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第2回都市科学シンポジウム「ヨコハマを都市科学する」を開催しました

佐土原聡都市科学部長
佐土原聡都市科学部長
 2018年 7月 21日(土)、横浜国立大学経済学部講義棟 2号館 111教室において、第 2回都市科学シンポジウム「ヨコハマを都市科学する」を開催しました。シンポジウムには、都市科学部生、都市科学部教職員を中心に、約 280名が出席しました。

 はじめに、佐土原 聡 都市科学部長から、本シンポジウムは、新入生への歓迎を込めて、都市科学部がどのような使命を担い、これからどのように育っていくのかを一緒に考える場として開催するものであり、ぜひこの機会をつうじて都市科学部での学びの意味をみなさん自身で主体的に見いだしてほしいとの挨拶がありました。

小林一美横浜市副市長
小林一美横浜市副市長
 第一部では、小林 一美 横浜市副市長を基調講演者としてお迎えし「横浜を取り巻く状況と今後の都市づくりの方向性」のタイトルのもと、横浜という「街」の特徴、超高齢化社会や女性の社会参画など横浜が抱える課題、都市としてのブランド力向上のための取り組みやまちづくりにかかる中長期的な戦略について、ご講演いただきました。

 最後に学生へのメッセージとして、今、考えていることから一歩前に出るチャンスを掴んで、有意義な時間を過ごしてほしいと述べられました。

中村文彦理事・副学長
中村文彦理事・副学長

 続いて、中村 文彦 理事(国際・地域・広報担当)・副学長・都市基盤学科教授から「本学にとっての地域連携の意義と具体的取組み」と題して講演がありました。

 地域の課題に密着して学ぶことのできる副専攻プログラム「地域交流科目(学部)」「地域創造科目(大学院)」の紹介や、地域で学んだことをグローバルな視点で捉え直す場として国際ブランチ(海外協働教育研究拠点)の紹介がありました。大学が目指す実践的で先進的で開放的で国際的な人材を輩出するためのひとつの取り組みとして、地域連携があることを広く知ってほしいと話しました。

 第二部では、川添 裕 都市社会共生学科教授をコーディネーターに、小林副市長と都市科学部教員によるパネルディスカッションを行いました。はじめに各教員の研究の視点から、プレゼンテーションが行われました。江原 由美子 都市社会共生学科教授からは、人口減少問題に関連して女性の社会参加とダイバーシティの人材育成について、野原 卓 建築学科准教授からは、横浜市の都市デザインの歴史を大事にした様々な人が活躍できるまちづくりについて、中村 文彦 都市基盤学科教授からは、市民の力を活かしながらの持続性をめざした実験バスなど、モビリティの取組みについて、小池 文人 環境リスク共生学科教授からは保全生態学の観点から、子育てしやすい自然環境や、海や里山といった自然資源の活用について、川添 裕 都市社会共生学科教授からは外国人観光客や外国人労働者など Visitor の都市という発想からまちを活性化することについて発表がありました。これらの多岐にわたるテーマについて、小林副市長を交えて、活発な議論が行われました。

 パネルディスカッションの終わりに、川添教授から、学生のみなさんはキャンパスの外に出て、街を見たり、イベントに参加したり、そういう経験をしてほしいとの言葉がありました。また、小林副市長からも、ぜひ横浜市役所を活用してくださいと温かいお言葉をいただきました。

 最後に、佐土原都市科学部長から、これからも自治体や企業、地域の方々の協力を得ながら、都市科学という新しい学問を育てていきたいと閉会挨拶がありました。本シンポジウムは、横浜という都市への理解を深めるとともに、都市科学の領域の大きさを肌で感じる貴重な機会となりました。
会場の様子
会場の様子

(担当:都市科学部)


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