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第3回都市科学シンポジウム「都市の親水空間を考える」ポスターデザイン公募結果

都市科学部では、7月13日(土)に開催される都市科学シンポジウムのポスターデザインを公募しました。都市科学シンポジウムは、都市科学というものの可能性や都市科学部がどのような使命を担うのかを、学生とともに考える場として毎年、開催しているものです。選考の結果、建築学科2年の古田崚馬さんの作品が入賞しました。古田さんには川添裕都市科学部長から賞品が手渡されました。
左)川添学部長 右)古田崚馬さん
左)川添学部長 右)古田崚馬さん

都市科学部長・講評

 
 今回、9名の学生の皆さんから応募をいただきました。短い時間のなかでそれぞれ工夫を凝らした作品で、都市科学部生のパワーと未来への可能性を感じ、とてもうれしく思っています。ありがとうございました。
 私はかつて出版マスコミの現場に20年余りいて、自身でもいくらかグラフィックデザインをやってきた人間ですが、デザインの良し悪しは、ある一つだけの基準から、一つだけの視点から語れるものではないと考えています。実際には、テーマやコンセプトをどう受けとめて具体的な表現にしていくか、「面(空間)」をコントロールしながらどうやって「面(空間)」の限界から表現を溢れ出させていくか、どのように瞬時に人の目をキャッチして反応を起こさせていくか、色彩の構成、文字要素の格付けと構成、ラインの構成、「光(明暗)」の構成、そして、凡庸ではなく個性的であることなど、さまざまな要素が存在します。したがって、皆さんの作品のなかからどれを採用作とするかでは、しばし悩みました。選考は、私、川添裕と、雑誌『SD』及びキューレーターとしての経験をもつ寺田真理子先生の2名で、学生の氏名や所属を伏し作品だけを見るかたちでおこないました。
 結果として、建築学科2年の古田崚馬さんの作品を採用作とすることで一致し、著作権等を確認のうえ、最終的に決定いたしました。古田さんの作品は、シンポジウムのテーマである「都市の親水空間」を受けとめて、それを柔らかな表現でオリジナルに絵画化したものであり、その工夫に「知のはたらき」を最も感じました。なお、他の応募者の作品に空間構成やデザイン構成、デザインテクニックにおいて優れたものが数作あり、またそれぞれに、今後の可能性や伸びしろを感じました。
 都市をさまざまなかたちでデザインする都市科学部にとって、こうしたポスターデザインも大切な一つの実践の場だと考えています。これからも機会をもうけていきますので、ともに実践し、日本で唯一のこの都市科学部を盛り上げていきましょう。

(担当:都市科学部学務係)


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