユニークな活動に熱心に取り組む学生がたくさんいます。
大学案内 学生インタビュー別カテゴリーへ移動します
挑戦する横国の学生たち VENTURE SPIRIT別カテゴリーへ移動します
YNU学生起業家のリアル別カテゴリーへ移動します

Q1-4:文理融合とはどういうことですか?具体的に何ができますか?

「文系」「理系」という概念を無くして幅広い学問を学ぶことです。
本学では、一般的な区分として経済学部、経営学部が「文系」の学部、都市科学部の都市社会共生学科が「文系」の学科としてあります。そして、理工学部及び都市科学部の建築学科、都市基盤学科、環境リスク共生学科が「理系」の学部、学科となります。教育学部は「言語・文化・社会系」、「自然・生活系」、及び「芸術・身体・発達支援系」の3つのコースから編成されており、文系の領域と理系の領域を併せ持っています。
文理融合の形として、本学では2つの形を持っています。
ひとつは「都市科学部」。「都市社会共生学科」という文系学科と建築学科、都市基盤学科、環境リスク共生学科という理系学科が一つの学部となり、これからの都市づくり、都市社会構築を担うために人文社会系と理工系の知識を学びます。
もうひとつは、本学の特徴でもあるすべての学部が同じキャンパスにあることを生かし、 学部、学科の枠を超えて、全学教育科目や一部の学部教育科目において所属学部以外の学部、学科の講義を受けることができる仕組みです。これがさらに発展して分野横断型の大学院である先進実践学環へと繋がっています。

Q1-5:どのような部活・サークルがありますか?

大学に届出をしている団体数は、現在104です。文化系、体育系ほぼ半分ずつあります。
サークル活動別カテゴリーへ移動します
近年では、野球、準硬式野球、アカペラサークル、陸上競技、スポーツチャンバラなどの団体が活躍して学長表彰を受けています。また、自分でサークルを立ち上げることもできます。既存のサークルだけでなく、新しい視点で活動を始めることも可能です。

Q1-6:入学前に教員や学生から直接話を聞くことのできる機会はありますか?

オープンキャンパスや進学説明会を活用してください。
また、オンラインオープンキャンパスでは、本学の学生が直接みなさんの相談にのる企画もあります。詳しくは以下のサイトをご覧ください。
進学相談会別カテゴリーへ移動します
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Q1-7:個人で大学キャンパス内を見学することはできますか?

個人の方は、入構規制日を除いて、キャンパス内を申込不要で自由に見学することが出来ます。(ただし、講義棟や研究棟への立入はご遠慮ください。)なお、個人の方を対象としたキャンパスツアーは行っておりません。詳しくは以下のサイトをご覧ください。
【個人の方】構内自由見学について別カテゴリーへ移動します
キャンパス内を360度見渡せるキャンパスツアー別カテゴリーへ移動します


2.入試関係

Q2-1:志願倍率はどのくらいですか?

各学部・学科、また前期日程、後期日程でも異なります。こちらに過去の志願者数、倍率等が掲載されていますので参考にしてください。
過去の入試データ別カテゴリーへ移動します

Q2-2:総合型選抜や学校推薦型選抜の面接ではどのような質問がありますか?

具体的な質問内容は公表されていません。入学者選抜要項や各学生募集要項に示されている「選抜方法」に示された範囲で準備してください。
資料ダウンロード(学生募集要項等)別カテゴリーへ移動します

Q2-3:神奈川県以外の出身者はどのくらいいますか?

約30%が神奈川県出身者です。70%の学生が全国から集まっています。
例年47都道府県すべてから入学しています。


3.授業関係

Q3-1:他学部の授業を履修することはできますか?

一部の授業について履修することができます。ただし、卒業に必要な単位に入らない場合がありますので、他学部の授業の履修を希望する場合は、入学後、履修案内を熟読したうえで所属学部学務担当係にお問い合わせください。
また、全学教育科目において、様々な分野の授業を選択することができます。

Q3-2:演習はどういうことをする授業ですか?

講義は、教員が学生に知識を教授する授業です。教員と学生が議論をしたり、学生同士でグループワークを行うこともありますが、学生が知識を得ることが授業の目的です。一方、演習は教員の指導の下、学生が主体的に学びを進める授業です。演習科目の一つであるゼミナールでは、学生同士が主体的に調査、研究、発表、議論していきます。学生が企業や行政の担当者の立場に立って課題解決のための提案を考える授業を行うなど、実際の場面を想定した模擬的な活動を通じて知識や経験を得ることを目的としています。

Q3-3:副専攻プログラムとは何ですか?

自らの所属する専攻(課程・学科・EP)以外の分野を体系的に学習する機会を設けた教育プログラムです。例えば、グローバルな視野をもって地域課題を解決する実践能力を身につけるプログラムとして「地域交流科目」があります。所定の修了要件を満たした者には、修了証が発行され、成績証明書にも修了した副専攻名が記されます。


4.学生寮・アパート

Q4-1:学生寮はありますか?
日本人学生が入居できる学生寮が3つあります。

峰沢国際交流会館別カテゴリーへ移動します
キャンパス至近(徒歩5分)の寮です。シャワー、洗濯室、補食室(キッチン)は共用です。
経済支援を目的としており、入居の条件があります。

常盤台インターナショナルレジデンス別カテゴリーへ移動します
キャンパスの中にある寮で、日本人学生と留学生の共同生活による多様な文化体験や交流促進を目標とした新しいタイプの学生寮です。8人1ユニットのシェアタイプと個室型のプライベートタイプが選べることが特徴です。

大岡インターナショナルレジデンス別カテゴリーへ移動します
学生、研究者、教職員のための異文化共生ハウスです。
横浜市営地下鉄三ツ沢上町駅から約20分の弘明寺駅下車徒歩3分のところにあり、歴史ある商店街が近く、生活のしやすさは抜群です。居室はいずれも個室型のシングルルームと1Kルームがあり、シングルルームはシャワーと洗濯室が共用です。

・そのほか、外国人留学生のための留学生会館があります。
Q4-2:学生寮に入れるのは、申請者のうちどれくらいの割合ですか?

峰沢国際交流会館は、入学時は希望どおり入居できることが多いです。(入居期間は最長で2年間です。)
常盤台インターナショナルレジデンス、大岡インターナショナルレジデンスは、年によって入居できる人数が異なります。

Q4-3:学生寮の入居は、申し込み順ですか?抽選ですか?

峰沢国際交流会館と常盤台インターナショナルレジデンスは、募集人員を超えた場合は抽選となります。
大岡インターナショナルレジデンスは申し込み順となります。(各寮とも、空き室の状況等により変更になる可能性があります。)

Q4-4:峰沢国際交流会館に2年入居後、大岡インターナショナルレジデンスや常盤台インターナショナルレジデンスに入居の申し込みをすることはできますか?また、大岡インターナショナルレジデンスや常盤台インターナショナルレジデンスに入居中の人が、峰沢国際交流会館に入居の申し込みをすることはできますか?

いずれも可能です。ただし、入居希望者が多数の場合、施設ごとに入居者の選考が行われますので、希望通りに入居できないこともあります。

Q4-5:大学周辺の家賃相場を教えてください。

和田町駅、羽沢横浜国大駅、三ツ沢上町駅周辺は、1Kで5~6万円が目安です。

Q4-6:一人暮らしの学生はどの辺りに地域に住むことが多いのですか?

キャンパスが広いので、各学部から近い門(教育学部・経済学部・経営学部は正門または南通用門、理工学部・都市科学部は西門または北門)を中心に、大学の周辺に広く住んでいるようです。徒歩、自転車での通学が多いようです。また、買い物やアルバイトの利便性から、相鉄線の和田町駅周辺や、横浜市営地下鉄の三ツ沢上町駅周辺など、幅広く居住しているようです。
 正門周辺:「岡沢町」 
 南通用門から和田町駅周辺:「峰岡町」
 西門周辺:「釜台町」 
 北門周辺:「羽沢南」 などの町名で検索してみてください。


5.奨学金・授業料免除

Q5-1:授業料免除を受けられている人は何人くらいいますか?

1,000名程度です。(全額、半額、3分の2、3分の1免除者の合計数)
令和2年度からスタートした国の高等教育の修学支援新制度(授業料・入学金の免除または減額と、給付型奨学金)の利用など、学生支援課にて案内しています。

Q5-2:奨学金について教えてください。

地方公共団体や民間育英奨学については、毎年80以上の団体から募集があります。
学生支援課にて案内しています。
地方公共団体および民間育英団体奨学金について別カテゴリーへ移動します

大学独自の奨学金としては、4つの制度があります。
・YNU大澤奨学金
学部2年生で学業優秀かつ経済困難な学生(留学生を除く)を対象とし、月額5万円を学部2年から4年卒業までの3年間、引き続き本学の修士課程(博士前期課程)に進学する場合はその2年間も支給します。

・YNU竹井准子記念奨学金 
学部1年生で母子家庭・父子家庭または両親のいない家庭の学業優秀かつ経済困難な女子学生(留学生を除く)を対象とし、月額5万円を学部1年から4年卒業までの4年間支給します。 

・八幡ねじ・鈴木建吾奨学金
経済学部、経営学部、都市科学部都市社会共生学科の2年生、先進実践学環修士課程の1年生、理工学府、環境情報学府、都市イノベーション学府の博士課程前期1年生で、学部卒業または大学院修了後の民間企業への就職意志が明確であり、親元を離れて一人暮らしをしている学業優秀かつ経済困難な学生を対象とし、月額5万円を学部生は3年間、大学院生は2年間支給します。

・新入生スタートアップ支援金 
学部1年生で学業優秀かつ経済困難な学生(留学生を除く)を対象に募集を行い、申請年度に一括で15万円を支給します。


6.留学

Q6-1:留学制度はありますか?

交換留学制度があります。3か月以上1年以内の派遣先大学の学期単位で、協定校に留学する制度です。
また、春休みや夏休みを利用する語学研修制度もあります。
留学のカタチ(交換留学、個人留学、その他)別カテゴリーへ移動します

Q6-2:どのくらいの学生が留学に行きますか?

交換留学は、昨年(2022年度)は36名、今年(2023年度)は30名の予定です。
また、春休みや夏休みに数週間程度の語学研修や、所属学部のプログラムで留学する学生、大学のプログラムではなく、個人手配で留学する学生もいます。

Q6-3:留学先はどういうところがありますか?

協定校の大学です。協定はアメリカ、イギリス、中国など世界43か国・地域、147大学・機関(2023年5月1日現在)と締結しています。
協定大学はこちら別カテゴリーへ移動しますで確認できます。

Q6-4:留学期間はどのくらいですか?

交換留学は3か月から1年以内の派遣先大学の学期単位となります。
語学研修は2~4週間程度です。

Q6-5:留学した場合、4年間で卒業できますか?

交換留学の場合、条件を満たせば4年間で卒業できることもあります。
また、語学研修は、春休みや夏休みを利用しますので卒業には影響しません。

Q6-6:休学することなく留学することは可能ですか?

交換留学の場合は可能です。また、数週間の留学の場合は、夏休み中などに行けば休学の必要はありません。

Q6-7:留学希望者が多い場合、どのように選考が行われるのですか?

学内選考では、書類、面接、語学力などが総合的に判断されます。

Q6-8:留学者を対象とした奨学金はありますか?

あります。給付型の主なものは日本学生支援機構の海外協定派遣です。(採択された年に限ります。)このほか民間財団のものもありますが、これは個人応募となっています。また、日本学生支援機構では貸与型の奨学金もあります。奨学金の情報は随時、該当者にお知らせしています。
奨学金を申請する別カテゴリーへ移動します

Q6-9:留学は何年生に行く人が多いですか?

2年生または3年生が多いです。最近では就職活動の関係から2年生で行く学生が増えていますが、現地での学修は一般に3年生レベルとされるところが多いので、授業が難しいと感じる学生もいるようです。ただし、このほかの学年で行く学生もいます。あくまでも参考にしてください。

Q6-10:理工学部の学生でも留学に行けますか?

交換留学に行っている学生もいます。卒業を4年でしたいのか(卒業優先)、あるいは留年しても交換留学に行きたいのか(留学優先)、で回答が異なりますが、春休み夏休み期間の語学研修などは可能と思います。いずれにしても、理工学部は専攻する教育プログラムによって履修状況が異なりますので、指導教員や教務担当者との事前相談をよく行ってください。


7.就職・資格

Q7-1:YNUの就職状況を教えてください

就職を希望する学生の就職率は、例年93%前後です。
就職していない数パーセントの中には、内定をもらいながらも、本当にやりたい仕事を目指して就職活動を続ける学生もいます。

Q7-2:学部の卒業生はどのくらいの割合で進学もしくは就職しますか?

分野ごとに異なり、教育、経済、経営分野においては学部卒業後の就職の割合が多く、理工系では70%以上の学生が進学し、大学院(修士)を経て就職することとなります。
詳しい就職先や内訳については下記サイトをご覧ください。
卒業生の就職状況別カテゴリーへ移動します

Q7-3:就職のサポートはどうなっていますか?

キャリア・サポートルームで就職活動のサポートをしています。
就職ガイダンス、外部講師を招いてのセミナー開催や模擬面接・就職相談を予約制で実施しているほか、OB・OG訪問のための名簿閲覧、各種就職資料の閲覧・貸出など就職に関することは、どんなことでも相談に乗ってサポートを行っています。
キャリアサポートルーム別カテゴリーへ移動します

Q7-4:資格を取得できる学部・学科はありますか?

取得できる資格は、学部・学科により異なります。
詳細はこちら別カテゴリーへ移動しますをご覧ください。


8.教育学部

Q8-1:他大学の教員養成学部との違いは何ですか?特徴的な所を教えてください。

教育学部では、全ての学生を教員として世に送り出すことを目標として、教育学や学校における指導法に関する専門性が充実しています。また、小学校教諭一種免許状は卒業要件として必須、教科の専門領域では中学校教諭一種免許状も必須となります。そのため、小学校や中学校等の学校現場における実践的な学びの機会をしっかり確保したカリキュラムとなっています。

Q8-2:取得できる資格は何ですか?

小学校教諭一種免許状を取得することを基本とします。さらに教科の専門領域では中学校教諭一種免許状(各教科)、特別支援教育専門領域では特別支援学校教諭一種免許状の取得が必須です。なお、教科の専門領域の学生の多くは、高等学校教諭一種免許状(各教科)も取得して卒業します。また、本人の希望と学修状況により、コースや専門領域の枠を超えて、中学校教諭一種・二種免許状(各教科)、特別支援学校教諭一種・二種免許状、高等学校教諭一種免許状(各教科)を取得することも可能です。

Q8-3:高校の先生になれますか?

高等学校の免許状も取得することができます。教科の専門領域の学生の多くは、小学校教諭一種免許状および中学校教諭一種免許状(各教科)だけでなく、高等学校教諭一種免許状(各教科)も取得して卒業します。実際、高等学校の先生になっている卒業生もいます。

Q8-4:数学や理科の免許を取得したいが、教育学部と理工学部どちらで取得するのがいいですか?

教育学部では、小・中・高等学校の免許状を取得できますが、理工学部では中・高等学校の免許状のみ取得できます。小学校とのつながりを重視して中高の教員になりたい人は教育学部、数学又は理科の特定の分野を専門的に深く学んだ上で教員になりたい人は理工学部、のように考えることもできます。また教育学部では、数学、理科の授業に加えて、「数学、理科を教えるというのはどういうことか」という教育法についての授業が複数あり、「将来先⽣として教えるため」の授業がより充実しています。

Q8-5:研究室の配属はどのように決定されますか?

教育学部では、まず全ての学生のコース・専門領域の所属を1年生の10月頃までに決定します。この決定は、本人の希望および入学後の学修状況をもとに行います(特定のコース・専門領域に希望が集中したときには、選考試験を行うことがあります)。その後で、所属する各コース・専門領域で行う希望調査を踏まえて研究室配属を決めていきます。時期は領域によって少し異なりますが、遅くとも3年生の10月までには全学生の研究室配属が決まります。なお、第一に希望するコース・専門領域に所属できなかった場合でも、時間割のスケジュールさえ合えば所属領域以外の教科等の免許状(一種または二種)を修得することも可能です。

Q8-6:ボランティア活動で単位取得可能ですか?

教育学部科目や全学教育科目には、授業内容がボランティア活動である科目があります。学んだ知識を社会の現場で積極的に実践していく活動であり、それが大学の単位として認定されます。社会のニーズに対応したボランティア活動を通して、学内での学習や研究を見直し、社会的・教育的な実践力を養うのに最適な科目です。具体的には、社会全般のボランティア活動や小・中・高等学校等での教育ボランティア活動、子供たちへの講座や交流活動をおこなっています。

Q8-7:留学できますか?

大学の交換留学制度を利用して留学することができ、留学期間は在学期間に算入されます。交換留学先で修得した単位は、本学部の単位に認定できる場合があります。ただし、事前に履修計画を立てていなければ4年間で卒業できないおそれがありますので、十分に注意してください。休学しての留学も可能です。

Q8-8:教育心理について学べますか?

教育学部の教職科目に関連の科目があるほか、心理学専門領域では教職の支えとなる多領域の心理学を学びます。これにより、心理学の専門知識を持ち教育現場で実践できるような小学校教員を育成します。

Q8-9:気象は教育学部で学べますか?

理科専門領域には、気象を研究している研究室があります。小学校、中学校、高等学校の理科授業を担当するために必要な気象に関する専門的な知識を授業や実験で学んでいきます。

Q8-10:教育学部で、先生になるのではなく、教育について深く学ぶことはできますか?

本学の教育学部は、教員養成学部です。大学生活の4年間を通して、全ての学生が学校現場体験や教育実習などの様々な実習を行うようカリキュラムが編成されており、全ての学生を教員として世に送り出すことを目標としています。初志貫徹して学校の先生になりたい皆さんの入学を期待しています。

Q8-11:演習はどういうことをする授業なのか教えてください

模擬授業、調査活動、発表やディスカッションなど、教員による一方向の講義型授業ではなく、教員と学生の双方向、又は学生間で知識を深めていく授業です。

Q8-12:教員就職のサポートはどうなっていますか?

教育学部の教職テラスでは、教員採用試験対策講座や支援員による相談など、教職に関する様々なサポートを行っています。
教育学部ならではの手厚いサポート別カテゴリーへ移動しますをご覧ください。


9.経済学部・経営学部

Q9-1:経済学部の他大学と比較して特徴的な所を教えてください。

1学年約250名程度と経済学部としては小規模であることに加え、基礎演習、ゼミナールなど少人数教育に力を入れており、教員と学生との距離感が近いところが特徴です。また、国際的に活躍している教員が多く、講義やゼミナールで経済学の世界最先端の研究成果についても学ぶことができます。
そのほか、データサイエンス教育に力を入れるDSEPプログラム、経済に法律の要素を強化したLBEEPプログラムといったプログラムも設置されています。

Q9-2:経営学部の他大学と比較して特徴的な所を教えてください。

本学部は、1967年に設立され、東日本の国立大学では唯一の経営学部です。本学部では、グローバルに活躍できる実践的「知」を身につけたビジネス人材、技術・製品・組織・社会の革新を主導する変革型リーダー、特定分野の高い専門性をもつとともに幅広い専門知識を統合できるゼネラリストの養成を目指します。
教育カリキュラムにおいては、経営学の3つの領域である「マネジメント分野」「アカウンティング分野」「マネジメント・サイエンス分野」を基礎から段階的、分野横断的に学び、それらをグローバルな視点から総括します。特定分野の高い専門性をもつとともに、幅広い専門知識を統合できるゼネラリストとしての能力を修得できるカリキュラムとなっています。

Q9-3:経済学部と経営学部はどう違うのですか?選び方を教えてください。

大きくは、社会全体のお金の動きを捉える経済学と企業の経営行動や組織運営を捉える経営学という違いで見ることができます。経済学部、経営学部それぞれの特徴を以下にまとめました。自分の視点や興味がどちら側に近いかイメージしてください。

経済学部では、おもに経済の仕組みについて学びます。具体的には、ヒト、モノ、カネ、情報が生産され、取引され、消費され、またその繰り返しである経済活動を通じて社会全体が形づくられていく過程に注目し、私たちの生活がどのような仕組みで成り立っているのかを学んでいきます。経済活動は単純化すれば家計・企業・政府が担っているといえます。そこで、経済学では家計・企業・政府それぞれが社会においてどのような役割を果たしているのか、また、それぞれがどのようにお金をやりとりしあって経済活動を展開しているのかをとらえ、公正性・安定性の向上といった公共性や経済政策に関わる分野、グローバル経済に関連する分野を主に学びます。

経営学部では、特に企業に焦点をあて、企業活動の原理やその経営や組織運営の具体的な方法について学びます。経済学が日本経済はこれからどうなるのか?といった経済現象全体を関心事としているのに対して、経営学はそうした日本経済という中での個々の企業経営のあり方を関心対象としています。経済学に比べ、ミクロでより実践性の強い視点に立っているといえます。しかし、経営にかかわる事柄の中には経済的な側面だけではなく、どのように従業員の満足度を高め、やる気を起こさせるかという人の問題、組織の問題、市場における消費者の心理的な問題、どのように新製品を開発するかという技術的問題など多くの側面が含まれますから、その意味では経済学より広い現象を対象にしていることになります。経営学を学ぶ上でも経済学の概念、方法などが有効な場合も多いのですが、同じ概念、たとえば価格を考える場合でも、経済学では市場価格がどのように成立するのかを説明することに関心があるのに対して、経営学では市場価格より少し高めの価格をつけたらどうなるのかを知ることに関心があるといった差異が含まれてきます。

本学では経済学部と経営学部における多くの科目を相互履修できますので、より多面的に学修することが可能です。(卒業にかかわる単位数に算入できる分には上限があります。)

Q9-4:経済学部で取得できる資格は何ですか?

経済学部に所属することで直接取得できる資格はありません。

Q9-5:経営学部で取得できる資格は何ですか?

経営学部に所属することで直接取得できる資格はありません。
経営学部には会計学を専門とする教員が多くおり、会計関連科目が充実しています。国家試験対策は専門学校に通うなど別途必要になりますが、講義とゼミナールでの学習は会計プロフェッショナルになるための必須のスキルを身に着ける上で役立ちます。毎年、20名程度が公認会計士試験に合格していますが、在学中に合格する学生も多数にのぼります。税理士も多く輩出しています。公認会計士や税理士として活躍しているOB・OGは非常に多いので、本学部では、横浜国大会計人会を組織し、OB・OGと在学生との教育・研究交流を促進しています。

Q9-6:ゼミの配属はどのように決定されますか?

【経済学部】
1年生の成績をもとに2年生の春学期に面接などにより選考されます。第5希望まで出すことができます。サブゼミは2年生秋学期頃から、本ゼミは3年生春学期から始まります。

【経営学部】
2年春学期にゼミナールの選考を行います。その選考結果により配属された2年の秋学期より基礎ゼミナールがはじまります。
各ゼミナールとも1学年につき12名程度を定員として行われます。

Q9-7:経済学部または経営学部で社会科の教員免許(教職課程)をとれますか?

経済学部、経営学部とも、とることはできません。

Q9-8:経済学部と経営学部で就職先は違いますか?

両学部とも多くの卒業生が民間企業に就職します。 傾向として、経済学部は、公正性・安定性の向上といった公共性や経済政策に関わる分野を学ぶ面から公共性を帯びた民間企業、金融機関、情報・通信関係が多く、公務員の割合も少し高いです。一方経営学部は、企業活動の原理やその経営、組織運営の具体的な方法について学ぶことから、金融機関、情報・通信関係をはじめ、メーカーやサービス業など様々な分野の企業に就職しており、公務員は経済学部に比べると少ない傾向があります。
詳細はこちら別カテゴリーへ移動しますをご覧ください。

Q9-9:経営学部の実践的な教育とはどういうものがあるのですか?

経営学部(一般プログラム)の1年生は、「経営学リテラシー」という演習科目が必修です。「経営学リテラシー」では、経営学を学ぶ上で礎となるスキルや知識の取得を目指すとともに、ビジネスをめぐる課題を局所的ではなく、総合的な視点から定義し、解決策を提案することのできる能力の養成を目指しています。この科目の終盤には、企業の方の協力を得てビジネス課題を提示していただき、それに応えるために学生が4~6名で1チームとなり、グループワークやフィールドワークを通じて解決策を提案するプロジェクトを組み入れています。また、2年次秋学期から卒業までは少人数教育のゼミが2年半続きます。学生はゼミを通じて、深い専門性と実践性を身につけることができます。文献や論文を丹念に輪読したり、企業への訪問調査やビジネスプランコンテストに参加したりすることなどを通じて、論理的思考力やプレゼンテーション力、コミュニケーション力を磨くことができます。
経営学部DSEPでは、1年次春からプロジェクトベースの少人数ゼミナールで課題可決の力を養い、並行して講義を通じてその解決に必要な経営学とデータサイエンスの基礎を学びます。2年次春は1年生との共同プロジェクトでリーダーシップを養います。

Q9-10:DSEP・LBEEPと一般プログラムの違いを教えてください。

経済学部
経済学部DSEPでは、既存の経済学部科目に加えて、1年次からデータサイエンス科目を体系的に学ぶことができます。また、3年次からインターンシップへの参加が推奨されます。さらに、学部4年と博士課程前期1年の5年一貫教育を選択することができ、一般プログラムでは3年生以上でないと履修できない中級科目を2年生から履修することができます。経済学部DSEPでは、マクロデータや金融データを分析・活用して、政策提言や市場予測等に貢献する人材を輩出することを想定しています(金融機関、総合商社、製造業、研究機関、シンクタンクなど)。
LBEEPでは、少人数のサンドイッチ教育で実践力を身につけ、法学・政治学だけではなく経済学や経営学、そしてデータサイエンスも身につけた人を育成したいと考え、そのようにカリキュラムを組み立てています。憲法、民法、刑法のような基本的な法律科目、国際法や知的財産法のような先端的な科目のほかにも、政治学や経済学等の科目も幅広く勉強することができます。

経営学部
経営学部DSEPでは、既存の経営学部科目と並行して、データサイエンスを体系的に学ぶことができる必修科目を28単位(14科目)以上習得し、困難な課題を解決するスキルとその課題解決に必要なデータ分析手法を理解し、使いこなす力の獲得を目指します。
入学直後の1年次春から始まる2名の指導教員によるデータ分析を活用したプロジェクトベースの少人数ゼミナール(一般プログラムのゼミナールは2年次から)、データサイエンスに携わる企業との連携講義、インターンシップなど、実践に重きを置いたビジネス・リーダー育成教育を展開します。
経営学部DSEPでは、自らやデータサイエンティスト、AIが弾き出した分析結果をビジネスにどう活用するかを企業に提言し、ビジネスをリードできる人材を輩出します。(コンサルティング、情報通信、金融、商社、研究機関、製造業など。)

Q9-11:DSEP・LBEEPに興味がありますが、選抜について教えてください。

経済学部
選抜については、全てのプログラムの受験者を同一の基準で行い、一般プログラムの合格者として決定します。その合格者のうち、DSEP 志望の受験者は個別学力検査の数学科目上位成績者から、LBEEP 志望の受験者は大学入学共通テスト及び個別学力検査の偏差値の合計の高い者から合格者を選抜します。そのため DSEPまたは LBEEPを志望した場合でも、選抜の結果、一般プログラムの合格者となることがあります。なお、入学後に、他の教育プログラムに変更をすることはできません。

経営学部
選抜については、全てのプログラムの受験者を同一の基準で行い、一般プログラムの合格者として決定します。その合格者のうち、DSEP 志望の受験者については、個別学力検査の数学科目上位成績者から、DSEP 合格者を選抜します。そのため DSEPを志望した場合でも、選抜の結果、一般プログラムの合格者となることがあります。なお、入学後に、DSEP と一般プログラムの間での教育プログラム変更はできません。

Q9-12:理系クラスですが経済学部または経営学部を受験できますか?

はい、受験することができます。高等学校での選択科目による受験制限はありません。
個別学力検査では文系科目ではなく「数学」と「外国語」の試験を実施しますので、理系クラスの方はより高等学校での学びを生かせると思います。
経済学、経営学においては、統計学など数学を用いる科目や、応用科目を修得する際に、線形代数や微分積分の修得を条件とする科目も多数ありますので、数学の知識は重要となります。


10.理工学部

Q10-1:理工学部の他大学と比較して特徴的な所を教えてください。

本学の理工学部には、その前身となった横浜高等工業学校の教育思想である「名教自然」という精神が根付いています。「名教自然」とは、優れた教育・研究は自然を尊ぶ、つまり、学問は強制されずに自らの意思で自発的に自由に学ぶべきである、という考え方です。現在でも、自ら成長・発展しようするチャレンジ精神にあふれる学生を養成しようという精神は受け継がれています。具体的には、学士の学位を与える専門性の高い3学科10教育プログラム(教育プログラム:Education Program、EP)によって、入学後の早期教育で学生が理学と工学の両者の素養を養い、専門分野の科目を体系的・発展的に学べるカリキュラムが整っています。また、理工学部独自の特徴的な試みとして、低学年の学生が研究室で学部高学年や大学院生が学ぶ最先端の研究に取り組む機会をつくるプログラム(ROUTE)や、所属しているプログラムの主専攻以外の専門領域を自主的に学び、広く他の分野を身に付けられる学部内横断的な教育プログラム(副専攻プログラム)を準備しております。
さらに詳しい最新の情報については、ウェブサイト別カテゴリーへ移動しますも参照ください。

Q10-2:取得できる資格は何ですか?

こちらのウェブサイト別カテゴリーへ移動しますを確認ください。

Q10-3:理工学部の各EPで学べることを教えてください。

各学科、EPで学べる内容は以下のとおりです。なお、理工学部のウェブサイト別カテゴリーへ移動しますで詳しく紹介しています。

機械・材料・海洋系学科快適で安全な現代社会の根幹を支える各種の機械、材料および海洋空間の利用と移動に関する研究・開発・設計・生産に携わる人材を養成します。
機械工学EPロボット、航空機、自動車、エネルギーシステム、福祉・医療機器、諸生産設備などの各種機械に関連する機械工学
材料工学EP金属、セラミックス、半導体とそれらを応用した材料の特性評価と解析、それに基づく材料開発、連続体力学と加工(外力を受けたマクロな固体材料の強度と変形)、ミクロ組織と力学特性(材料のミクロな成り立ちと組織)、ナノ構造と機能 (材料の原子・ナノスケールでの構造と物性)、物理化学と環境性能(材料の熱力学、物理的・化学的反応に基づくプロセス)
海洋空間のシステムデザインEP海の中から宇宙空間までの広大な空間利用へのチャレンジが学びの題材
化学・生命系学科現代および将来にわたって必須であるとともに発展が期待されている化学と生命に関する科学と工学の教育を行います。
化学EP物質の世界を原子や分子レベルから追及する最先端の化学
化学応用EP化学の基本知識を応用し、高度な化学反応プロセスや先端材料、新エネルギー材料の開発、実践的な安全管理や環境創出
バイオEP生物学、化学、物理学に立脚した現代生物学の方法を通して生命を理解
数物・電子情報系学科数学、物理学の基礎教育を充実させ、さらに情報工学、通信工学、電気・電子工学、数理科学、物理工学の各分野における専門教育を行うことで、これらの広範な分野における主導的に活躍できる人材を養成します。また各EPが互いに補完し、協力し合いながら、リングワールドを創っています。
数理科学EP代数学・幾何学・解析学・離散数学などの現代数学の基礎理論とその応用、確率論・統計科学・情報科学・数理物理学といった応用数学の理論と利活用
物理工学EP宇宙・素粒子・物性論・非線形現象などの理学系科目、ナノ科学・フォトニクスや超伝導・磁性等の新材料開発や極限計測等の基礎となる工学系科目
電子情報システムEP電気エネルギー、制御とシステム、電子デバイス、集積エレクロニクス、電子回路、通信伝送システム、情報通信、高度な計算機・情報システム・ソフトウェア
情報工学EPソフトウェアとプログラミング言語、データベース、画像・言語・音声・マルチメディア情報処理、言語理論、人工知能、認知科学、コンピュータネットワーク、セキュリティ、ソフトウェアシステムの設計と管理
Q10-4:化学EP、化学応用EPで学ぶ材料と、材料工学EPで学ぶ材料の違いは何ですか?

材料工学EPでは、物理および化学の基礎に立脚して、金属、セラミックス、半導体と様々な材料の構造や組織、機能、特性をナノメートルからメートルスケールで連続的にとらえて、現象を物理化学的に理解することを学びます。
化学EP、化学応用EPでは、最先端の「化学」や「化学反応」を用いた新エネルギーなどで使用される「材料」に着目し、「化学用途における材料」について学びます。つまり、材料それ自体が持つ機能性を応用するのではなく、目的の化学用途に対して材料をどのように高機能化するかなどをポイントにして理解を深めます。

Q10-5:入学後に所属EPを変更することができますか?

同一学科内のEP間で、条件を満たす所定の数の希望者について、2年次進級時にEPを変更できる制度(転EP制度)があります。転EPを希望する場合は、1年次の定められた時期に転EP願を提出する必要があります。
転EPの許可は、本人の希望と1年次の成績に基づいて決定されます。

Q10-6:航空に興味があります。どの学科を受験すればいいですか?

航空のどの部分に興味があるのかによりますが、航空機自体に興味があるのであれば、機械・材料・海洋系学科になります。特に、機械工学EPと海洋空間のシステムデザインEPでは、機体、翼、エンジン、飛行艇、人工衛星、宇宙機、ドローンなどに関することが学べます。

Q10-7:化粧品に興味があります。どの学科を受験すればいいですか?

本学では、化粧品素材の研究を専門とする研究室はありませんが、化粧品は基本的に化成品であり工業製品ですので、特定の生物分野に限らず幅広い専門知識・技術が投入されています。その視点から言えば、化学・生命系学科の化学EP・化学応用EP・バイオEPのいずれでも化粧品に関わる学びを得ることができます。またどのEPからでも化粧品会社へ就職する学生はいます。視野を広く持って、どの学びのプロセスでも化粧品につながっていると考えてみてください。

Q10-8:サークルやアルバイトはする時間はありますか?

基本的に自主的な取り組みを尊重しています。大学のカリキュラムは、高校までの受動的な授業でなく、自発的にスケジュールを立てて、授業を履修していくことになります。その中でサークルやアルバイトをする時間を調整することは可能です。ただし、実験やレポート、研究活動などで想像以上に忙しい時期もあるので、自分自身での時間管理が大切です。

Q10-9:化学EPと化学応用EPの違いは何ですか?

化学EPでは物質の世界を原子や分子レベルから追及する最先端の化学に焦点があてられ、化学応用EPでは化学の基本知識を応用し、高度な化学反応プロセスや先端材料、新エネルギー材料の開発、実践的な安全管理や環境創出に焦点があてられています。

Q10-10:プログラミングに興味があります。情報工学EPと電子情報システムEPどちらを受験すればいいですか?

電子情報システムEPと情報工学EPのどちらでもプログラミングを勉強することができます。電子情報システムEPでは、ハードとソフト両面の素養を養うためのカリキュラムが用意されています。一方、情報工学EPでは、情報システムおよびソフトウェアに関連する幅広いカリキュラムが用意されています。

Q10-11:理工系ではどのくらいの人が大学院に進学するのですか?

理工学部では、毎年75%~80%超の学生が大学院に進学しております。

Q10-12:ROUTEに興味があるので詳しく教えてください。

ROUTEとは、Research Opportunities for UndergraduaTEs の大文字をならべたものです。通常、学部生が専門研究に参加するのは4年生からですが、ROUTEを利用すると、理工学部の1-3年生(低学年)でも研究室で最先端の研究に参加できます。その取組は日本工学教育協会・工学教育賞(文部科学大臣賞)(2020年9月)を受賞し、さらに学生の表彰として、文部科学省主催のサイエンス・インカレにおいて、文部科学大臣賞(2016年)、DERUKUI賞(2018年)、グットパフォーマンス賞(2018年)、ファーウェイ賞(2021年)などを受賞しています。
ROUTEの先輩たちの研究「毛はよみがえるのか~夢の毛 再生技術の開発」
            「コーヒー豆は細胞壁~植物バイオマスとして可能性を探る」
さらに詳しい最新の情報についてはROUTEのウェブサイト別カテゴリーへ移動しますを参照ください。

Q10-13:理工学部の女子学生比率はどのくらいでしょう?

学科によるばらつきはありますが、全体として2021年度工学分野の全国平均(15.2%)程度かそれ以上の比率の女性学生が在籍しています。どの学科、EPも男女を問わず自ら成長発展しようとするチャレンジ精神にあふれた学生が育っています。 各学科・EPごとの入学者の比率は過去入試データとして公開しておりますので、詳細はこちら別カテゴリーへ移動しますのウェブサイトの各選抜をご参照ください。

Q10-14:一般選抜(前期日程・後期日程)において、第1志望、第2志望の決定はどのようにおこなわれますか。

理工学部の第2志望を選択できる学科の選抜は、志望している学科の受験者全員を成績上位の者から得点順に並べ、成績上位順にそれぞれのEPの合格予定者数を充たすまで合格者とします。志願者の志望している学科内の得点順において、それより上位の得点者で第1志望のEPの合格予定者数が充たされており、かつ、その得点順において第2志望のEPの合格予定者数がまだ充たされていない場合は、第2志望のEPでの合格となります。
※得点順位は非公開となります。

Q10-15:一般選抜(前期日程・後期日程)において出願時に第2志望のEPを選択できる学科がありますが、第1志望の合否に影響がありますか。

一般選抜(前期日程・後期日程)では、志願者は、機械・材料・海洋系学科と数物・電子情報系学科において、同じ学科内に限り、他のEPを第2志望とすることができます。その際、第2志望のEPを選択することにより、第1志望の合否判定結果に不利益等が生じることはありません(追加合格等を実施した場合は、Q10-16を参照ください)。各EPは、それぞれ教育内容に特徴があるので、第2志望のEPを選択する際は十分考慮してください。

Q10-16:第2志望のEPで入学手続をした後、第1志望のEPが追加合格等を実施した場合は、第1志望に合格することはありますか。

一般選抜募集要項に「追加合格等を実施した場合は、当初の合格発表において入学手続を完了した者については、学科・コース・教育プログラム等の変更は行いません」と記載されているとおり、当初入学手続をしたEPから変更することはできません。


11.都市科学部

Q11-1:都市科学部の、他大学と比較して特徴的な所を教えてください。

「都市」をテーマとした諸分野が集まり、都市科学の「基幹知」を学ぶことができます。具体的には、人文社会系の「都市社会共生学科」、理工系の「建築学科」、「都市基盤学科」、「環境リスク共生学科」の4学科による文理融合型の学部となっています。
また、横浜・神奈川・世界をフィールドとした実践的な教育、国内外でのインターンシップ活動や短期海外留学等に参加しやすい2学期6ターム制を導入、私費外国人留学生の積極的な受け入れと日本人学生との交流促進によるグローバル人材の育成を進めています。

Q11-2:取得できる資格は何ですか?

都市社会共生学科社会調査士
建築学科一級・二級・木造建築士試験受験資格 
※ 試験合格後、建築士登録時に所定の実務経験が必要
※ 受験資格に必要な関連科目の単位数や登録時に必要な実務経験年数に関しては、建築技術教育普及センターホームページ別カテゴリーへ移動しますを参照してください。
都市基盤学科測量士補
技術士補(JABEE認定課程による)
環境リスク共生学科中学校教諭一種免許状 理科
高等学校教諭一種免許状 理科

Q11-3:研究室の配属はどのように決定されますか?

どの学科でも基本的には本人の希望をもとに配属先を決定しますが、既定の人数を超える希望があった場合などには、面談の実施や学業成績等も考慮して調整を行います。
研究室配属の時期については、各学科で異なります。
都市社会共生学科は2年生・3年生では学生自身の希望を基本に、2種類のスタジオ科目を履修し、自分の方向性を見つけていきます。そして卒業研究の完成に向けて、学生自身の希望をもとに、4年生の春学期から研究室が決まります。 建築学科、都市基盤学科は4年生の春学期から、環境リスク共生学科は3年生の秋学期から研究室配属となります。

Q11-4:理工系ではどのくらいの人が大学院に進学するのですか?

(令和4年度実績にて)建築学科では約8割、都市基盤学科では約6割、環境リスク共生学科では約3割の学生が大学院に進学しています。
就職実績・大学院進学別カテゴリーへ移動します

Q11-5:都市社会共生学科の特徴を教えてください。

全国の人文社会科学系学部・学科のなかで、本学の都市社会共生学科は主に次の4つの特徴をもっています。

  1. 広範囲にわたる人文社会科学の領域のなかで、種々の「都市社会」「都市文化」に大きく焦点を合わせた学科であること
    都市社会共生学科が考える「都市」とは、「都市」と「地方」、「都市」と「農村」という対立軸としてとらえられてきた「都市」ではなく、産業構造や生活形態の変化によって都市型生活が多くの人の生活実態となった/なりつつある現在の人間社会全体をさします。
  2. 環境学・建築学・土木工学など、日本では従来「理工系学部」に入る分野が、同じ学部の学科として隣り合わせにあること(「文理複眼的文化」の生まれる土壌があること)
  3. 学科がひとつの小さな「都市社会」であるかのように、この学科のなかで多様な人文社会科学系(思想・芸術学、歴史学、文化人類学、政治学、社会学など)の勉強ができること
  4. 「都市社会」「都市文化」の投げかける問いをめぐって、学生たちと教員たちが、この学科でともに探求することを楽しんでいる、風通しが良い雰囲気であること

Q11-6:都市社会共生学科ではどういう授業がありますか?また、どういう勉強ができるのですか?

思想・芸術学、歴史学、文化人類学、政治学、社会学などの分野の授業が複数開講されています。講義やゼミのような教室内での勉強に加えて、調査、制作、フィールドワークなど教室外や学外に出ての実践的な活動も可能です。希望すれば海外での経験も可能です。

Q11-7:都市社会共生学科の学生は自分の学科のどのような点を面白いと思っていますか?

卒業生アンケートによると、人文・社会科学の多様な領域に触れられること、それらを自由に学べること、に魅力を感じている学生が多かったようです。

Q11-8:都市社会共生学科の卒業後の進路にはどのようなものがありますか?

都市社会共生学科での「都市」の「人間」や「文化」、「社会」をとらえる学びを生かして、官公庁、通信、新聞社などに多く就職しています。
詳細はこちら別カテゴリーへ移動します

Q11-9:建築学科の特徴は何ですか?

建築学は多様な学問領域から成り立っています。横浜国立大学建築学科ではこの多様な学問領域をAT(建築理論)、UE(都市環境)、SE(構造工学)、AD(建築デザイン)という緩やかに連携する4つの分野によってバランスよくカバーしており、この幅広い分野を包括する豊富な教員陣が揃っています。
中でもAD(建築デザイン)分野は他の3つの分野(AT、UE、SE)にまたがる共通領域として位置付けられ、建築学を習得する幹となっており、世界でも活躍する第一線の建築家の下で学ぶことができるほか、現場で活躍する若手建築家(設計助手や非常勤講師等)による指導を直接受けることができます。
また、「都市」の視点をもって建築を学べることも特徴であり、特に、様々な工夫を凝らした都市づくりが展開され、観光地から住宅地や農地まで多様な地域を有する「横浜」を舞台にして学ぶことが特徴です。

Q11-10:建築学科の総合型選抜の実技試験の内容はどういうものですか?また、どのくらい専門知識を身に付けておく必要がありますか?

実技試験では造形に関する思考力・表現力の検査を行います。建築学科Webサイト別カテゴリーへ移動しますに出題例を公開していますので参考にしてください。
面接試験では口頭試問による論理的思考力・理解力・表現力の検査を行います。
入学者選抜要項を確認してください。

Q11-11:リノベーションに興味がありますが建築学科で学べますか?

リノベーションの基礎は新築の技術であり、それを講義で学びます。少人数のグループで行う演習課題では、リノベーションの要素を含めた実践的な提案をすることがあり、そこでノウハウを学ぶことができます。

Q11-12:建築学科を出て得られる資格はありますか?

建築士法で定める指定科目(※)を修めて卒業することで「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」試験の受験資格(基礎要件)が得られます。試験合格後、建築士登録の際に、所定の実務経験(※)も必要になります。
(※建築士資格区分により異なります。)

Q11-13:都市基盤学科では、どのようなことを学べますか?

都市基盤学科では土木工学を軸として、人々の暮らしに欠かせない都市の基盤施設(橋、道路、堤防、港湾、擁壁、トンネル、上下水道、ダムなどの電力施設等)に関わる技術やデザイン、政策決定、マネジメントなどを学びます。そして、防災・国際・環境などの幅広い領域を視野に入れて、安全安心で靱性の高い高品質な都市の創造、地球環境・社会的公平性・経済的効率性のバランスある持続的発展、国際的な技術協力支援、グローバル課題の解決などの実現に主導的に貢献できるエンジニアやプランナーを育成します。

Q11-14:都市基盤学科のカリキュラムの特色は何ですか?

大都市横浜を題材として教育と研究を展開すること、住みやすい都市と災害に強い都市基盤を築きながら環境と共生すること、国際的な視点で活躍する人材を育成することの3つが挙げられます。特に、実践的学びとして、学生が様々なコンテストや大会に参加することを推奨するとともに、多くの現場見学会を実施しています。
また、構造、海岸・水圏環境、地盤工学と地盤環境、交通と都市、コンクリート工学分野で活躍している教員が、防災・国際・環境にかかわる様々な研究を実施しており、学生は授業や卒業研究等を通じて、その研究に携わることができます。

Q11-15:建築学科と都市基盤学科で学べる内容の違いや関係性は何ですか?

基礎学問には共通する部分がありますが、建築学科ではおもに建築物を対象とするのに対し、都市基盤学科で学ぶ土木工学は規模の大きな公共的な基盤施設(橋、道路、堤防、港湾、擁壁、トンネル、上下水道、ダムなどの電力施設等)をおもな対象とします。
都市基盤学科では土木工学を軸として、人々の暮らしに欠かせない都市の基盤施設に関わる技術やデザイン、政策決定、マネジメントなどを学びます。さらに、自然環境の変動や環境汚染の分析や対策、放射性廃棄物処分を含む環境問題の他、地震、津波、豪雨、台風、洪水、干ばつ、土砂災害など防災・減災についても学びます。

Q11-16:都市基盤学科の卒業後の進路はどんなところがありますか?

学部を卒業した後、約6割の学生が大学院(多くは本学の都市イノベーション研究院都市地域社会専攻)に進学して、土木工学を中心としてさらに専門性をみがきます。
大学院に進学しない残りの3割くらいの学生が就職します。主な就職先は公務員、建設会社、建設コンサルタント、鉄道会社、電力会社、高速道路会社、エンジニアリング会社、ディベロッパーなどです。公共セクターに就職する人の割合が多いのが特徴です。
大学院に進学した学生は、約1割程度が博士課程後期に進学するほか、ほぼ100%の学生が就職します。就職先は学部4年生と同様に、国や県、公共セクターそして建設会社が多いのですが、大学院で培った専門性を生かして、建設コンサルタント、エンジニアリング会社などに就職する人の割合も多くなっています。

Q11-17:リスク共生とはどういうことですか?

リスクと上手に付き合うことです。環境リスク共生学科では、自然環境および社会環境のリスクに関わる基本原理を理解し、文理融合の総合的な知識により、豊かさと表裏一体で生じる多様なリスクのバランスをマネジメントするリスク共生社会実現の知を育みます。

Q11-18:環境リスク共生学科のフィールドワークはどういうものがありますか?

本学科では、自然環境や社会環境を実地で学ぶフィールドワーク演習科目を提供しています。1年次には、新入生が交流を深めながら、本学科の教員の多様な研究分野を体験するフィールドワーク演習があります。2年次以降も、国内外の海、山、川、草原、都市などへ実際に行き、生態学や海洋学、地質学、地域経済、都市防災など様々な分野のフィールドワーク演習を行います。卒業研究では、これらの演習科目で学んだ知識を活かして、各自のフィールドで調査等を行い卒業論文にまとめます。