藤掛洋子都市イノベーション研究院教授(都市科学部長)が令和8年度外務大臣表彰を受賞
― 30年以上にわたるパラグアイでの研究・教育・国際協力への貢献 ―
受賞情報
茂木敏充外務大臣と藤掛洋子教授
茂木外務大臣より表彰状を受け取る藤掛教授
令和8年度外務大臣表彰 表彰状
外務省石瀬素行官房長と藤掛洋子教授
ともに歩んできた仲間たち
2026年10月1日、藤掛洋子大学院都市イノベーション研究院教授(都市科学部長)が、令和8年度外務大臣表彰を受賞しました。同日、外務省飯倉別館(東京都港区)で表彰式が行われ、茂木敏充外務大臣から表彰状が授与されました。
外務大臣表彰は、国際関係のさまざまな分野で活躍し、日本と諸外国との友好親善関係の増進に特に顕著な功績のあった個人・団体を表彰するものです。藤掛教授は、1993年から30年以上にわたり、パラグアイを中心に文化人類学・開発人類学・ジェンダー研究のフィールドワークを継続してきました。農村女性のエンパワーメントや、都市周縁部・スラム地域に暮らす人々を主題とした研究成果を論文や書籍として発表するとともに、その知見や理論・モデルを現地社会のみならず、国際協力の現場や学術界に還元してきました。
また、農村女性の生活改善や生計向上につながるプロジェクトを実施するとともに、NPO法人を立ち上げ、パラグアイ農村部に4校の学校を建設するなど、子どもたちの教育機会の拡充にも尽力してきました。
藤掛教授は、日本の大学生らをパラグアイへ継続的に引率し、フィールドワークを通して国際協力の理論と実践を学ぶ教育プログラムを展開してきました。現地の人々との対話を通して社会課題を考える教育を重ね、次世代の国際協力を担う人材育成、グローバルな視座を獲得した若者の育成にも力を注いでいます。
今回の表彰では、こうした長年にわたる研究、教育、国際協力の実践を通じ、日本とパラグアイの友好親善および国際協力の推進に貢献してきたことが評価されました。
<藤掛教授のコメント>
「このたび外務大臣表彰を賜りましたことを、大変光栄に思います。今回の表彰は、私一人の活動に対するものではなく、30年以上にわたり、ともに歩んでくださったパラグアイの皆さま、日本とパラグアイの関係者の皆さま、そして研究・教育・国際協力の活動に参加してきた学生や卒業生、NPOの仲間たちとともにいただいたものだと受け止めております。
私が大切にしてきたのは、研究によって地域を『見る』だけではなく、現地の方々の声に耳を傾け、ともに考え、得られた知を教育や社会に還元することです。これからもパラグアイと日本をつなぎながら、次世代の若者たちとともに、誰も取り残されない社会の実現に向けて歩んでいきたいと思います。」

